もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「12人の優しい日本人」 リモート演劇 見ました

2020-05-11 02:20:33 | お芝居
「12人の優しい日本人」 リモート演劇

このご時世ですので、リモート演劇があれこれ上演されています。
そんな中で、三谷さんの「12人の優しい日本人」を東京サンシャインボーイズの上演時のオリジナルキャストを
ベースに吉田羊さんなども加わって、Youtubeで配信ということで。。。
これは!!と5/6に見ました。
初演など、サンシャインボーイズでの芝居や、その後の映画も見てないので、初見です。

上演方法はZOOMを使用。
最初に近藤さんが出てきて、いろいろと説明。初演時の伊藤俊人さんの話なんかも出て
ちょっとウルッときちゃいました。
そのあと三谷さんも自らちょっとご出演。

舞台での上演時は、2時間を一気に上演だったとのことだけど、
今回は前半と後半とに分けて上演でした。
私は、前半は生配信を見ましたが、そのあと後半の時間は、見ることができなかったので、
あとからアーカイブで見ました。


話の内容は、法廷劇
トラックにはねられて死亡した男性。その男性の別れた妻が、男性を突き飛ばしたとして、殺人容疑をかけられ、
その裁判を、12人の一般人が陪審員として、裁くという話。
今は裁判員制度があるけど、この芝居が書かれた当時は、裁判員制度がなかったので、
もし、アメリカのような陪審員制度があったら、、、ということで、書かれていたとのこと。

陪審員の意見は、全会一致が原則とのことで、12人が意見を交わしていくさまが、日本人らしく面白い。
最初はみんな「無罪」と言ってたが、一人の男性が意見を「有罪」へと変えて、話し合いが始まっていく。
人の意見にすぐに靡いちゃう人とか、絶対自分の意見を曲げない人とか、参加している意欲が全くない人とか
見ていて面白い。普通の会議とかでもこういう感じだよね。って。
話し合いが進んでいくにしたがって、有罪無罪が変わっていく・・・他の人の意見によって
みんな真剣に考え始めていくのが「優しい日本人」のまじめなところだなあって思った。

相島さんや、甲本さん、西村さんなどなど、さすがの役者さんばかりなので、
非常に見ごたえがありました

ZOOMだったので、画面が12分割されて、役者さんは自宅でパソコンの前に陣取って演技。
動きはないけど、でも、議論の応酬は白熱して、一種変わった舞台を見たなという感じだった。
舞台でも観てみたかったな・・・
もちろん、この作品が法廷劇なので、こういう形態に合っているものなんだけど、
この時代、劇場が閉まっていても、このような上演の仕方もあるんだなって
ちょっと前向きな気持ちになった(私がね)
まあ、もちろん、舞台での上演に勝るものはありませんが。。。

それにしても、こんな豪華な舞台が、無料で見れるなんて。。。。なんかもったいないなって

そうそう、お約束のように三谷さんも出演されてました。


それと、、、、私はまだ裁判員になったことがないけど、
実際に裁判員とかになったら、ってちょっと考えちゃいました。
人の罪を裁くって重いなと。



リモート演劇は、この前見た、ねもしゅーさんのもそうだけど、
しばらくは、増えていくかもですね。
朗読劇とかは、どんどん出てきそうだと思います。

コメント
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