仁太郎の遊び心と夏の蔵 笑子
にたろうのあそびごころとなつのくら
摂田屋を訪れるにあたり
1番楽しみにしていたのがここ!
唯一無二の仁太郎ワールド
【旧機那サフラン酒製造本舗】
鏝絵蔵(こてえぐら)
明治から昭和にかけて「養命酒」と勢力を二分した薬用酒
「サフラン酒」で財を成した長岡の傑物吉澤仁太郎の屋敷と蔵です
東洋のフレスコ画ともよばれる“鏝絵”で飾られたこの蔵には
十二支をはじめとする17種の動物・霊獣・九種の植物が極彩色に描かれ
全国の左官屋さんたちから「鏝絵日本一」と讃えられています
この蔵は豪商「吉澤仁太郎(にたろう)」によって建てられましたが
作者は河上伊吉 という人で仁太郎さんに依頼されて
鏝絵の蔵を作るために富山県小杉の竹内組で修業をし
鏝絵技法を習得したそうです
伊吉さんはこの蔵しか作っていないので唯一無二ということなのですね
吉澤仁太郎さんという方は大変ユニークな方だったそうです
17歳から薬種屋で働き、そこで得た知識を活かして
21歳の時に薬用酒「機那サフラン酒」を考案、販売後に
ワインやウイスキーも手掛け、商品を大ヒットさせ、巨万の富を築きました
飛行機からビラをまいたり、屋根の上から小判をまいたり
仁太郎は型破りの宣伝マンでもあったそうなんですね
今回案内してくださった方に詳しくいろんなお話を伺うことができて
素晴らしい学びの時間となりました
その案内してくれた人もカメラが好きらしくて話が弾みました(笑)
ユニークな仁太郎さんの生涯が朝ドラになるといいですね、なんてお話もしたりして
そして、この素晴らしい鏝絵の蔵やその他の建物の
老朽化がかなり進んでいて、これを保存していくには
莫大な経費がかかること、、ネット募金なども活用して
なんとか守っていってほしいものです