昨年末には、一昨年の旅について書いた。まあ、年末ネタ切れ防止企画ということなんだろう。
今日からは昨年の旅である。
第3回JR北海道乗りつぶしの旅は、平成17(2005)年3月28日に行なった。
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第1回(16年3月12日)=石勝線“楓線”と「夕張支線」
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第2回(16年5月5日)=室蘭本線「室蘭支線」と函館本線(長万部→倶知安)
今回も友人Aさんと同行。これは次回以降も同様だが、すっかり慣れたものである。
JR北海道の営業キロは2,499.8km。3月27日現在では1,199.8kmに乗っており、乗車率は48.00%(ほかに廃止された 万字線 23.8kmと 幌内線 18.1km、ルートが変わった室蘭本線(志文~岩見沢)5.4km。これらは営業キロ数には入らないので、乗車率算定の対象外としておく)。あと200メートルで乗車キロは1200キロとなるが、結局歯切れが悪いまま年を越してしまったが、これはしょうがない。
17年3月27日現在の未乗区間は次のとおり(未乗キロ順)。このうち、☆印の路線が今回乗車分である。
・根室本線(新得~根室)307.5km
・石北本線(新旭川~網走)234.0km
・宗谷本線(士別~稚内)205.5km
・釧網本線(東釧路~網走)166.2km
・日高本線(苫小牧~様似)146.5km
☆札沼線(桑園~新十津川)76.5km
☆留萌本線(深川~増毛)66.8km
・富良野線(富良野~旭川)54.8km
・江差線(木古内~江差)42.1km
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本日現在の乗車記録
わたしの住む岩見沢市は、北海道空知支庁の所在地である。なので、まずは空知管内の路線は乗りたいところだが、札沼線と留萌本線という、離れたローカル線がともに管内を通っている。
個別に乗るのは大変なので、一気に乗りつぶすことにした。
昨年も使った「一日散歩きっぷ」(一定の範囲内で普通列車の乗降自由なフリーきっぷ。2,040円、土日や学校の休み期間などに発売)。これは滝川までしか行けないので、留萌本線には乗れない。深川で“道北版”を購入することにした。
前回の乗りつぶしは平成16年5月。その後勤務先の書店を退職し、10月から札幌に通勤するようになった。3月始めに一旦終了したが、引き続き3週間だけ夜勤をすることになった。
夜勤というのは、やはり慣れないと難しい。3月25日(明けて26日)終了し、28日はAさんの休日だった。
連日通勤に電車を使っていながら、退職後にすぐ乗りつぶしというのもどうかと思うが、仕事とは関係なく、今度は「乗るのが仕事」ということで、気分が変わって良い…と思ったのであった。
当日は、通勤時間より遅く、8:32に家を出た。バスで岩見沢駅へ行き、9:01の快速で札幌駅へ向かう。岩見沢駅で、例の「一日散歩きっぷ」を買って置いた。Aさんとは札幌駅で合流。
9:55の石狩当別行きに乗る。桑園までは函館本線と並行し、そこから分岐して(実際は別線であるが)札沼線を初乗車。身近な路線と言えるが、なかなか乗る機会がなかった。10:41着。
石狩当別駅には来たことがある。また、Aさんは母校がここだったということで、“里帰り”? 札沼線の終点は新十津川だが、直通の列車はない。1日3本しかない新十津川行きは、当別で乗り換えとなる。
乗り換え列車は30分以上先の発車だが、単行気動車は既にホームに入っている。駅前のコンビニで買物をし、発車を待つ。
11:15発車。一転してローカル線に転じた風景を見つつ、12:38新十津川着。札沼線76.5kmを完乗した。
札沼線は、「学園都市線」と通称される。途中にある大学や高校への「学」、途中から続く「園」、そして複線や高架化されるほどの需要がある「都市」、この三つの要素が合わさった、見事な愛称である。
ちなみに、もう乗るまいと思っていたが、翌18年のGWにまた来る機会が合った(
平成18(2006)年5月4日の記事参照)。
新十津川駅から、数キロ先に滝川市街地が見える。歩いてもそう距離はなさそうなので、滝川駅まで歩くことにした。
途中、郵便局で記念押印を依頼したり、新十津川町役場で「封筒」をもらったりと“別の趣味”のせいで時間を取ったが、滝川から深川へ行く列車の発車時間までは約2時間。まあまあ間に合った。
滝川駅より、14:33の旭川行きで深川駅には54分着。留萌本線に乗ろうとするわけだが、また1時間空いている。「一日散歩」の道北版を買っておいた。
駅前を見て歩く。模型店があって、アニメファンとしては見逃せないアイテムがあったり。ゲオへ。山本正之先生の演歌アルバムがあった、購入。
1時間もしないうちに深川駅へ戻る。
16:05発、いよいよ留萌本線へ。札幌圏では見かけない、キハ54系気動車である。キハこれで空知管内は全て通ったことになる。留萌で多数の乗客を降ろし、17:31増毛着。留萌本線66.8kmを完乗。降りたのは、わたしたちともう一人、時刻表を眺めていたおいちゃんがいた。目的は同じと思われるが、残念ながら声をかける機会を逸してしまった。
折り返すまでの間、駅舎の周りを見てみる。無人駅で、夕方でもあり、ちょっと寂しい。
折り返しは17:46ということで、15分ほどの停車であった。乗客は降りた3人から。帰りはあまり混まず、19:09深川着。
「一日散歩」では普通列車しか乗れず、特急は乗車券も買わなければならない。しかし、19:18の「スーパーホワイトアロー28号」で滝川へ戻る。普通列車に乗るには2時間待たねばならないが、この時間に2時間待ってもしょうがない(商店街も閉まる)。
19:41の札幌行きで戻る。わたしは岩見沢で降車した。この列車はキハ40系気動車2両という、ちょっと変わった編成である(通常は電車である)が、さすがにゆっくりだ。岩見沢から札幌まで1時間もかかる(通常は40数分)。
岩見沢でAさんとは別れ、20:44に帰宅した。
今日は2線区計143.3kmに乗車し、乗車キロ数は1,343.2km・乗車率は53.70%となった。ようやく半数を超えたが、まだまだである。
去年はこの後2回「乗りつぶしの旅」の機会があり、次回は
5月5日「『優駿浪漫』号で行く日高本線の旅」。
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