塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2013シーズンJリーグ・トピックス

2013-02-24 23:27:21 | 日記
 トピックスその1

 映像を見ていないので伝聞だけで書くことをお断りしておきます。

 レイソルに加入したFWクレオですが、まだまだコンディションが整っていない模様で、本調子とは言えない様子です。

 今のクレオの状況、何だか昨年のリカルド・ロボの状況と非常に酷似しているような気がしますが、果たしてネルシー
ニョ監督はどのような策をたてるのでしょうか?

 栃木FCから獲得したリカルド・ロボは、監督自らが電話をかけて移籍を決断させたにも関わらず、シーズン途中でジェ
フ千葉に移籍してしまいました。

 ネルシーニョ監督への風当たりがさほどではなかったのは、やはりクラブの功労者の為でしょうが、仮に2年続けてFW
の補強が滞る形になればさすがに批判は避けられないでしょう。

 工藤の奮起も気になりますが。

 トピックスその2

 ヴェルディは近年、カッパ、エネーレ、そしてアスレタと次々にテクニカル・スポンサーを変更していきました。

 そしてそのいずれも若草色のような、薄い緑のデザインを施していますが古くからのヴェルディファンは、かつての読売
クラブ時代のような、濃い緑のジャージに恋焦がれているのではないでしょうか?

 JSL最後のシーズンはプーマで、この頃はまだ濃い緑でした。

 ナイキが支援していたころも同様でしたが、デザイン先行の為か色の濃淡が今と昔では随分違う印象を与えます。

 ファンの方も様々な見方があるでしょうが、僕は濃い緑の復権があってもおかしくないと思っています。

 トピックスその3

 広島と浦和に代表される3バックのクラブ、今季は柏と名古屋も導入するようですね。

 柏は3-4-2-1、名古屋は中盤フラットの3-4-3とあくまでオプションの域ですが、その様子はまるでイタリア
のようです。

 杉山茂樹氏が

 「ザックの3-4-3が思うような形にならないのは、日本にサイドハーフの概念が無い為」

 と記していましたが、名古屋のそれはザックの唱える3-4-3なんですね。

 代表はリーグの反映があって当然の代物ですから、ピクシーの唱える戦術が日本代表に大きな影響を与える可能性はある
と思います。
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日本が迎える南米遠征の意義

2013-02-24 00:46:34 | 日記
 日本代表が更なる発展を目指すのは、今年2013年から3年続く南米での戦いを無駄には出来ません。

 2013年コンフェデ杯
 2014年ブラジル・ワールドカップ
 2015年コパ・アメリカ

 まだ予選突破をしていない段階でワールドカップの事を話すのは、対戦相手に対していささか敬意が欠けるとは思いま
すが、それでも来年ブラジルの地を踏むのは間違いありません。

 つまり、日本代表はマッチ・メイクの心配をすることなく南米遠征が可能であり、特に南米最高の権威であるコパ・ア
メリカを戦えることは嬉しいですね。

 戦術の均一化が叫ばれて久しいですが、それでも欧州の選手と彼らでは個人技はもちろんですが、間合いやリズムが当
然異なります。

 例えば欧州にネイマールのような間合いで相手を翻弄する選手は少ないでしょうし、日本とも欧州とも異なる柴野上で
繰り広げられる戦いは、いかに欧州リーグで戦う選手が増えたといっても日本の選手にはストレスでしょうね。

 こうした環境と南米独特のリズムを受け入れることは、きっと日本代表の強化に結びつくはずです。

 本来ならば2011年のコパ・アメリカに参加するはずでしたが、地震の影響で中止となりました。

 被害の甚大さを考慮すれは遠征中止は当然でしたが、それでも僕は

 「皆さん声援をありがとう
  暖かい心遣いに心から感謝します」

 という意味合いを含めて日本代表が参加できないものかとも思ったのですが。

 つまり代表が窓口となって、僕たちと同じように心を痛めた各国の方たちへ感謝の念を述べられたらと考えてみたんで
す。

 欧州遠征も大切ですが、サッカーには各国様々な戦い方、言い換えればスタイルがあります。

 ですので多種多様なサッカーを迎え撃つことは、きっと日本に大きな実りをもたらすに違いありません。
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引き分けの概念がなかった開幕当時のJリーグ

2013-02-24 00:27:42 | 日記
 古いJリーグの資料を読んでいますと「延長Ⅴゴール」「勝ち点2」「PK戦で決着」など、2013年の今から
考えれば目を覆いたくなるような言葉が並んでいます。

 93年当時のJリーグは世界でも希な週2試合でスケジュールが管理され、故障者が相次ぎ先発選手の指名に頭を
抱えていたレッズの森監督の姿が思い出されます。

 「興行」

 この言葉にすべてが集約されるのかもしれませんが、当時は随分規格外のしきたりがJリーグには存在していたの
です。

 様々な識者の方も述べていますが、サッカーでは時に引き分け狙いで試合を終えることも必要になります。

 退場者が出て数的不利になった際はそうですし、敵地で審判の笛や観客からの重圧など心理的負担を抱えた際は猶
更です。

 しかしJリーグは開幕当初、この引き分けの概念が無く同時に学生サッカーもそうでした。

 インターハイと冬の選手権はトーナメントですから、白黒つける必要がありますからね。

 アマチュアで引き分けの体験が無い選手が、自陣でボールを回す、意図的に時間稼ぎをしろと突然言われても戸惑
うのが当たり前ですし、プロになったからといって引き分けの概念が急に得られるわけでもありません。

 部活は教育の側面もありますから

 「引き分けのような姑息な手段はしない」
 「相手に礼を重んじなければならない」

 という態度で試合に挑まなくては、教師が周囲から批判の対象になってしまいます。

 ドーハの悲劇も今振る返りますと、やはり引き分けの概念や意図的な時間稼ぎの存在が、選手にもオフトにも無かっ
たと感じます。

 ラモス、カズというブラジル育ちの選手ですらそうなのですから、他の代表選手たちを責めるわけにはいきません。

 人間同様Jリーグも日本代表も、よちよち歩きの頃があったからこそ今があると言えます。
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