(2016.06.26訪問)
大龍寺から再度山ドライブウエイを下り、三宮の繁華を抜け阪神高速で西宮へ、県道82号を正面に甲山を見ながら北上すると間もな
く鷲林寺への道しるべ、山道を少々走るとはや鷲林寺に到着です。
▼参道口。立派な寺号石柱が建てられています。駐車場が上にあるので、ここから入山していません。
[ 六甲山鷲林寺 ]
●山号 六甲山(ろっこうさん)
●寺号 鷲林寺(じゅうりんじ)
●宗派 高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)
●勅願 伝 淳和天皇(じゅんなてんのう)
●開基 伝 弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)
●開創 伝 天長十年(833年)
●本尊 十一面観音菩薩立像
▲拝観 無料 朱印 300円
▲時間 自由
▲兵庫県西宮市鷲林寺町4の8 電話0798-71-8203
▲http://www5b.biglobe.ne.jp
▲阪神電車・阪神西宮駅下車→バス30分(鷲林寺バス停下車)→徒歩20分
阪神電車・阪神西宮駅下車→タクシー20分
阪急電車・西宮北口駅下車→バス50分(鷲林寺バス停下車)→徒歩20分
阪急電車・甲陽園駅下車→タクシー20分
▼途中石塔が無造作に相当な数が集められています。
六甲山鷲林寺縁起 (鷲林寺HPから抄出)
弘法大師開基説(他説あり)
淳和天皇の勅命を受け、霊場を物色していた弘法大師が広田神社に泊まっていたとき、夢枕に仙人が現れ西の山に入れとの指示を受
けた。西の山に向かったが、途中で大鷲が現れ、火炎を吹き邪魔をした。大師は木の枝を切り、湧き出る清水にひたして加持をして
大鷲を追い払った。桜の霊木で十一面観音像を彫り本尊とし、大鷲を封じ込めた鷲不動明王を伽藍守護神とし、寺院を建立して鷲林
寺と名付けた。その後大いに栄え、盛時には寺領が鳴尾方面まで及んだ。
▼参道石段前広場に愛・愛地蔵さん。これ童ちゃん同士だからいいんだよネ。
▼鐘楼。阪神淡路大震災の復興に思いを托し「希望の鐘」と親しまれてるそうです。
▼赤ちゃんを抱っこした水子地蔵。
▼参道石段脇に修行大師像。
▼参道石段。三十段足らずで本堂前へ到着。
▼手水舎。
▼聞き耳地蔵。撫でて下さい、悩みを聞いて下さるお地蔵さんです。
▼鷲林寺の鎮守、六峰稲荷大明神。
▼本堂(観音堂)。桁裄三間、梁間四間、宝形造、銅板葺、一間向拝付。
▼本堂内陣と須弥壇。中央お厨子前にお前立ち十一面観音菩薩立像。
▼須弥壇お前立ち像。本尊ご開帳は毎年四月二十一日のみ。
▼本堂。
▼護摩堂。扁額には祈祷殿と記されています。平成十四年落慶。
▼護摩堂内陣。中央本尊鷲不動明王立像。
伝 弘法大師作。桜の霊木にて彫刻された不動明王像。護摩堂本尊として祀られる。昭和十三年、山津波が当寺を直撃したがその際、
戦国の兵火から免れるために瓶に入れ地下に埋められていたものが再びこの世に出現し、その後護摩堂を建立し祀る。通常の不動
明王とは違い、火炎の中に鷲を飛ばすのが変わっている。これにより「鷲不動明王」といわれる。
(鷲林寺HPから抄出)
▼多宝塔(舎利塔)。本尊金剛界大日如来坐像。基壇内は納骨堂になってます。姿の素晴らしい多宝塔です。平成五年五月落慶。
▼本堂裏の高台に石仏が並んでいます。
柴燈大護摩供の本尊不動明王をはじめ、弘法大師が当山を開創された折りに祀られた白山権現や栂尾明神などが並んでいます。
▼荒神堂。
▼荒神堂由来石盤。
▼若宮神社本殿の覆い堂。
▼お大師さん所縁の若宮神社社殿。広田神社から分祀されたお宮。
▼矢受け身代わり地蔵。
▼矢受け身代わり地蔵の由来石盤。
▼参道石段脇に小さなお庭。今、アナベルが咲いてます。他の紫陽花は見かけませんでした。
▼御朱印です。
かつては広大な寺領と塔頭七十六坊を誇ったと云う大寺院も、今やその面影はなく時代に翻弄された宿命は厳しいものがあるようで
幾多の年月をへて昭和に入ってから復興されたそうです。空海さん開基と伝わるそうですが、真言密教の厳とした空気は感じること
は出来ません。ささやかな境内には、やたらお地蔵さんが目立ちます。色んな悩みを抱かえる現代人救済に密教よりもお地蔵さん大
活躍と云う所でしょうか。
六甲三山、真言宗系の古刹探訪 オ シ マ イ
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