劇団年一「肌の記録」 リモート演劇
5/7に生配信で見ました。
劇団年一は、柄本時生、岡田将生、落合モトキ、賀来賢人さんで結成。
「肌の記録」は劇団た組の加藤拓也さんが脚本演出。
劇団た組は名前しか知らなくて、芝居を見たこともないんですけど。
キャストに惹かれて、見ました。2週間リモート稽古をして、この日に一発撮りをしたとのこと。
ねもしゅーさんと、三谷さんのリモート演劇とは、ちょっと毛色が違って、
キャストがカメラをもって、家の中を歩いたりと、かなり動きがある芝居になっていて、
なかなか面白かった。
動きをつけることで、見る側としても、視点が変わったりと幅が広がった気がします。
さて、話の内容ですが、今から100年後くらいの、近未来が舞台で、
そこで暮らす4人の同級生の日常が描かれます。
なんかね~この内容、かなりシュールなんだけど、でも、100年後はそうかもって
思っちゃうのが怖かったです。
100年後はオールリモートの世界。
外出は基本禁止で許可証がないとできない。学校も仕事もリモートで。
幼馴染といっても、オンラインでしかあったことがない。
6歳のときから今までを4人が演じていく。
文献からかくれんぼを見つけ、やってみるが。。。。
中学生くらいのときを演じてるときかな?「おセック」の話はちょっとびっくり
100年後は、結婚もオンラインでのお見合いから始まるので、
「おセック」は結婚相手としか、当然子づくりのために行うもので、
やり方も国の監修の動画で勉強するということ。
そうやって、みんな大人になっていく。
許可がないとできない外出だが、将生が、お見合いした女の子に会いに行ったという
話をする。そしてその感動を話すと、賢人がそれに影響をされ、たびたび外出をするようになっていく。
30歳になった彼ら。賢人は空き家に忍び込み、ほかの3人はそれを通話で見ている。
そこで、演劇の台本を見つける。その台本をやってみようとなり、演じていくことで
違和感を感じていく彼ら。その台本は、今の時代の日常での気持ちのずれを描いたもので、
100年後の世界を生きる彼らが感じたことのない感覚だったのだと思う。
人と実際に接することで起こる感覚を感じ取り、何かをつかんだかの様な彼ら・・・
急に賢人が「誰か来た。やばい!」という。
一瞬にして緊張する4人・・・・
が、「うっそ~」とふざける賢人。
びっくりした~よかった~とホッとする4人。
ここで、お芝居は終わる。
そして時生ひとりが映され、僕らは機械によって、生きている。会わなくても生きていられるのです。と話す。
さらに「お疲れさまでした」という時生。
また画面上に4人が映り、素の4人に戻り、感想を言い合う。
うーん、なんというか。本当に100年後はこういう世界かもと、思ってしまえるのが怖い。
感染症が蔓延して、こういう世の中になることだってありうるけど。
最後に時生が言った「機械によって生きているので、会わなくても生きていられる」という世界は怖い。
タイトルにある「肌」のぬくもりや感覚がわからなくて、生きていくってことなんだから。
「肌」で触れ合わなくても、実際に会うことで、いろいろな感覚や感情が研ぎ澄まされるわけで
それを知らずに大人になっていくって。。。30歳になっても、知らないわけなんだよね。
そしてオンラインお見合いで結婚した人と家庭をもち、子供を作って、その子供も。・・・・
うーん、そんな世界にはなってほしくないなと、思ったのだった。
こういう世界に、今後なっていく可能性もあるのかもと思ったら、怖いなと考えさせられた。。。
リモート演劇でもこんなに見ているものに伝わるんだなって、今回の芝居を見て思いました。
ん?そう考えるとオンラインでも、「肌」のぬくもりを知らなくても大丈夫か?
