翌日・・・本来なら午前中どこかを観光して午後の新幹線で青島に帰るつもりだったのだが
歴史好きの夫は孙膑sunbin(戦国時代の軍師)の故郷を訪ねたかったのだが・・少し遠くて時間がなく取り止めにした
いつも通り5時半に目覚め、朝食をとりバスセンターへ向かう。 早朝はまだまだ閑散としている街中
帰りの新幹線の切符が12:39発しか取れず、仕方なく菏泽7:10発のバスに乗って济南に向かう
しかし、このバスは济南駅には行かず、別の長距離バスセンターに行くのでそこからタクシーで駅に行かなければならない
以前も経験したことなので・・济南駅行のバスに乗れば良かったのだが・・切符売り場の係員が凄く早口で、慌ててしまう
夫も「济南まで行けば何とかなる」と思っているので問題なし!
高速に乗る前の道端では・・
長閑に朝ご飯を食べている人たちがいる
高速道路では途中、大渋滞に遭う・・どうしたことかと外を見ていた夫が「あっ、交通事故だ!」と言う
济南に着くまで3回も交通事故に出遭う・・济南に着いたらゆっくり昼食を取ろうと思っていたが、だんだん怪しくなる
中央分離帯に乗り上げた大型トラックをクレーンで引き上げている
二つ目は車が路肩に傾いていて道路上に荷物が散乱している
もう一つは荷台の荷物が燃えていたらしい・・反対車線で事故の様子が分かり辛かったが、相当時間が経っていたようだ
4時間かかって到着した济南長距離バスセンターの周りは人でごった返している
タクシーを捕まえようにも全て乗車拒否される・・どうして?
前回も同じようで仕方なく30元で包车したのを思い出す
私たちの様子を見た白タクの客引きが「一人5元で駅まで行くよ!」と言う
二人で10元は安いが、車を見るとオンボロの3輪タクシー・・・しかし、背に腹はかえられず、乗り込む
5年近くも中国に居れば、大胆になって来るものだと我ながら驚く
夫はどうしても昼食をとりたいらしく、駅の傍のホテルのレストランで食事をしようと言う
新幹線の出発までには45分くらいしかない。
食べるのには時間はかからないが、調理が間に合う?
係員に新幹線まで時間があまりない旨を話し、出来るだけ急いで調理をしてもらうように頼む
左;西红柿鸡蛋汤xihongshijidantang~このスープもどこの地域にもある中国ではポピュラーなスープ
右;肉丝面条rousimiantiao~注文する時は焼きそばかスパゲティのようなものを想像していたのだが
さっぱりしていて温麺のような感じ
ゆっくり味わって食べる時間がなくそこそこに食事を済ませる。
中国の駅前には大体田舎から出てきた人たちがこの様にして過ごす姿が多くみられる
子供や母親はお疲れ気味、元気なお父さんたちはカードを楽しんでいる・・待合室はあるのにどうしてだろう?
もしかしたら身分証明書のランクで、こういう人たちは待合室は使えないのだろうか(いつか誰かに尋ねてみよう)
無事、新幹線に間に合い帰路に着く・・中国の新幹線、日本に負けじと300kを謳っているものの、
事故以来速度は押さえているようだ・・・今日も最高速度188k位
車窓からの風景
向かい側のホームにランニング姿の男性
有る地域ではずっとこの様なビニールハウスが続いている・・何が栽培されているのだろうか?
書き忘れていたが・・菏泽も济南もずっとこの様に霞んでいた
菏泽ではマスクをかけた人を何人か見かけたが、济南では全く見かけなかった
济南は山東省の省都で湧き水で有名な都市なのに・・とても埃っぽく薄汚れた感じがする
こうして見ると青島はまだましな方なのかもしれないと少々安心
満開の牡丹の花を観ることはできなかったが・・菏泽を訪れることができて好かった
曹州牡丹園の満開の牡丹の花を観ることができたら、夢の様だったろうと想像できる
「できれば洛陽の牡丹の花を観に行ってみたいものだ」と、夫と話している