北イタリア、チロル地方のトレンティーノ・アルト・アディジェはヨーロッパ中部にある、オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈東部の地域。主にそこで栽培されている赤ワイン用の地葡萄品種にはテロルデゴやラグレイン、そして今回味わった「スキアーヴァ」という、普段あまり聞きなれない品種があります。味わいはどれもピノ・ノワール的で、ブラインドで飲んだらほぼほぼピノ・ノワールって答えてしまう様な、繊細な果実味を持ったチャーミングなタンニンが楽しめます。
もともと冷涼な産地の葡萄なのでフェノール類は少なく、普段の食事と合わせて楽しむライトタイプの赤ワインと言えますが、最近の温暖化の影響で熟成も楽しめるミディアムボディに変化してきました。ギルランという優れた造り手によるスキアーヴァはそうした長く楽しめる赤ワインで、ギルランの所有する畑の中でも最も最良とされる単一畑のブドウを使用しています。 樹齢80年~120年の古木で、除草剤不使用、灌漑もしていません。オーク樽で9ヶ月の熟成を経て瓶詰されます。
ピノ・ノワール的な繊細な酸とタンニンを持っているので、軽い味付けの肉料理やチーズ料理、バターを使ったソースで味付けした野菜とか魚料理にもぴったりと合って楽しませてくれます。
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