夢は持ち越し
平成二十二年十一月(九州)場所(於・福岡市博多区築港本町 福岡国際センター)は千秋楽。追記した。
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日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
※10月2日移転しました。旧アドレスはアクセス不可につき注意
決まっている各段の優勝者など。
・序ノ口
優勝は13日目に決定。
◎7勝
北勝国(西27、初、各段も初)
・序二段
優勝は13日目に決定。
◎7勝
藤田(西65、初、各段も初)
・三段目
中入り後に決定戦。
☆7勝
碧天(西7)・若樫固(西92)
・幕下
飛翔富士(東35)を寄り切り、慶(東44)5勝目。
北皇(東25)を寄り切り、魁(西27)5勝。
中入り後に6人で決定戦。
☆6勝1敗
南(東11)・直江(東21)・栃翼(西32)・熊谷(東37)・千代の国(東41)・妙義龍(東58)
・十枚目(十両)
勢(西下2)を突き出し、千代白鵬(東12)7勝で残留。勢は負け越して残念。
碧山(東下3)を押し出し、土佐ノ海(東8)は4勝目。残留厳しいが、碧山は負け越し。土佐ノ海は「立川」所有だが、起利錦の立川親方が「浅香山」に変更。さて、どうなるのか。
垣添を押し出し、栃乃若4敗を守った。久しぶりに十枚目の垣添、千秋楽負け越し。
明瀬山を寄り切り、魁聖も4敗を守る。
五分同士、新十枚目剣武負け越し、将司勝ち越し。
旭南海が10勝目、境澤は5敗目。7連勝しながら、優勝争いから脱落。
十文字4勝目、若天狼は6勝止まり。
十枚目2場所目で筆頭に上がった城ノ龍。今日は玉飛鳥に入らせず押し出し、6勝で終了。まだまだ戦いは始まったばかり。玉飛鳥は、また幕下から出直し。
なぜか長い仕切り。4敗同士の直接対決は、突きまくる若荒雄を凌いで叩き込み。新十枚目の安は11勝目。とりあえず4敗は3人残り、中入り後で取る豊響を待つ。
☆(11勝)3敗
豊響(西4)
☆11勝4敗
魁聖(東6)・栃乃若(東10)・安(東11)
十枚目年間最多勝争い。(シコ名(地位) 今日までの勝敗 今場所の星取
境澤(東9) 47-43 ○○○○○ ○○●●● ○●○○●
・幕内
十枚目優勝の可能性がある豊響が中入り後で取るので、先に土俵入り・その一番から。
勝てば優勝の豊響が当たって行くが、止まる。攻防の末に隠岐の海が豊響を下し、勝ち越し。十枚目の豊響は4敗。十枚目も多人数決定戦へ。
・三段目優勝決定戦
鮮やかに若樫固(西92)を下し、碧天[あおぞら]が優勝。
◎7勝
碧天(西7、21年1月以来2回目、各段も2回目)
・幕下優勝決定戦
6人いるので、「優勝戦」(トーナメント)で3人に絞り、3人で巴戦。おや、行司の触れも「優勝戦」と触れている(決定戦では「優勝決定戦」、巴戦は「優勝決定巴戦」と触れる)。
まず優勝戦。南(東11)を寄り切って妙義龍、千代の国(東41)を大熱戦の末下して栃翼、熊谷(東37)を突き出して直江が巴戦進出。
栃翼が控えに座り、妙義龍と直江。妙義龍が一気に押し出し、入れ替わって栃翼。こちらも一気に持って行って押し出し、さすがに十枚目経験のある妙義龍が、多人数とは言え幕下制して優勝。ようやく関取復帰に近付く。
◎7勝
妙義龍(東58、初、各段も初)
・十枚目優勝決定戦
4敗が4人になり、単純トーナメントの決定戦。
まず優勝戦。一気に安を押し出して豊響、まっすぐ栃乃若を寄り切って魁聖が決定戦進出。
決定戦。幕内経験のある豊響の動きを封じ、寄り倒して魁聖が優勝。
◎11勝4敗
魁聖(東6、初、各段も初)
引き続き、中入り後の取組。
長い待ち時間を経て登場の豊桜(東十2)。出て行く栃乃洋を土俵際で残して突き落とし、豊桜は9勝目で幕に戻って来る。
出て行った武州山は春日王の小手投げで転がる。春日王5勝目、武州山3勝止まりでともに十枚目から出直し。
五分同士、高見盛勝ち越し・猛虎浪負け越し。
土佐豊を外掛けで下し、豪栄道12勝の大勝ち。しかし豊ノ島の陰に隠れて三賞なし。
どっしり翔天狼を押し出し、臥牙丸9番。もっと勝っても良さそうな相撲だが…?
