シス・カンパニー公演 「グッドバイ」 シアタートラム 2013.12.5 15:00~
シアタートラムでのシスカンパニー公演。シアタートラムは小さいハコなんで見やすいし、キャストもなかなかなので、チケットゲット。
席は後ろの方でしたが、問題なく見れました。
内容は、北村想作の芝居で、太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」をモチーフにしたものだそうで。
太宰治の「グッド・バイ」は名前しか知らなくて読んだことはありません。SISのページにあらすじが書いてあったので・・・
「雑誌「オベリスク」の編集長でありながら、実は戦後の闇商売でしこたま稼ぎ、10人の愛人をもつという男・田島。
心機一転、田舎に残した妻子を呼び寄せ、やり直そうと、愛人たちと別れる決意をする。
そして、ある美女を細君と偽り、愛人たちのもとを次々に訪ね諦めさせようという作戦に出る。
作戦は効を奏し始めたように見えたのだが、この美女キヌ子も、実はなかなか一筋縄ではいかない手強い女
次第に主導権を奪われそうになり・・・・・・。 」
なるほど、これをモチーフにってことなんですね。
で、この芝居のあらすじは(公式HPより)
「8人の愛人をもつという大学教授・黄村先生(段田安則)は、助手・渡山(柄本佑)の提案で、ひとりの若く美しい娘(蒼井優)を雇い、愛人たちとの関係を清算しようと、ある計画を実行することになった。
一緒に愛人の元を訪ね、「彼女と一緒になりたい」と告げて諦めさせようというのだ・
計画は順調に運び、あと一歩というところまで来たかに見えたのだが・・・」
愛人との関係を清算しようと、美女と一緒に愛人のもとに訪れ、別れ話をするってのと、
この美女が一筋縄ではいかない女だっていうところの設定を使っていると。。。
でも、他のところは北村想のオリジナルってことですね。
まあ、原作も未完だしね。
で、お芝居の感想なんですが。。。
私はあんまり得意でない芝居のジャンルですね。
最近、自分の好みがはっきりしてきた気がする。ちょっと前までは、なんでも面白がって見るってスタンスだったけど、ここんとこは自分の好きな感じでないと、正直飽きちゃうんですよね。
要は、私はあんまり好きでなかったということで。
教授が秘書(愛人と別れ話をするとき同行するという役割)の面接をしていて、助手とその件についてのあれこれしていて、そこに蒼井優ちゃん演じる理七がやってくる。
これがめっちゃ河内弁のじゃじゃ馬娘なわけ。でもきれいということで採用。
ところが、実は理七の実際は、こんなじゃじゃ馬でなく、ごく普通の人。それも助手の渡山の婚約者で、渡山が大学の理事長(教授の後妻である)に頼まれて、このように仕組んだわけ
理七は教授についていき、愛人たちと別れることに成功していく。
ところが、一緒にいるうちに、理七も教授もお互いの気持ちが変わっていく。
教授は、亡くなった妻のことが忘れられずにいた。その心の穴を埋めるように愛人を作っていたのだ。教授は理七に亡くなった妻を重ねていくようになったのか。
また理七も教授のことを意識するようになっていったのか。。。
最後、せっかく買ったパラソルを渡すこともないまま、理七に解雇を告げる。が、屋台の店主に言われて理七を追いかけていく。
最初、教授・・・が、しがないおじさんにしか見えず、なんで8人も愛人がいるんだろうって不思議でしたが、愛していた妻が亡くなった心の穴を埋めるべく次々と愛人をってことだったんですね。
それから教授がいつもいくおでんの屋台も1つの舞台になっていて、屋台のおやじと常連の克実さんと山崎ハコさん
途中途中、教授たちとかかわってくるんだけど、かといってガッツリ絡むわけでなし。距離をとった感じで。。。そこんとこがワタシにはよくわからなかったんだけど。
最後の山崎ハコさんの歌は、何か切なく、そして何か迫力があった。。。
物語を締めるには、ふさわしい感じだったなと。。。
「グッド・バイ」というタイトルは、もちろん太宰の本からなんだけど、
この芝居の中では、教授が愛人の女性と別れた後、理七が「グッドバイ」というお約束のようで。。。
キャストの感想では、段田さんはやっぱり上手いです。細かい表情だったり、声の抑揚だったり。。。狭い劇場だから、後ろでもよく見えました
蒼井優ちゃんも、河内弁の女と、普通の女と。。。ともすれば2役のようだけど、演じ分けてました。彼女は本当に透明感があって好きな女優さんです。
それと、おでん屋の半海一晃さんと克実さんの二人の醸し出す雰囲気がね、なんか好きでした。
でも、やっぱり私のような単細胞なミーハーな人間は、ドタバタとした芝居とか笑っちゃうような芝居とか感動的な泣ける芝居とか。。。なんか動きのある芝居の方が好きなんで、
あまり動きがない、心情的な芝居だと、睡魔もくるし飽きちゃうという。。。
自分に残念でした。
