衆議院議員の杉田水脈氏が「LGBT」のカップルは子供を産まないので生産性が無いと主張したとのことであるが、杉田夫婦には子供が一人いるようで、自分らには立派な生産性があると言いたいのであろうか。
世の中、無駄な生き物は存在しないと信ずるが、同性愛者の存在理由は何処にあるのだろうか。アリやハチの社会には、働きアリや働きバチと呼ばれるグループがいる。これらのグループに属する個体は、ほとんどの場合自分の子孫を残すことは無いが、彼らには生産性が無いと言えるだろうか。
彼らは自分の為でなく、自分の属する集団の為一生懸命働くのだ。これと同様に同性愛者は他の個体の繁殖を助けるために自ら犠牲になっているとのではないかと主張する人もいる。
テレビでも”おねえ”と呼ばれる人種が頻繁に登場し人を笑わせたり、また芸術面で活躍しているが、これらの人々は社会の潤滑油の役割を果たしているのだ。これも生産性の一つだが、もっと深い存在意味があるかも知れない。
同性愛の原因については、長年にわたる多くの研究があるが、今もってよく分かっていないようだ。原因には・先天性要因と、・後天性要因の二つがあること位は分かっている。先天性と言っても、先祖代々の同性愛者は存在せず、母親の胎内にいるときに外部からの刺激を受けて、同性愛に変化するのだそうだ。
従って、先天性要因によるLGBTに関しては本人の責任ではなく、生産性云々言われても全く心外であろう。
先天性要因として、コルチゾールというストレスホルモンが胎児の脳の形成に変化を及ぼすとの説がある。コレチゾールは、妊婦がストレスを受けた時ばかりでなく、習慣的な喫煙やドラッグを使用する場合も同様に分泌され、生まれてくる子どもを同性愛者にする可能性を報告している。
コレチゾールはあの悪名高い副腎皮質ホルモンの一種だそうだ。このホルモンを含む薬品は喘息や皮膚病などに実によく効くため、様々な薬品に含まれている。
人間は自らが体内で作り出すホルモンは、極微量であっても人間が生きていく上で重要な役目を果たす。例えば成長ホルモンは、ある年齢になると分泌され骨の伸長や筋肉の成長を促進する。
しかし、体内で生成されるホルモンの他に外部から体内に入り込み同様な働きをする化学物質がある。これらは、環境ホルモンと呼ばれ、生体の恒常性や生殖等に関与する種々の生体内のホルモンの合成や分泌等の諸過程を阻害する性質をもつ外来性の化学物質と定義される。
1962年に出版されたレイチェル・カーソンの著書『沈黙の春』は、DDTを始めとする農薬などの化学物質の危険性を訴えた作品であるが、その中で環境ホルモンがミシシッピワニのメス化を促していると主張した。
だが、現在ではワニなど一部の爬虫類は、卵発生中の環境温度によって性が決まることが知られており、レイチェルの主張は退けられているが、環境ホルモンの恐ろしさは、この本を切っ掛けに認識され始めた。
例えばジ・エチル・スチルベストロール(DES)は1940年代安全な切迫流産防止剤として広く用いられ、更年期障害・老人性膣炎・不妊症に対しても処方が行われた。ところが、このDESはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンに類似した合成化学物質だったのだ。
女性におけるDESの影響は、摂取者では乳癌発生、胎児暴露者では性器の発がん・性器形成不全など、男性においては性器形成不全・精子濃度低下・不妊などが報告されている。
DESだけではなく、PCB、サリドマイド、DDTなどのいずれの合成化学物質も、エストロゲンの仮面をかぶった悪魔だということが次第に明らかにされてきた。
同性愛なんぞは別世界の話と思っていたが、左利きの人と同じくらいに居るそうで驚いた。最近公表する有名人も出始めたが、自慢できる話では無く、まだまだ隠している人は大勢いるのだろう。
