もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

WOWOWで「日本の歴史」(2018年)見ました

2020-05-18 02:07:09 | お芝居

ミュージカル「日本の歴史」

三谷さんの作品で、主演が中井貴一さん。
キャストはめっちゃ豪華・・・
曲は荻野清子さん
これは絶対行きたい!!!

が、チケット争奪戦にことごとく負けて、、、結局行けずじまい(涙)
ホントにWOWOWさん、ありがとうございますです。


キャストはメインの7人のみ。
ミュージカルだけどアンサンブルなし。これはWOWOWの解説で三谷さんが言ってたけど、わざと7人だけにしたそうで。
バンドメンバーと荻野さんはずっと舞台上で生演奏。
なので、舞台のセットはごくごくシンプルでした。


「日本の歴史」なのに、いきなり、舞台はアメリカのテキサス州。
メキシコ人から土地を買って、移り住んできた家族の話から。

なんで?え?というところからスタートでした。

すると、白衣の秋元才加さんが歴史の先生という感じで、出てきて、日本の歴史を紹介しだす。


なるほど~
テキサスの家族の物語と、日本の歴史をリンクさせて話を進ませていくということか。
日本の歴史の大きな出来事を、歌やダンスによって紹介していく。
例えば最初は卑弥呼の時代。
荘園の話や、平清盛の話、織田信長・・・などなど
意外に有名でない、徳川家茂の話とか、授業で習わない歴史上の人物のこととかもあって
勉強になった(笑い)

そしてテキサスの家族の問題では
家を継ぐ継がない→卑弥呼の女王になるならない
土地の所有の問題→日本史の方の荘園や武士の領地の話
などと、うまく日本史に絡めて説明。
どちらの歴史もモチーフは「因果」
歌の中でも何度となく「因果」というフレーズが出てくる。

そっか、こうやって歴史は続いていくんだなと。
そうだよね。結局テキサスの家族もいろいろあったけど、親子3代続いていくし。

日本もアメリカも、歴史は変わらず続いていくんだな~と、思ったのでした。
なかなか、斬新な切り口での歴史のミュージカルだったけど、面白かった。
さすが三谷さんでした。


キャストでは、圧倒的にシルビア・グラブさんですね。
もう、一人だけ格が違いました。歌が素晴らしすぎる。存在感とオーラが半端なかった。
卑弥呼を演じていて、この卑弥呼は最後まで何度もでてくるんだけど、またこれが似合っていました。

それと、川平慈英さんも、さすがミュージカル俳優ですよね。
コメディ要素とかもしっかりだったし。

秋元才加さんは、すごくうまくなったですよね。
三谷さんが何度も使うだけあるなと。今回は異色の役だったけど、なかなかでした


宮澤エマさんは地球ゴージャスで拝見して以来かな。
こんな歌うまかったっけ?って思いました。テキサスの家族の方で、かなりの存在感でした

新納慎也さんも、さすがの歌唱力
でも、もっと目立ってほしかったかなあ

香取慎吾さん、久々に拝見。舞台は初めて。
いろんな役がんばってたなと。歌はほかの人がうまいからちょっと見劣りしてたけど、
でも、さすがの存在感。やっぱり元SMAP


そして中井貴一さんはさすがすぎだった。
歌が上手いのは知ってたけど、とにかく声がよい。
どんな役でもこなしちゃうのは、すごいよね~


あとは、すべてを7人でこなすから、早着替えが最高でした。
みんなホントにいろんな役をやってて、舞台袖とかどうなってるのか見てみたい。
場面転換は、基本白い幕。。。が可動式になっていて、それが動く間に移動。
いやあ、すさまじいスピードでみんな動いているんだろうな。稽古も大変だったろうなと
思いました。

忘れてはいけないのは、荻野さんの音楽。本当にすばらしかったです。


上質な歴史ミュージカルが見れたなと。。。思いました。
三谷さんの芝居は、やっぱり面白い。これも劇場で見たかったです。




さて。。。私は明日。。。もう今日だ(5/18)から通常勤務となりました。
廃人のような自宅待機生活も終わってしまうと寂しいな~
でも、たくさんドラマや映画や舞台が見れてよかったです

だいぶ感染者も減ってきたので、気を緩めずに、このまま収束できるよう
みんな、生活を変えて頑張っていきたいですね。
そうすれば、まずはお芝居かな?それからサッカーやライブも復活できるのではと期待しています


