塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

デザイナーの苦悩、いきなり現れた突飛な色

2013-02-19 22:46:03 | 日記
 NBAファンならば、最新のバッシュを常に紹介してきた北舘洋一郎氏をご存知でしょう。

 氏はもう廃刊になってしまいましたが、祥伝社のファッション誌「BOON」のNBAと最新バッシュの記事を担当して
おり、ブランドが抱えるデザイナーから選手に至るまで、様々な知己があることでも知られています。

 フィラが90年代、アメリカで莫大な人気を得た際に、北舘氏がチーフ・デザイナーを務めるケビン・クローリー氏にイ
ンタビューすると

 「僕がコンバースでデザインを手掛けていたころの数倍は今デザインを起こしている」

 と語っていたのが印象的でした。

 実はもう僕は氏の著書が手許になく、上記の言葉はそのままなぞってはいませんが、このデザイン・ソースの問題は、現代
サッカーでも多くのデザイナーたちを悩ませていると思えるのです。

 特にデザインに関する発想をどこに求めるかでも内容はことなりますし、サード・ジャージにチャンピオンズ・リーグ限定
ジャージなどを含めますと、幾つものデザインを用意せねばなりません。

 例えば2013年のレッズのジャージを例にしますと

 1・サード・ジャージはエメラルド・グリーン
 2.チャンピオンズ・リーグモデルには日の丸が付く
 3・アウェイ用は2003シーズンにインスピレーションを得た

 となりますが、ファンからすればいきなり何の脈絡もなく突きつけられた緑のジャージに

 「どうしてナイキはこの色を採用したのだろうか?」

 と思うのではないでしょうか。

 つまり、レッズの歩みに緑という色の関連性が希薄なためですが、ナイキに新しい手を打ったことで数年後には再び緑が採用
されるかもしれません。

 それだけデザイナーは新しい色、デザインを提案しなければ難しいと感じているのですね。

 僕はお金を払うのが大変ならば、気に入ったジャージを着続ける選択肢があっても良いと思いますが、ジャージの売り上げは
クラブの利益になりますから難しい所です。
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小言を言う勇気と言い続けることの大切さ

2013-02-19 22:26:00 | 日記
 誰だって小言はくらいたくありません。

 ですから僕は「きっと何かここで言ったら、言われた方は嫌だろうな」と思う為、言えない場合が多々ありますが、言われ
つづけますとさすがに

 「何とかしないといけない」

 と思うのも確かです。

 つまり言われ続けることで、嫌々ながらも自主的に行動する動機づけが見つかり、結果的に「なるほど」という感情につな
がるのです。

 サッカーも同様で中途半端な位置でボール・ロストしますと、一気に相手カウンターの餌食となり、失点の可能性が高まり
ます。

 特にサッカーは他の競技とはことなり

 「勝ち点と得失点差」

 が物をいうスポーツです。

 勝ち点1、得失点差1でJ2プレイオフ進出やチャンピオンズ・リーグの出場など、勝負の分かれ目で泣くか喜ぶか、その
感情が大きく変化します。

 「ピッチの外では先輩と後輩の礼儀があっても良い。
  でもピッチ上では年齢は関係ないよ。」

 1997年当時、仲田英寿はそう断言し名波を「ナナ」、中山を「ゴンちゃん」と、従来の概念を覆す形で先輩を試合中呼
び続け、周囲の度肝を抜きました。

 彼からすれば

 「怠慢なプレイ、危機管理に及ばないプレイを繰り返していては、アジア予選を突破できない」

 という強い意識が働いていたためですが、呼ばれている方はムッとしたり腹立たしい感情だったと思います。

 恐らく呼ばれ続けるうちに慣れた面もあるでしょうし、代表で一番年下とは言え彼の言うことにも一理あると思えたからこ
そ、中田の小言は小言ではなく当然の意見として尊重されたと言えます。
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フロント業務の魅力を探る

2013-02-19 17:36:33 | 日記
 例え選手経験が無くとも、指揮官、クラブスタッフ、そしてオーナーにまで成れるのがサッカーの懐の深さと
言えます。

 クラブスタッフの中には通訳やホペイロのように、選手と帯同することが日常業務という方もいれば、チケッ
トセールスや新規スポンサーの開拓など、スーツ着用で走り回っている方もいます。

 こうした

 「マネージメント」

 のやる気を見出す方は、当然学校でマネージメントを学びますが、恐らく監督のようにライセンスが不要という
側面もあるでしょうね。

 例えば日本ではJのトップクラブを率いるにはS級ライセンスが必要です。

 ですから競技経験者である方が実技、戦術に関しては全くの素人よりも一日の長があるのは確かで、だからこそ
サッキにモウリーニョなど、選手としては大成しなかった監督は多くの敬愛を集めます。

 例えば僕が36の今から体を鍛え、ボール扱いを学ぶのは大変無理がありますしね。

 経験者が無い人物が拠り所にするのは

 1・自身が描く戦術の有効性とフィットネス・トレーニング
 2・他者を惹きつける懐の深さと人間性
 3・選手と衝突しても、能力があるならばその遺恨を忘れることができる

 という3点にあると僕は捉えます。

 その一方でフロント業務はライセンスという枠がありませんし、自分が手掛けたマネージメントで成功すれば、
出世も早くクラブからも一目置かれる形になります。

 一時期日本でももてはやされた、セビージャもモンチSDはその代表格ですし、ミランのスカウトを長い間勤め
てきたブライダも有名ですね。

 ベルナール・タピのように、八百長に手を染めて失脚した人物もいますが、日本も選手の欧州進出に伴い、米国
と西欧で腕を磨いた人間がフロントの舵取りを行う日が近いかもしれません。
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クラブ運営に関わりたいという欲求

2013-02-19 14:30:15 | 日記
 僕が小学生の時、アスキーから「ベスト・プレイプロ野球」というファミコンソフトが発売されました。

 この商品、遊ぶ側が従来のように投げる、打つで勝負を決めるのではなく、自身が監督となりコンピューターに
バント、エンドラン、スチールなどの指示を出して、試合に参加するという非常に画期的な物でした。

 大変な人気を得たと聞きました。

 サッカーも同様で僕は遊んだことは無いのですが

 「プロサッカークラブをつくろう」

 という商品が大人気なのも、遊ぶ側が選手としてではなく自分がマネージメントに携わりたいという欲求を、そ
れまで

 「擬似的」

 とは言え、叶えてくれる商品が無かった為でしょうね。

 僕も荒唐無稽だと思いますが、心の中で

 「もし僕が一山あてて、パルセイロのオーナーになったらどんなことをしようか?」

 と考えることはありますし、皆さんも贔屓クラブのオーナーになりたい、フロントの一員として移籍や地域社会
との関わりに参加したいと思うと思います。

 それだけ球団運営というのは、周囲からみると非常に魅力的に映るのでしょうが、実際働いてみれば

 1・育成の難しさ
 2・ファンとスポンサーとの均衡
 3・シーズンチケットを含む収入の確保

 など、細かい数字が羅列した、厳しい世界であることはよくわかるのでしょうが。

 今は携帯電話とスマートフォン、いずれでもサッカーゲームが楽しめる時代に変化しましたから、今後は携帯で
クラブ・マネージメントを語る輩が増えるかもしれません。
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