平成二十四年十一月(九州)場所(於・福岡市博多区築港本町 福岡国際センター)は千秋楽。
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日本相撲協会「本場所情報」
割り(取組表)はこちら
銀河大角力協会
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各段優勝決定日なので、決定した優勝者など。
・序ノ口
13日目に優勝決定。
◎7勝
舛東欧(東14、初。各段も初)
・序二段
13日目に優勝決定。
◎7勝
朝興貴(西47、初。各段も初)
・三段目
貴月芳(東17)と大乗(西81)で決定戦。大乗を下して貴月芳が優勝。
◎7勝
貴月芳(東17、初。各段も初)
・幕下
優勝は13日目に決定。
千代丸(西21)6勝目、達(西25)は5勝止まり。
鬼嵐(東8)を下して千昇(東15)6勝目で一桁に戻る。
◎7勝
錦木(東35、初。各段も初)
・十枚目(十両)
昨日終わったと思ったら八番相撲が組まれた青狼(東下2)。その期待に応え(?)、北磻磨を寄り倒して3勝5敗。北磻磨(東10)は4勝止まりで幕下から出直し。
誉富士10勝目、高見盛は6勝9敗で残留だがさらに後がない状況に。
旭秀鵬を突き落して双大竜勝ち越し。
磋牙司を送り出して里山11勝の大勝ち。
寶智山を叩き込んで明瀬山勝ち越し。
1敗同士で並んだ佐田の富士(西4)と栃乃若(東7)が直接対決。佐田の富士が粘って押し出し14勝1敗の優勝。13連勝した栃乃若は最後連敗で優勝を逸した。
琴禮をさっと突き落として隆の山7勝に戻す。
勝龍を叩き込んで大岩戸勝ち越し。
鳰の湖を肩透かしで玉飛鳥勝ち越し。鳰の湖(西11)5勝止まりで陥落か。
協会ご挨拶は多数の休場者に言及。
出る真鵬に横を向かせて押し出し、木村山6勝で終了。
残す貴ノ岩を押し出して宝富士9勝目。貴ノ岩は千秋楽負け越し。
天鎧鵬を寄り倒して丹蔵7勝目。天鎧鵬は幕内が遠くなる5勝止まり。
◎14勝1敗
佐田の富士(西4、初。各段も初)
十枚目年間最多勝争い。最多勝の可能性がある力士のみ挙げておく(シコ名・地位・年間勝敗・今場所の勝敗の順)。
琴勇輝(東3) 46-41-3 ●●○●● ●●○○○ ○○○○○
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以下、圏外
玉飛鳥(西2) 45-30 ○○○○● ●○○●● ○●●●○
双大竜(東8) 45-45 ●●○●● ○○○○● ○●●○○
大岩戸(西9) 45-45 ●○○●○ ○●○●● ●●○○○
真鵬(西13) 44-46 ●●○●○ ●●○○○ ○●○○●
中入り後で取った琴勇輝が勝って単独最多勝を決めた。もし敗れていれば、場所前並んでいた4人が同成績でまた並ぶところだった。
・幕内(まくのうち)
大喜鵬が初めて中入り後に登場。千代の国と一緒に倒れ込んで物言い。千代の国に団扇も取り直し。千代の国を一気に大喜鵬が押し出すが、足が出た後に千代の国が大喜鵬を投げる…が、当然勝負はついていた。大喜鵬(東十5)9勝であるいは入幕も? 千代の国(西14)は5勝10敗でまた十枚目。
琴勇輝と若荒雄、立てずに仕切り直す。2回目、若荒雄を気魄で押し倒して琴勇輝(東十3)9勝目。新入幕と単独十枚目年間最多勝。
旭日松をガンガン突き出して富士東勝ち越し。
嘉風の動きに若の里の膝が崩れて突き倒し、嘉風勝ち越し。
立てず2回目は行司待った。3回目、千代大龍に付いて行って勢が押し出し9勝目。千代大龍は10勝5敗。
雅山をタイミング良く下手投げ、時天空7勝目。雅山(西11)は5勝10敗で陥落の星だが、昇進者が少ないので残留か。
臥牙丸をまっすぐ寄り切って北太樹勝ち越し。
安を前に置いて押し倒し、玉鷲9勝目。
豪風を土俵際まで追い込みながら押し出せず、逆に豪風押し出し4勝目。常幸龍初の幕内は6勝止まり。
栃ノ心が突っ掛け。2回目、芳東を一気に寄って栃ノ心寄り切り5勝目。芳東(東15)は3勝でまたもや十枚目へ。
翔天狼を危なげなく寄り切り、魁聖7勝目。
バランスを崩しかけながらも阿覧を押し切って松鳳山10勝目、敢闘賞。
二ケタでも三賞に声がかからない両者。栃煌山を豊ノ島が動き勝って11勝目。栃煌山は10勝5敗で終了。
豊真将を受け止めて、キョージュ大道5勝で終了。豊真将は4勝でまたも三役明け渡し。
舛ノ山をいなして泳いだところを安美錦押し出し7勝目。
出る旭天鵬を妙義龍土俵際ですくい投げ、6勝で終了。旭天鵬は結局10勝。
豊響を寄り切って琴欧洲やれやれ9勝目。土俵際豊響も抵抗したが、既に土俵を割っていた。
土俵整備して恒例の三役揃い踏み。西方、大関を差し置いて抜擢の豪栄道が全く後ろと合っていなくておかしい。要の位置なんだけど…。
揃い踏みは散々だったが、相撲っぷりは大関級。琴奨菊を圧倒して豪栄道11勝目で技能賞に花を添えた。日馬富士に勝っていれば…とは言いますまい。
両者廻しを取り合う展開。出る稀勢の里に鶴竜が土俵際逆転して9勝目。最後まで詰めが甘かった稀勢の里10勝5敗が限度か。
時間でも立つ気がない日馬富士カエル仕切り。2回目、シャラガムに寄る日馬富士に白鵬残して攻め返す。最後は先輩の意地、体ごと日馬富士を投げつけて白鵬は14勝で有終の美。日馬富士は横綱と言うより力士として失格。引退をお勧めしたい。
◎14勝1敗
白鵬(横綱、3月以来23回目)
☆殊勲賞
該当者なし(7月以来48回目)
☆敢闘賞
松鳳山(前2、初)
☆技能賞
豪栄道(関脇、23年5月以来3回目)
※雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に顕彰)
豪栄道(関脇、初)
関脇の豪栄道が勝ち越し、妙義龍は6勝止まり。小結安美錦は7勝、豊真将は4勝。西筆頭で10勝の栃煌山が関脇復帰、東2で10勝の松鳳山が新小結、西6で11勝の豊ノ島が小結復帰か…と思ったが、把瑠都が陥落することを忘れていた。関脇は豪栄道と把瑠都、小結は栃煌山と松鳳山。栃煌山は筆頭で10勝しているが、関脇を3人にするほどではないと思われる。 幕内から十枚目へ陥落候補は朝赤龍・雅山・若荒雄・常幸龍・千代の国・芳東の6人、十枚目から幕内へ昇進候補は宝富士・玉飛鳥・琴勇輝・佐田の富士・栃乃若の5人。雅山・常幸龍が残留、玉飛鳥昇進せず、あるいは2人とも落として大喜鵬を上げる可能性も。
十枚目から幕下へ陥落候補は北磻磨・鳰の湖・竜電・政風の4人、幕下から十枚目へ昇進候補は東龍・城ノ龍・鏡桜の甘く見ても3人。鳰の湖は残留か。
まずは編成会議を待ちたい。