土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

紅葉のない琴坂はただの坂道、興聖寺。

2012年03月27日 | 京都の古寺巡り


(2012.03.24訪問)

憎っくき雨です、今日の宇治。
道元さん縁のお寺ということで宇治興聖寺を訪ねました。深草の旧興聖寺には道元さんは10年ほどしか過ご
さず、その後、越前永平寺に移りますが、天下の大著「正法眼蔵」はこの旧興聖寺で書き始めたと伝わりま
す。仏法とは、坐禅の本質とは、修行の意義とはなど、悟りの世界を論じた曹洞宗の根本教典の初がこの興
聖寺から始まったそうです。
禅の修行僧を「雲水」と云いますが、その語源知ってます?

[ 興聖寺 ]
●山号 仏徳山(ぶっとくさん)
●寺号 興聖寺(こうしょうじ)
●宗派 曹洞宗
●開山 道元禅師  
●開創 天福元年(1233年)
●中興 永井尚政 慶安2年(1649年)
●本尊 釈迦牟尼仏

興聖寺縁起
天福元年(1233年)、中国宋から帰国した道元さんが、深草の藤原氏縁の極楽寺跡(現宝塔寺)に創建した興聖
宝林禅寺が興聖寺の開創。このとき道元さんなんと33歳。
その後、道元さんが越前永平寺に移り荒廃、応仁の乱で焼失廃絶。慶安2年(1649年)淀城主、永井尚政が道
元開祖興聖寺を惜しみ現在地に復興。

▼今朝の宇治川。
いきなり怪しげな雲行き、今日一日の象徴。




▼宇治川右岸の遊歩道。
怒濤の波わかります? 本当は歩道こんなに暗くはないんです。




▼興聖寺石標。総門と云われる石門は修理中で青テントがすぽっり。




▼天下の琴坂も錦が無けりゃ薄暗いただの坂道。




▼山門がハッキリしてきました。




▼ポッチャリとした竜宮造りの山門。




▼山門からは医薬門、法堂と一直線。




▼医薬門。




▼医薬門前のひめこまつ。樹齢300年くらいらしいです。




▼鐘楼。




▼法堂。興聖寺の本堂。
本尊 釈迦三尊。慶安元年(1648年)伏見桃山城から移築。




▼法堂扁額。
道元さん開創寺の寺名、興聖宝林禅寺と揮毫されています。




▼梅と法堂。




▼椿と法堂。




▼庭園。




▼僧堂。
座禅道場。慶安元年(1648年)建立。




▼庭園。




▼三面大黒尊天。僧堂に繋がる回廊に大国さんが祀られています。側面の二神はどなたなんでしょう?




▼庭園。




▼廻廊。




▼開山堂。
開山道元禅師像を祀る開山堂(老梅庵)。




▼開山堂前の水のない川畔に蹲。




▼経蔵。




▼講堂。衆寮と云う研修道場。




▼秋葉大権現。
宇治は茶処、火をよく使うことから、火除け信仰で火防鎮護の秋葉神を祀ったのが始まりだそうで、堂内に
は祭神「三尺坊大権現」が祀られているそうです。




▼開梆(かいぱん)。相当使い込んでいるようですね。




▼山門から琴坂。




▼琴坂。秋は紅葉の彩錦、紅いトンネルも、今はただの枯れ木のトンネル。




枯れ木のトンネルを通って、雨の中とりあえず世界遺産宇治上神社へ行きましょうか。

近頃のお天気どう思います? トクに土曜日は。
あんまりアッタマにきたので、バカらしくなって宇治へ行ってきました。
案の定、宇治はあめアメ雨!チョロット青空!すぐにまた雨!
出るとき大阪は晴れていたんですが…。帰って来たら大阪も雨! 
なんちゅう天気や。