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・「意外な結果の恋愛小説 (前編)」
放送終了後の長いあらすじは下記のとおり。
コナン、蘭、園子は日本に戻ってからホテル暮しをしている世良の部屋を見せてもらう事に。世良の部屋がある30階の廊下では編集者A、B、Cがホテルに缶詰めの小説家、火浦京伍の原稿を待っていた。この後、火浦は部屋から現れ、蘭は火浦の恋愛小説「電話と海と私」にハマっていると伝える。ベルボーイたちはルームサービスの料理を並べていて、火浦は一緒に食べようと編集者3人を部屋に招き入れる。続いて、ベルガールがワインを運んできて、火浦は奥の部屋にデキャンタを運んでほしいと頼む。
火浦は一番食べた編集者の出版社の原稿を先に仕上げると約束し、編集者3人は食べる量を競う事に。その間、火浦は原稿の構想を練ると言って部屋の風呂に入る。食後、廊下に出た編集者たちは火浦の助手、水無月千秋の話題を話す。昨年、水無月を助手として雇い、昔の人気を取り戻した火浦。火浦と水無月は週刊誌に愛人疑惑を報じられ、各編集部には火浦から水無月を引き離せという脅迫FAXが届いていた。この日も水無月は火浦の真下にある29階の部屋をとっているという。
午後6時、29階からベルボーイの声が響き、コナンたちが下に降りると、水無月は部屋で絶命していた。水無月の首には索状痕があり、コナンと世良は死後2、3時間経過していると判断。騒動を聞きつけた火浦、編集者Cも現場にやってくる。編集者Cは脅迫FAXの事を打ち明け、火浦はなぜ私に知らせなかったのかと怒りを露わに。コナンと世良はその様子を見て、火浦の犯行に間違いないと考える。
この後、目暮警部と高木刑事が捜査を開始。第一発見者のベルボーイは6時にシャンパンを届けるように注文を受けたと証言する。注文したのは火浦で、6時に原稿を書き終えたら祝杯をあげるつもりだったという。火浦はラストページがうまく書けず、気分転換のため、30分くらい前に2階下にある自販にタバコを買いに行ったと証言。火浦は自分が執筆中に殺害されたと決めつけるが、コナンと世良は遺体を見ただけで死後2、3時間経過していると見抜けるのはおかしいと指摘する。火浦は2、3時間前に自分の部屋に資料を持ってくるはずだったが現れなかったのでそう思ったと言い訳する。
死亡推定時刻の3時半前後は編集者たちが火浦の部屋でご飯を食べていた時刻。編集者Cはその時間、火浦は自分の部屋にいたと証言する。4時半頃に食べ終わって廊下に出た編集者たち。それ以降も火浦が部屋から出たのは原稿を渡す時だけだったという。火浦は「電話と海と私」のラストに煮詰まり、5時半にタバコを買いに行ったと証言。火浦は脅迫FAXを送りつけてきた人が犯人と訴える。火浦は水無月と不倫関係ではなかったと告白。水無月は優秀な助手で、「電話と海と私」は彼女の作品と言ってもいいくらいだという。コナンと世良は完全なアリバイがある火浦が水無月を殺害したトリックを考えるが…。
著名人が自宅の代わりにホテルで暮らしているという話を聞くが、日々宿泊費がかかる生活ってのは気が気でないなあ…というのは貧乏人の考えなのか。
それはともかく、世良が暮らしているというホテルで起こった殺人事件。このお嬢さんを泊めていては、このホテルは事件ばっかり起こるに違いない。
今回の犯人は作家本人で、助手をどうやって編集者がいる中で殺害したのか、というところなのだろう。
それにしても、一番多く食べた社の原稿を先に仕上げるってのは、人間的にどうなの?
次回は11月30日、第760話「意外な結果の恋愛小説 (後編)」が放送された。