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主にアイドルちゃんについて書いています

ドリフと女優の爆笑劇場SP

2005年03月21日 | テレビ
土曜日の藤岡弘、に続き、男子魂に訴えかけるテレ朝春の連日の特番。いかりや長介一周忌記念番組でもある。
「全員集合」や「大爆笑」と比べ、テレ朝ドリフは森光子を立てすぎていた記憶と、他の番組での定番必殺技に
頼れないためイマイチだという印象だけがあったのだが、今改めて見直してみると、ベーシックなドリフという感じが
して新鮮に楽しめた。今やおばさんになってしまった往年の女優たちの若い頃のフレッシュさ、そしてそれをいじる
いかりやの巧みなトーク、当時すでに大女優の森光子の体を張ったハードコアな芝居、予想したのと寸分の狂いも
なくつけられるお約束のオチ(風呂をのぞきに行くとばあさんが入っている・不発の花火をのぞき込むと爆発して
みんな半死半生など・笑)、呼び出し電話やタケヤみそネタなど昭和の香り満載。白川由美などの女優も実に
みんな楽しそうだった。昔の女優は今と比べて「恥」という概念が特に強いので、今ならどうということもない
下ネタやおちゃらけでも、ものすごくプレミア感がある。荒井注に対するハゲネタはガチ度が高かった。なんだバカ野郎。

今だからそう感じるのだろうが、ドリフには他のお笑い芸人とは明らかに違う雰囲気があった。「芸人臭」というか、
「お笑い臭」がほとんどないのだ。かたくなに自分のテリトリーを守り、そこでのグレードを磨き上げていく感じ。
トーク系バラエティなどでの露出も少なく、プライバシーもあまり切り売りしていないので、ドリフにはどこか
謎めいた部分があるのである。あれほどの存在なら、自分の子供をゴリ押しして芸能人や局アナにすることも
たやすいだろうにそれをしない。おそらくそのあたりのケジメが、彼らの味を際立たせていた面もあるのだろう。
世襲ばかりの今、ドリフのような一代芸っぷりはものすごく貴重だと思う。