今日は五台山までの移動日として一日取ってある (どのくらいの時間がかかるか分からないからだ)
“行ってから何とか考えよう”、式の夫が足つぼマッサージの時にお客を案内してきていたガイドさんに好い情報を得ていた
五台山にもバスセンターがあるので、長距離バスで直接五台山に入山するのが好いとの事だった
しかし、2011年から5月19日が“中国旅游日lvyouri”(旅行の日)に決まってから、入場料が無料になったので
この日はどこも凄い人出だそうだ
そう言えば去年の5月19日にも、やはり世界遺産の重慶市の“大足石刻”に行った時に散々な目にあったのを思い出す
観光するのは明日(20日)だから問題はないだろうと軽く考えていた
先ず、平遥をこのバスで7:20に出発する

9:40太原建南バスセンターに到着・・すぐに夫は五台山行の切符を買いに行くが、このバスセンターから出ていないので
東客駅に行くように言われたと戻ってくる
夫にも東客駅がどこにあるのか分からない・・兎に角タクシーを捉まえなければと探すがなかなか来ない
此処でも電動3輪車が登場する・・どのくらいの距離かも分からず、30元と言う事で乗って行くことにする
40分程走って東客駅に到着10:20

夫はすぐに切符を買いに並ぶ・・・運よく12時半出発のバスの切符を買うことができる
5時間かかるそうだが、是なら到着後ゆっくりホテル探しも出来るだろう

綺麗な待合室でゆったりと1時間半を過ごし・・・30分前に改札があるので2Fの待合室に上がって行く
待合室では私はいつもマンウオッチングをする
今回も斜め前に座った中年の女性は1時間以上ずっと色んな物を食べ続けていた
12時になって改札し、バスを待つ

ところがバスがなかなか来ない・・他の所に行くバスは時間前に到着して出発時間を待っている状態なのに
何かあったのだろうか? 色んな思いが頭をめぐる
20分以上も遅れて到着したバスは乗客を乗せて12:50に出発する
中国のバスにしてはなかなかの乗り心地・・・ずっとウトウトしていた
ん? 何だか変な感じ! どうしたの?・・・・・・凄い渋滞でバスが動けないでいる



車も人も自分の思い通りに動いているのでどうにも動きが取れない
夫が車の中から「こうすればいいのに」「そんなことするからダメなんだ」とつぶやいている
実際に自分の目でご覧になってみないと分からないのですが、普通の状態でも私たちから見れば追い越し、割り込みなど
凄い運転マナーの悪さ・・それに加えて歩行者の方も車道を歩いたり、赤信号でも平気で渡ったり
観ていると段々面白くなってくる
交通警察官も出て交通整理をしていたが・・全くどうにもならない
段々我慢が出来なくたってきた乗客たちが下りて歩くと言う
何度かそういうことがあって、30名以上はいた乗客が最後の方では5,6名になった
私たちは今日中に何とかバスセンターにたどり着けばよいと思っているのでそんなに焦ってはいない
だが、バスセンターまであと少しと言う所に来て・・夫も私も「ここで降りよう!」と言う気になった
何故だかわからない・・運転者さんやほかの乗客たちがもうすぐ着くのにどうしてこんな所で降りるのだと言っている
しかし、私と夫は構わずバスを後にした
ふと見ると・・目の前に「龍XX」と言う大きなホテルがある
最近文化の時間に龍について学んだので何かが縁を感じる・・・あそこを当たってみよう!と入って行くが満室で泊まれず
引き返してくると、小さな食堂の前に座っていた男性が声をかけてくる
「食事をしていかないか?」 「私たちは宿を探しているのだ!」
「なら、家も泊まれるよ! 部屋を見てみる?」と言う具合に、トントンと話が進み・・結局そこに泊まることにする

入口は小さいが2Fが皆、客室になっているようだ・・・今日は特別に料金が高く350元だと言うので
明日も泊まるので二日で500元にしてくれるように交渉する・・なんだか考えていたが結局OK
普通ならこういう宿は外国人は止まれないのだろうが・・夫が事前に用意しておいたパスポートのコピーを渡すと安心したらしい

部屋は全く普通・・これなら150元くらいでしょう?
山の水なのか水道水がとても冷たい・・・が、シャワーの水が熱くならず、浴びることができなかった

夕食は勿論下の食堂で・・あまり期待できないと思ったので手堅く、水餃子、牛肉、炒拨烂子chaobolanzi
この炒拨烂子は山西省の特色小吃で・・・ジャガイモを使った麺料理で薄い塩味でとても美味しい
此処でも食べ切れず・・ママさんのご厚意で皿ごと部屋に持って帰り、翌日の朝食、昼食となる
部屋に帰って・・夫は地図を見ながら明日の計画を練っている(お疲れ様!)
私はお先に失礼して・・夢の中の人となる