
(2015.09.19訪問)
山門が一風変わった禅寺が「亀岡にあるよ」と寺友N君の情報、一方で隠れた紅葉の名刹、苗秀寺はモミジ寺とも云わ
れているそうで、そりゃーシーズン前に行かねばと、大和路号は亀岡を目指したのでありました。
青もみじに覆われた石のモニュメントを潜ると参道はこれまた青もみじのトンネル、思いやられますワ錦秋繍赤のシー
ズンは。
▼寺号石柱。

[ 苗秀寺 ]
●山号 霊松山(れいしょうざん)
●寺号 苗秀寺(みょうしゅうじ)
●宗派 曹洞宗(そうとうしゅう)
●開創 伝 奈良時代
●再興 祖海 玉峰 千巌 (いずれも曹洞僧) 寛永二年(1625年)
●本尊 釈迦牟尼仏
▲拝観料 無料
▲京都府亀岡市薭田野町佐伯大門47 電話0771-22-0811
▲JR山陰本線「亀岡駅」から車で約10分
京都縦貫道「亀岡IC」から約15分
亀岡ふるさとバス「上佐伯」バス停から徒歩約5分
▼参道紅葉もいよいよシーズン到来か!

苗秀寺縁起 (苗秀寺門前ガイド板から抄出)
当寺は山号を霊松、寺号を苗秀と言い、永平寺、総持寺を両大本山とする曹洞宗に属する禅寺である。昔在の寺は長安
城の西路丹陽の古刹であり叢林の霊苗永く無窮に秀るところから名付けられたと伝えられている。その後、能下に移し
諭伽宗徒が数百年間居たが天台宗に改宗した。間もなく、明智日向守の兵災により煙没しその当時を詳細に知ることが
できない。江戸初期に曹洞宗の祖海、玉峰、千巌の三師によって此の地に再建され山城国綴喜郡神応寺十六世石峰寅経
禅師を請して開山となる。時に寛永二年のことである。
▼大モニュメント風石造山門。なるほどこんな山門は初めて目にします。ビックリです。

▼覆い被さるこの青モミジ、シーズンの人出が予想できます。

▼モミジ寺の面目、紅葉シーズンにはこんな感じ!

▲紅葉写真はネットからもらってきました。
▼綺麗な参道ですネ。

▼蹲踞がさり気なく。

▼法面にキノコ。

▼モミジのトンネルを少し行くと……、

▼右手石段の先……、

▼薬医門です。

▼薬医門の扁額。いい味の扁額なんですが、なんと書かれているんでしょう、「丹山法窟」と思うんですが、

▼鐘楼。

▼梵鐘。本尊銘が浮き出されています。

▼鐘楼四本柱は獅子と象が支えています。見ようによっては、背中を刺されてる感じ、痛そう。

▼境内の五葉松。

▼どうですこの本堂屋根の印象?

▼茅葺屋根を覆う、鉄板メッキ葺なんです。
ご住職曰く「茅を葺く職人さんがいなくなりましてねぇ」

▼山号が書かれた本堂扁額。

▼内陣の荘厳。須弥壇最上段に本尊がおられます。

▼寺号が書かれた内陣の扁額。

▼山号扁額が光ってます。

▼境内にはお地蔵ちゃんが……、

▼お団子を食べてます。

▼子安地蔵もまとわりつかれて。

▼彼岸花も一輪。

▼大日堂。

▼大日堂扁額。

▼かなり豪快な萩シャワーが。

▼もう花アップはイヤ! ピントがきません。

▼そろそろお暇を、薬医門から参道の向こうは……、

▼見事な石垣が築かれていました。

▼仏足石に御朱印です。遅かりし帰宅後日付間違いに気付きました。正解は十九日。

禅とは、禅精神とは、なんて皆目判っていないボクが云うのもなんですが……、
小さいながらも曹洞禅を受け継いでいる禅寺、数百年の年月を経た今も、毅然とした精神の本流が木立一本にも生きて
いる、そんな精神性の非常に高い印象を受けるお寺です。境内は非常に綺麗に管理され、本堂屋根のシルバーの輝きが
禅精神の一端を担っているのでは。
檀家の法要があるにもかかわらず、本堂に入れて戴き、話し相手になって下さったのは亀岡市仏教会会長、大谷俊定ご
住職でした。ありがとうございました。 ご住職、ご朱印の日付間違ってましたヨ 合掌
本日の特別大フロク
英国の片田舎、ドゥリムトン村発見!

苗秀寺からR423経由、茨木市を経て中環から帰えろうと、山道を走っていると突然英国の田舎の情景を絵に描いたよ
うな小さな村を発見。イングランドカントリー、ドゥリムトン村なんです。極々小さいエリアなんですがレストラン、
パブ、チャペルと云った小さなカントリー風建物が並んでいます。
こんな村です、しばし長閑な情景を味わってください。












いかがでしたか、イングランドカントリー
いいなァ、思い出すなァ、行ったことはないんですが……。
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