カエンカズラ(火焔葛)がアトリュームを一段と明るくしている様に感じます。
水曜日の夜に救急車の赤いランプが玄関のガラスを通してチカチカするので出てみたら一軒置いて隣のWさんの前に停まっていました。慌ててストーブの火を止めテレビを消して駆けつけました。Wさんのご主人は高齢でパーキンソン病でもあり、心臓もお悪いので以前も救急車を呼ばれた事がありました。お向かいのOさんと私は老人家庭の緊急連絡先になっているので、Oさんはそちらの方から電話があって既に駆けつけておられました。勝手口からのぞいてみたら隊員の方が心臓マッサージをされていました。呼吸も心臓も停止しているとの事ですが、マッサージはズッと続いてされています。マスクで空気を送り込まれると胸がフーッとふくらみます。救急隊員が「お名前は?年齢は?持病は?主治医は?」と奥さんに質問されます。答えられる合間奥さんが椅子の背にうつ伏せになったりと相当動揺されています。取り敢えず大津日赤へ搬送される事になりましたが、奥さん一人の同乗は心もとなかったのでOさんに一緒についていってあげてくれと頼み私はWさんの身内の方に連絡する事にし救急車を見送りました。鍵を預かったので火の始末と消灯し施錠して自宅待機する事にしました。東京にお住まいの娘さんと奈良にお住まいの奥さんの妹さんに電話しましたが、新幹線の最終にも間に合いそうもないので娘さんは朝一で駆けつけてもらう事にしました。妹さんは直ぐ出るとの事でそれぞれ携帯電話の番号を交換し一息つきましたが病状が気にかかります。11時過ぎになってお向かいの奥さんが電車で帰って来られ経過を聞きました。心臓は動き始め呼吸も出来る様になったけど蘇生迄の時間が長かったので意識は戻らないのではとの話。「私のせいだ。私が・・・」と奥さんが言われるのでそれを聞くのが辛かったと言われ私がついて行ってあげてと言ったものだから「ゴメンね」と言わざるを得ません。
妹さんに電話してその後の状態は?と訪ねると「今。お医者様に言われて延命措置をするかどうか話し合うところです」というお返事。その後はどうなったかわからず、妹さんたちが寝に帰って来られるかもわからないので結局3時頃迄起きて待っていましたが、寝間着に着替える事もなくふとんに潜り込みましたが、流石に寝不足で一日頭がボーッとしていました。
夜になってからご主人がICUからICUの病棟へ移られたとかで奥さんと娘さんが帰って来られ、やっと鍵を返しホッとしました。でも危険な状態には変わりない様ですからまだまだ協力は必要でしょうね。昨日は久し振りの佛大の「庭園の美」の講義、今日は大阪行きを予定していましたが大雪でやめる事にしました。