LGBTの人数の歴史的な推移に関する統計は恐らく無いだろうが、ストレスや化学合成物質が増えている現在、激増しているのではないだろうか。2018.10.03(犬賀 大好-482)
世の中、無駄な生き物は存在しないと信ずるが、同性愛者の存在理由は何処にあるのだろうか。アリやハチの社会には、働きアリや働きバチと呼ばれるグループがいる。これらのグループに属する個体は、ほとんどの場合自分の子孫を残すことは無いが、彼らには生産性が無いと言えるだろうか。
彼らは自分の為でなく、自分の属する集団の為一生懸命働くのだ。これと同様に同性愛者は他の個体の繁殖を助けるために自ら犠牲になっているとのではないかと主張する人もいる。
テレビでも”おねえ”と呼ばれる人種が頻繁に登場し人を笑わせたり、また芸術面で活躍しているが、これらの人々は社会の潤滑油の役割を果たしているのだ。これも生産性の一つだが、もっと深い存在意味があるかも知れない。
同性愛の原因については、長年にわたる多くの研究があるが、今もってよく分かっていないようだ。原因には・先天性要因と、・後天性要因の二つがあること位は分かっている。先天性と言っても、先祖代々の同性愛者は存在せず、母親の胎内にいるときに外部からの刺激を受けて、同性愛に変化するのだそうだ。
従って、先天性要因によるLGBTに関しては本人の責任ではなく、生産性云々言われても全く心外であろう。
先天性要因として、コルチゾールというストレスホルモンが胎児の脳の形成に変化を及ぼすとの説がある。コレチゾールは、妊婦がストレスを受けた時ばかりでなく、習慣的な喫煙やドラッグを使用する場合も同様に分泌され、生まれてくる子どもを同性愛者にする可能性を報告している。
コレチゾールはあの悪名高い副腎皮質ホルモンの一種だそうだ。このホルモンを含む薬品は喘息や皮膚病などに実によく効くため、様々な薬品に含まれている。
人間は自らが体内で作り出すホルモンは、極微量であっても人間が生きていく上で重要な役目を果たす。例えば成長ホルモンは、ある年齢になると分泌され骨の伸長や筋肉の成長を促進する。
しかし、体内で生成されるホルモンの他に外部から体内に入り込み同様な働きをする化学物質がある。これらは、環境ホルモンと呼ばれ、生体の恒常性や生殖等に関与する種々の生体内のホルモンの合成や分泌等の諸過程を阻害する性質をもつ外来性の化学物質と定義される。
1962年に出版されたレイチェル・カーソンの著書『沈黙の春』は、DDTを始めとする農薬などの化学物質の危険性を訴えた作品であるが、その中で環境ホルモンがミシシッピワニのメス化を促していると主張した。
だが、現在ではワニなど一部の爬虫類は、卵発生中の環境温度によって性が決まることが知られており、レイチェルの主張は退けられているが、環境ホルモンの恐ろしさは、この本を切っ掛けに認識され始めた。
例えばジ・エチル・スチルベストロール(DES)は1940年代安全な切迫流産防止剤として広く用いられ、更年期障害・老人性膣炎・不妊症に対しても処方が行われた。ところが、このDESはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンに類似した合成化学物質だったのだ。
女性におけるDESの影響は、摂取者では乳癌発生、胎児暴露者では性器の発がん・性器形成不全など、男性においては性器形成不全・精子濃度低下・不妊などが報告されている。
DESだけではなく、PCB、サリドマイド、DDTなどのいずれの合成化学物質も、エストロゲンの仮面をかぶった悪魔だということが次第に明らかにされてきた。
同性愛なんぞは別世界の話と思っていたが、左利きの人と同じくらいに居るそうで驚いた。最近公表する有名人も出始めたが、自慢できる話では無く、まだまだ隠している人は大勢いるのだろう。
LGBTの人数の歴史的な推移に関する統計は恐らく無いだろうが、ストレスや化学合成物質が増えている現在、激増しているのではないだろうか。2018.10.03(犬賀 大好-482)