なんて一瞬思っちゃったけど・・
ただ、こういうツールがあることで便利だし、伝わることもたくさんはあるけど、
でも、それは私たちが、実際に「肌」のぬくもりを知ってるから、補完して考えることができるから
伝わるのかもしれないなと。。。
うーん、うまく言えないけど、伝わるものが多々ある、お芝居でした。
今回はカメラワークも面白かった。自分たちの撮り方もいろんなアングルで撮ったり、
賢人が潜入しているときは、画面を暗くしたり、
何歳の時期をやります。と宣言と同時に数字を書いた紙をだして、場面転換をしたり、
と、いろいろと工夫していたので、普通の会話劇だけとは違った臨場感を感じることができました。
いや~面白かった。
リモート演劇もなかなか面白い。
でも、、、、やっぱり劇場で実際に触れ合える演劇が早く見たくなりました。
コロナ・・・早く収まってほしい。
もしかしたら、そのあとも、劇場のありかたとか変わるかもしれないけど、
でも、直接劇場で、早く芝居に触れ合いたいです。
5/7に生配信で見ました。
劇団年一は、柄本時生、岡田将生、落合モトキ、賀来賢人さんで結成。
「肌の記録」は劇団た組の加藤拓也さんが脚本演出。
劇団た組は名前しか知らなくて、芝居を見たこともないんですけど。
キャストに惹かれて、見ました。2週間リモート稽古をして、この日に一発撮りをしたとのこと。
ねもしゅーさんと、三谷さんのリモート演劇とは、ちょっと毛色が違って、
キャストがカメラをもって、家の中を歩いたりと、かなり動きがある芝居になっていて、
なかなか面白かった。
動きをつけることで、見る側としても、視点が変わったりと幅が広がった気がします。
さて、話の内容ですが、今から100年後くらいの、近未来が舞台で、
そこで暮らす4人の同級生の日常が描かれます。
なんかね~この内容、かなりシュールなんだけど、でも、100年後はそうかもって
思っちゃうのが怖かったです。
100年後はオールリモートの世界。
外出は基本禁止で許可証がないとできない。学校も仕事もリモートで。
幼馴染といっても、オンラインでしかあったことがない。
6歳のときから今までを4人が演じていく。
文献からかくれんぼを見つけ、やってみるが。。。。
中学生くらいのときを演じてるときかな?「おセック」の話はちょっとびっくり
100年後は、結婚もオンラインでのお見合いから始まるので、
「おセック」は結婚相手としか、当然子づくりのために行うもので、
やり方も国の監修の動画で勉強するということ。
そうやって、みんな大人になっていく。
許可がないとできない外出だが、将生が、お見合いした女の子に会いに行ったという
話をする。そしてその感動を話すと、賢人がそれに影響をされ、たびたび外出をするようになっていく。
30歳になった彼ら。賢人は空き家に忍び込み、ほかの3人はそれを通話で見ている。
そこで、演劇の台本を見つける。その台本をやってみようとなり、演じていくことで
違和感を感じていく彼ら。その台本は、今の時代の日常での気持ちのずれを描いたもので、
100年後の世界を生きる彼らが感じたことのない感覚だったのだと思う。
人と実際に接することで起こる感覚を感じ取り、何かをつかんだかの様な彼ら・・・
急に賢人が「誰か来た。やばい!」という。
一瞬にして緊張する4人・・・・
が、「うっそ~」とふざける賢人。
びっくりした~よかった~とホッとする4人。
ここで、お芝居は終わる。
そして時生ひとりが映され、僕らは機械によって、生きている。会わなくても生きていられるのです。と話す。
さらに「お疲れさまでした」という時生。
また画面上に4人が映り、素の4人に戻り、感想を言い合う。
うーん、なんというか。本当に100年後はこういう世界かもと、思ってしまえるのが怖い。
感染症が蔓延して、こういう世の中になることだってありうるけど。
最後に時生が言った「機械によって生きているので、会わなくても生きていられる」という世界は怖い。
タイトルにある「肌」のぬくもりや感覚がわからなくて、生きていくってことなんだから。
「肌」で触れ合わなくても、実際に会うことで、いろいろな感覚や感情が研ぎ澄まされるわけで
それを知らずに大人になっていくって。。。30歳になっても、知らないわけなんだよね。
そしてオンラインお見合いで結婚した人と家庭をもち、子供を作って、その子供も。・・・・
うーん、そんな世界にはなってほしくないなと、思ったのだった。
こういう世界に、今後なっていく可能性もあるのかもと思ったら、怖いなと考えさせられた。。。
リモート演劇でもこんなに見ているものに伝わるんだなって、今回の芝居を見て思いました。
ん?そう考えるとオンラインでも、「肌」のぬくもりを知らなくても大丈夫か?
なんて一瞬思っちゃったけど・・
ただ、こういうツールがあることで便利だし、伝わることもたくさんはあるけど、
でも、それは私たちが、実際に「肌」のぬくもりを知ってるから、補完して考えることができるから
伝わるのかもしれないなと。。。
うーん、うまく言えないけど、伝わるものが多々ある、お芝居でした。
今回はカメラワークも面白かった。自分たちの撮り方もいろんなアングルで撮ったり、
賢人が潜入しているときは、画面を暗くしたり、
何歳の時期をやります。と宣言と同時に数字を書いた紙をだして、場面転換をしたり、
と、いろいろと工夫していたので、普通の会話劇だけとは違った臨場感を感じることができました。
いや~面白かった。
リモート演劇もなかなか面白い。
でも、、、、やっぱり劇場で実際に触れ合える演劇が早く見たくなりました。
コロナ・・・早く収まってほしい。
もしかしたら、そのあとも、劇場のありかたとか変わるかもしれないけど、
でも、直接劇場で、早く芝居に触れ合いたいです。