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WOWOWで「悪童」(2015年)見ました  

2020-05-18 01:31:57 | お芝居
TEAM NACS第15回公演 「悪童」

2015年の作品です。
行きたかったよ~ 
チケット争奪戦にことごとく敗れて、断念したのでした。

NACSの舞台だし。。。さらに、脚本が古沢さんで、演出がマギーさんですよ
絶対面白いに決まってるじゃないですか。

で。。。面白かった。行きたかったな~
でも、あとでWOWOWで見れたのはうれしいです。

登場人物はNACSの5人のみ
話の内容は、中学校の同級生が、そのころよく来ていた、
廃業したレジャー施設に集まって、そのころのあれこれを・・・という話です。
が、話は二転三転して、すごく面白かったです。

5人は卓球部。
呼び出したのは戸次さん演じるチャック。チャックは地元で定食屋を継いでる。
そこに市役所職員の音尾さん、社長になっているヤスケンさん、
普通の家庭を持つサラリーマンの森崎リーダー、そして画家になった大泉さんが次々と現れる。
大泉さんのあだ名は江口だからエロッチってのが笑える。

チャックは立てこもっていて、警察から説得されていたが、
そのときに5人を呼び出すよう要求。
その理由は、中学校のときに、みんなはここによく来ていたが、自分は
親からダメだと言われ、思い出がないから、今回思い出を作りたいということだった。
それには、理由があり、自分は病気でもうすぐ死んでしまうから、その前にということだった。

みんな、しょうがないと、チャックの思い出作りに付き合って遊ぶ。

が、卓球部の顧問のカモダの話になり、彼のことをみんなが嫌ってた話になる。
「カモダ暗殺計画」を実行しようとしてたことを思い出し、みんなで廃材を殴ったりする。

次に、今日これなかった同級生のトンペイのことに。彼は足が悪く、カモダに虐待され。
屋上から自殺未遂をしていたのだった
それを止められなかったと悔やむ面々だが、話していくうちに、トンペイを自殺未遂に
追い込んだのは、卓球部の面々だったってことがわかっていく。
みんな、その気はなくても、トンペイを追い詰めてしまっていたのだった。

が。。。。そこでどんでん返しが。
実はトンペイは、自殺未遂ではなく、事故だったことがわかる。
というのは、屋上から女子更衣室が覗けるということで、覗いていて足を踏み外してしまった
だけだったのだ。
事実を知っていたのはエロッチだけで・・・
みんなガックシで・・・

同級生の彼らの現在も・・・
ヤスケンさんの会社は倒産の危機だし、大泉さんは画家といってももう絵が描けないし
サラリーマンのリーダーは毎日繰り返される単調な生活に飽き飽きしているし・・・
もう死にたいなんて話し出す。
と、チャックが突然、怒り出す。死にたいなんて言うなと。

最初は自分がもう余命いくばくもないからかと思ってたら、
実は、余命いくばくもないのは、音尾さん演じる西くんで。
チャックは西くんのために、こんな芝居をしてみんなを集めたのだった。
さらに、病気なのは西くんだったことがわかる。
死にたくないと泣く西くん。みんな西くんに駆け寄り・・・

ここで、幕かと思いきや。
トンペイの話に。飛び降り事故の前に部室に残されていたメモから、
次々と場所を示す連想ゲームになり、西くんの探していたゴーストバスターズのビデオが見つかり
さらにそこにトンペイからの手紙が。
みんなへの感謝が書かれていた・・・

そして西くんに一言ずつ声をかけて、みんな去っていく。。。

今度こそ終わりかと思ったら、なんと、トンペイがブロードウェイで賞を取ったという
ニュース。それを喜ぶ5人で。。。幕



そうだった。古沢さんの本だった。
だから、二転三転のどんでん返しが、あるんだよね。
5人のキャラにあてがきしたような内容だし、二転三転がまた最高によかったよ。
めっちゃ騙されました。(さすが、コンフィデンスマンJPの方)

5人が中学の同級生という設定最高ですね。
中学生って、一番思い出多き時代ですもんね。
さらにいろんなことが起きる青春時代でもあるし。
そのころのあれこれを、うまく描いているし演じているし。。。ホントに面白かった。

ただ面白いだけでなく、名前だけしか出てこないのに存在感抜群のトンペイの話から
ホロッとさせられるところも多々あり。
うん、とってもいいものを見たって感じです。

願わくば、チケット取れて劇場で見たかったな。
NACSの面々。。。最高です。

この次の「パラムシル」は何とか行けたけど。
次のお芝居もとれるかわかんないし。
でも、注目していきたい劇団ですよね。

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