シアタートラムでのシスカンパニー公演。シアタートラムは小さいハコなんで見やすいし、キャストもなかなかなので、チケットゲット。
席は後ろの方でしたが、問題なく見れました。
内容は、北村想作の芝居で、太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」をモチーフにしたものだそうで。
太宰治の「グッド・バイ」は名前しか知らなくて読んだことはありません。SISのページにあらすじが書いてあったので・・・
「雑誌「オベリスク」の編集長でありながら、実は戦後の闇商売でしこたま稼ぎ、10人の愛人をもつという男・田島。
心機一転、田舎に残した妻子を呼び寄せ、やり直そうと、愛人たちと別れる決意をする。
そして、ある美女を細君と偽り、愛人たちのもとを次々に訪ね諦めさせようという作戦に出る。
作戦は効を奏し始めたように見えたのだが、この美女キヌ子も、実はなかなか一筋縄ではいかない手強い女
次第に主導権を奪われそうになり・・・・・・。 」
なるほど、これをモチーフにってことなんですね。
で、この芝居のあらすじは(公式HPより)
「8人の愛人をもつという大学教授・黄村先生(段田安則)は、助手・渡山(柄本佑)の提案で、ひとりの若く美しい娘(蒼井優)を雇い、愛人たちとの関係を清算しようと、ある計画を実行することになった。
一緒に愛人の元を訪ね、「彼女と一緒になりたい」と告げて諦めさせようというのだ・
計画は順調に運び、あと一歩というところまで来たかに見えたのだが・・・」
愛人との関係を清算しようと、美女と一緒に愛人のもとに訪れ、別れ話をするってのと、
この美女が一筋縄ではいかない女だっていうところの設定を使っていると。。。
でも、他のところは北村想のオリジナルってことですね。
まあ、原作も未完だしね。
で、お芝居の感想なんですが。。。
私はあんまり得意でない芝居のジャンルですね。
最近、自分の好みがはっきりしてきた気がする。ちょっと前までは、なんでも面白がって見るってスタンスだったけど、ここんとこは自分の好きな感じでないと、正直飽きちゃうんですよね。
要は、私はあんまり好きでなかったということで。
教授が秘書(愛人と別れ話をするとき同行するという役割)の面接をしていて、助手とその件についてのあれこれしていて、そこに蒼井優ちゃん演じる理七がやってくる。
これがめっちゃ河内弁のじゃじゃ馬娘なわけ。でもきれいということで採用。
ところが、実は理七の実際は、こんなじゃじゃ馬でなく、ごく普通の人。それも助手の渡山の婚約者で、渡山が大学の理事長(教授の後妻である)に頼まれて、このように仕組んだわけ
理七は教授についていき、愛人たちと別れることに成功していく。
ところが、一緒にいるうちに、理七も教授もお互いの気持ちが変わっていく。
教授は、亡くなった妻のことが忘れられずにいた。その心の穴を埋めるように愛人を作っていたのだ。教授は理七に亡くなった妻を重ねていくようになったのか。
また理七も教授のことを意識するようになっていったのか。。。
最後、せっかく買ったパラソルを渡すこともないまま、理七に解雇を告げる。が、屋台の店主に言われて理七を追いかけていく。
最初、教授・・・が、しがないおじさんにしか見えず、なんで8人も愛人がいるんだろうって不思議でしたが、愛していた妻が亡くなった心の穴を埋めるべく次々と愛人をってことだったんですね。
それから教授がいつもいくおでんの屋台も1つの舞台になっていて、屋台のおやじと常連の克実さんと山崎ハコさん
途中途中、教授たちとかかわってくるんだけど、かといってガッツリ絡むわけでなし。距離をとった感じで。。。そこんとこがワタシにはよくわからなかったんだけど。
最後の山崎ハコさんの歌は、何か切なく、そして何か迫力があった。。。
物語を締めるには、ふさわしい感じだったなと。。。
「グッド・バイ」というタイトルは、もちろん太宰の本からなんだけど、
この芝居の中では、教授が愛人の女性と別れた後、理七が「グッドバイ」というお約束のようで。。。
キャストの感想では、段田さんはやっぱり上手いです。細かい表情だったり、声の抑揚だったり。。。狭い劇場だから、後ろでもよく見えました
蒼井優ちゃんも、河内弁の女と、普通の女と。。。ともすれば2役のようだけど、演じ分けてました。彼女は本当に透明感があって好きな女優さんです。
それと、おでん屋の半海一晃さんと克実さんの二人の醸し出す雰囲気がね、なんか好きでした。
でも、やっぱり私のような単細胞なミーハーな人間は、ドタバタとした芝居とか笑っちゃうような芝居とか感動的な泣ける芝居とか。。。なんか動きのある芝居の方が好きなんで、
あまり動きがない、心情的な芝居だと、睡魔もくるし飽きちゃうという。。。
自分に残念でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます