mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

牡丹見物旅行④

2013-04-29 11:45:58 | 旅行

翌日・・・本来なら午前中どこかを観光して午後の新幹線で青島に帰るつもりだったのだが

歴史好きの夫は孙膑sunbin(戦国時代の軍師)の故郷を訪ねたかったのだが・・少し遠くて時間がなく取り止めにした

 

  

いつも通り5時半に目覚め、朝食をとりバスセンターへ向かう。 早朝はまだまだ閑散としている街中

 


 帰りの新幹線の切符が12:39発しか取れず、仕方なく菏泽7:10発のバスに乗って济南に向かう

しかし、このバスは济南駅には行かず、別の長距離バスセンターに行くのでそこからタクシーで駅に行かなければならない

以前も経験したことなので・・济南駅行のバスに乗れば良かったのだが・・切符売り場の係員が凄く早口で、慌ててしまう

夫も「济南まで行けば何とかなる」と思っているので問題なし!



高速に乗る前の道端では・・

 長閑に朝ご飯を食べている人たちがいる


高速道路では途中、大渋滞に遭う・・どうしたことかと外を見ていた夫が「あっ、交通事故だ!」と言う

济南に着くまで3回も交通事故に出遭う・・济南に着いたらゆっくり昼食を取ろうと思っていたが、だんだん怪しくなる

 中央分離帯に乗り上げた大型トラックをクレーンで引き上げている


二つ目は車が路肩に傾いていて道路上に荷物が散乱している

もう一つは荷台の荷物が燃えていたらしい・・反対車線で事故の様子が分かり辛かったが、相当時間が経っていたようだ

 


4時間かかって到着した济南長距離バスセンターの周りは人でごった返している


タクシーを捕まえようにも全て乗車拒否される・・どうして? 

前回も同じようで仕方なく30元で包车したのを思い出す

私たちの様子を見た白タクの客引きが「一人5元で駅まで行くよ!」と言う

二人で10元は安いが、車を見るとオンボロの3輪タクシー・・・しかし、背に腹はかえられず、乗り込む


5年近くも中国に居れば、大胆になって来るものだと我ながら驚く

 


夫はどうしても昼食をとりたいらしく、駅の傍のホテルのレストランで食事をしようと言う

新幹線の出発までには45分くらいしかない。 

食べるのには時間はかからないが、調理が間に合う?



係員に新幹線まで時間があまりない旨を話し、出来るだけ急いで調理をしてもらうように頼む

  

左;西红柿鸡蛋汤xihongshijidantang~このスープもどこの地域にもある中国ではポピュラーなスープ
右;肉丝面条rousimiantiao~注文する時は焼きそばかスパゲティのようなものを想像していたのだが
                   さっぱりしていて温麺のような感じ


ゆっくり味わって食べる時間がなくそこそこに食事を済ませる。 

 

中国の駅前には大体田舎から出てきた人たちがこの様にして過ごす姿が多くみられる

子供や母親はお疲れ気味、元気なお父さんたちはカードを楽しんでいる・・待合室はあるのにどうしてだろう?


もしかしたら身分証明書のランクで、こういう人たちは待合室は使えないのだろうか(いつか誰かに尋ねてみよう)

 


無事、新幹線に間に合い帰路に着く・・中国の新幹線、日本に負けじと300kを謳っているものの、

事故以来速度は押さえているようだ・・・今日も最高速度188k位

 

車窓からの風景

 向かい側のホームにランニング姿の男性

 

有る地域ではずっとこの様なビニールハウスが続いている・・何が栽培されているのだろうか?

 

書き忘れていたが・・菏泽も济南もずっとこの様に霞んでいた

菏泽ではマスクをかけた人を何人か見かけたが、济南では全く見かけなかった

济南は山東省の省都で湧き水で有名な都市なのに・・とても埃っぽく薄汚れた感じがする


こうして見ると青島はまだましな方なのかもしれないと少々安心

 

満開の牡丹の花を観ることはできなかったが・・菏泽を訪れることができて好かった

曹州牡丹園の満開の牡丹の花を観ることができたら、夢の様だったろうと想像できる


「できれば洛陽の牡丹の花を観に行ってみたいものだ」と、夫と話している


牡丹見物旅行③

2013-04-29 10:09:53 | 旅行

全ての観光を終え、ホテルに帰る3輪タクシーから眺めた風景


この街は普通乗用車は少なく・・移動は電気自転車やバイクらしい

 とってもお洒落な3輪電気自転車

お買い物は自家用3輪車で・・

 

 

济南に旅行した時にも見かけて驚いたが・・・

                            

歩道を普通に車が走ってくる・・この後にも何台も走ってきた。 

歩道と言えども危なくてボ~としてはいられない!

 

こんな小さな街で食事をする所があるだろうかと少々心配をしたが・・

ホテルのすぐ近くに中国の豆乳で有名なチェーン店永和豆浆yonghedoujiangを見つけ、ここなら間違いはないだろうと入る

  レジの後ろに料理の写真が貼ってあったので、食べたことのある料理を注文する

1 2 3 4 

1;宫保鸡丁gongbaojiding~四川料理の代表で、小さく角切りにした鶏肉をピーナツや青唐辛子と油で揚げ、
                   辛味のある餡を掛けてある。
2;西红柿炒鸡蛋xihongshichaojidan~トマトと、卵の炒め物。 どこにもある料理だが味が少し違う
3;红烧茄子hongshaoqiezi~红烧とは材料を砂糖で炒めた後、醤油などの調味料で煮込む料理法
4;扬州炒饭yangzhouchaofan~中国にはチャーハンの作り方は色々ある。  扬州は江苏省の一都市。


ここで一大ハプニングが・・・

宫保鸡丁を少し食べた我が夫・・あっ、と言って鼻を押さえた。

見ると・・夫の鼻から鼻血が出ている! 夫はただの鼻水だと思っていたらしく慌ててティッシュで鼻を塞ぐ。


辛い物が大の苦手な我が夫・・・先日も青島の四川料理の店で宫保鸡丁を食べたが、その時は何ともなかった。

青島の店は四川料理の老舗でとても美味しかった・・ここのは辛いばかりで美味しいとは言い難い


何が違ったのだろう!?  これからは注意をしなければならない。

私は辛いのは平気だが・・ちょっと気になって、殆ど残してしまう

 

午后からの観光だったにも関わらず・・・夫の万歩計は11000歩を示している

足に問題を抱える私は途中で歩けなくなると困るので、万全の処置を施した来たお蔭で指先が少々痛むものの

問題なし!


ホテルに戻りシャワーを浴びると早めに床に就く・・・朝までぐっすり!

   

このホテルまだ新しいのだろうか、とても清潔で気持ちが良い。 これで250元(週末料金)足らず。

 

続く


牡丹見物旅行②

2013-04-29 07:06:51 | 旅行

園内にあった国花館を見つけ見学(牡丹の花の歴史、古代からの牡丹の絵柄の磁器、花神の像など)した後、


門前に待機している3輪タクシーに乗って次の古今牡丹園に向かう(4元也)

ここの3輪タクシーの運転手は女性が多く、料金も吹っかけて来ず良心的

 

 ここは70歳以上が無料と言うことだったが・・

花が盛りを過ぎていることもあってか、無料で入園させてくれる(感謝)

 

中に入るとすぐに、この様な形(獅子?)に剪定された動物がお出迎え

 

 

   これは何?


ここはそんなに広くなく、一般の公園くらいの広さに沢山の牡丹の花が植えられている

 

一際賑わっている場所があったので行ってみると、沢山の牡丹の花が満開!

夫も中に入って記念に写真を撮るが・・・これは真っ赤な偽物で写真屋が記念撮影用に用意しておいた物らしい

(お金を払って)写真を撮らない者はすぐに出ていくように言われる(そう思ってみると花の色が鮮やか過ぎる)

 

それにしても・・偽物と知っていながら、嬉々として写真を撮ってもらっている気持ちが分からない

我が夫も、「折角だから、私たちも1枚撮ってもらおうか?」と言うが、私は断固拒否する

 

ここは前に行った曹州牡丹園とは趣が少し違う

 

                    

明の時代の花園が基礎になっているそうなので、この様なオブジェはその時代からの名残かもしれない


他にも・・

この様に大きな木香薔薇がある・・・我が家にある木香薔薇はきれいな黄色だがここのは白い木香

少し蒸し暑かったので木陰で憩っている人たちを見かける

 

見物を終わって外にでると、3輪タクシーの運転手は・・・

 おじさんはマージャンに

          おばさんたちはおしゃべりに

興じており、話しかけられない!


ここの案内係の女性がとても親切で・・今から行くなら改革記念館が良かろうと3輪タクシーの値段交渉までしてくれる

どこの記念館もそうだが・・私たち日本人にとってはとても平静では見学できない



閉館時間も迫っていたので早々に引き上げる

 

続く