箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

森の精へ参拝!

2020-08-26 | *編集・冬/1月

森の精へ参拝!

 新年明けましておめでとうございます。

 天気予報では元旦は嵐かも? と伝えられていただけに、

抜けるような快晴のお天気で、私も初日の出をしっかりと体で

浴びることができました。

 

家族揃っておせち料理を頂いた後、私は元旦恒例となった

「森の精」に、今年一年の森の散策の無事を願うため一人で

箕面大滝参りと、箕面の森の中にある神社仏閣への参拝に

出かけました。

 

家の近くの神社へ行くと、境内には大きな焚き火がたかれていて、

寒い中でしばし立ち去りがたく暖まっていました。

鎮守の森のこもれ陽にも、この焚き火にはかないません。(笑)

 

箕面山麓にでて山里を巡り、スカイアリーナから元旦の大阪を一望

しました。

いつも見慣れている風景ですが・・・

初陽を浴び、澄み切った空の下の街並みを見ていると、

その屋根一つ一つの下でお正月を迎えている人々がいる事を思い、

いつにない特別な新鮮味を感じました。

 

箕面駅前に下り、滝道に入ると・・・

昨年の絵馬を持った人々が瀧安寺の方へ急ぎ足で向っています。

その時突然に後から声を掛けられました・・・

 

   *  アンタ! 滝行きまんのんか?

・  そうですが・・・?

   *  おめでとうさん!  ええ正月でんな!

      気いつけてな!

      ワシは今から温泉でんねん!

 

そう言いながら箕面スパーガーデンの方を嬉しそうに指さしています。

見ると腰を曲げ、杖をついた、もう80過ぎのおじいさんながら

元気な足取りです。

・ 元旦から温泉なんていいですね。

お一人で住いなのかどうか分かりませんが、その大きく嬉しそうな

声に、何か励まされたような感じです。(笑)

 

瀧安寺で参拝後、弁天堂境内に入ると・・・

 

   *  すいませんが、写真撮ってもらえませんか?

 

見ると和服を着た若い男女のカップルで、どちらもきれいに着飾って

初詣のようです。

私はお似合いの二人を撮りながら、画面からもれてくる幸せの

おすそ分けを頂きました。

 

森の中にある山本珈琲館はいつになく賑わっているものの、

この瀧安寺界隈からUターンする人が多く、ここから大滝への人出は

極端に少なくなります。

 

はく息が白くなる寒い日ですが、杉木立から差し込む太陽を浴びて

いるとほんのりと暖かくなり、思わず帽子をとって頭皮にも養分を

与えたりして(笑)・・・

思わず深呼吸し、その太陽の暖かさを森の凛とした冷たい空気と

ともに体に入れ込みました。

体内の空気が入れ替わると気持ちのいいものです。

 

元旦の大滝は静かに流れ落ちでいます・・・

昼前に着いたものの人出は10数人程で、横の店の人も

手もちぶさたのようです。

数年前の元旦は雪で大滝前は人影ゼロ、私一人だけでしたが、

快晴の今年ですから、これから増えてくるのかも知れませんね。

 

帰路は山裾道を歩きながら森の精気に触れつつ、西江寺にでました。

聖天の森から才が原林道へ向う時は、いつもこの境内を

通り抜けさせて貰いながら、森での安全をお願いしています。

 

今年のおみくじはそれぞれ全て(吉)でした。

昨年は(小吉)だったので、今年は更に良い年になるのでしょうか?

その中で 「足る事を知るは、幸せの基なり」 が一番印象的でした。

 

 

今年から、私もいよいよ公的にも否応無く「高齢者」となりました。

まだ若い若いと思っていても、いつしか余り無理ができなくなりました。

山歩きは何より安全第一ですからね!

私のドンカメスタイルの浸り歩きそのもののように、これからも

ゆっくりと心癒される森の散策を楽しめればと願っています。

 どうぞこの一年もよろしくお願い申し上げます。

 森野 花詩 (もりの はなし)

 10-1-1 元旦 (完)

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