負け越したが、光龍を掬い投げで下し、琴春日5勝で終了。
昨日は大関を倒した瀬川、今日はがっぷり四つで寄って行ったが入れ替わり、旭天鵬に敗れる。8勝止まりだが、来場所は上位になりそう。天鵬は9勝でまだまだ頑張ります。
朝赤龍を切り返しで倒し、嘉風勝ち越し。
五分同士、豊真将を引き落として安美錦勝ち越し。倒した大関たちが優勝なら、こちらも殊勲賞ものだったが…。
玉鷲を今日も一気に押し出し、琴奨菊9勝目。
分が悪い稀勢の里戦の豊ノ島。よく動いて押し倒し、豊ノ島が第二検査初の決定戦以上を確定する14勝目。稀勢の里は10勝「止まり」で殊勲賞、豊ノ島は敢闘賞と技能賞決定。
白馬を寄り切り、栃ノ心6勝で終了。
阿覧を引き落とし、豪風も6勝で終了。
番附順に揃い踏み。ちょうど関脇以上が6人なので。
鶴竜を引き落とし、栃煌山7勝で終了。鶴竜は負け越し、ともに小結へ。
把瑠都を上手くとったり、魁皇は信じられない12勝目。把瑠都は11勝で、終盤に星を落とすうちは“大関の会”を抜けられそうもない。
結び。勝たなきゃ優勝がなくなった白鵬のはずだが、あっさり琴欧洲を上手投げ。白鵬も14勝目、去年作った年間86勝に並んで終了。そして、連勝は13で越年する。欧洲だけが蚊帳の外だった今場所、岩手から弟子を取って「琴奥州」でも育てなさい。
☆14勝1敗
白鵬(横綱)・豊ノ島(西9)
・幕内優勝決定戦
行司は伊之助親方。前回日馬富士との決定戦はどうだったろう?
豊ノ島もよく頑張った。でもそこは横綱白鵬でありまして、後ろを向かせて送り投げ。最後は横綱が締めた。
・幕内最高優勝
◎14勝1敗
白鵬(横綱、5場所連続17回目)
・殊勲賞
稀勢の里(前1、20年1月以来3回目)
・敢闘賞
豊ノ島(前9、20年5月以来3回目)
・技能賞
豊ノ島(前9、21年11月以来3回目)
・雷電賞(関脇以下の最優秀成績者を勝手に表彰)
・豊ノ島(前9、20年5月以来3回目)
関脇の栃煌山・鶴竜がともに7番で、小結へ陥落か。小結の阿覧・栃ノ心ともに負け越したので平幕へ。東西筆頭の稀勢の里が10番・琴奨菊が9番なので、関脇へ復帰。豊ノ島は優勝同点だが、9枚目で14番は大きいので、第二小結に復帰か。
幕内から十枚目へは、幕尻全休の北勝力のほか、武州山・春日王が陥落か。十枚目から幕内へは、若荒雄・豊桜・豊響が候補。魁聖が優勝したが、豊桜に代わって昇進…は?
十枚目から幕下へは、十枚目尻で大敗の十文字・琉鵬のほか、玉飛鳥と土佐ノ海が候補。幕下から十枚目へは、清瀬海・芳東・鳰の湖・富士東か。土佐ノ海残留の可能性もあるが、さて?
来年は、また新たな力士が台頭してくれることを望む。いつまでも横綱一人じゃ、面白くないでしょ?