当たり前の事を当たり前に行う素晴らしさ

　宿題を毎日提出する
　会社に遅刻をしない
　手洗いは綺麗に使う

　僕たちの日常では、ごくごく「当たり前の出来事」が数多くあります。

　でも、これらの出来事を丁寧に行う方は、もっと評価されるべきですし、教師や上司はその点を念頭に置くべきです。

　あたり前の事を当たり前にできない。

　これが現実になったからこそ

　東芝の不正
　タカタのエアバッグ

　は、収束に至らず、尾を引いているわけです。

　マクドナルドも全ての低迷がサラ・カサノヴァ氏の手腕にあるわけではありません。

　少なくとも、鶏肉加工を依頼された中国工場が手順を守り、当たり前に事を当たり前に作業すれば、批判に至るまでには無かったでしょう。

　ですからサッカーも同様で

　日々の練習を疎かにしない
　健康に気を付ける
　定例会見は個別取材を丁寧に受け応えする

　これらがしっかりできている選手は、もっと評価を受けるべきですし、僕たちもその点を忘れてはいけません。

　メディアは確実な誤報があっても、誌面の隅っこで謝罪文を掲載する、朝日新聞もお詫び記事の反省を多くの読者から糾弾されたように

　「選手を批判するが、自分たちを顧みる」

　事は基本、全くしませんからね。

　よく女子アナが言い間違いをしても、ただただ映像は流れてゆくだけですが、選手からすれば

　「俺は当たり前の出来事を当然のこととして受け止めている」
　「彼女たちに批判も文句もされたくないね」

　と感じる事、案外多いのではないでしょうか。

問題の先送りと言う観点

　シャンプーやトリートメントが空っぽになった時、手許に買い替えるお金が無い、仕事が忙しくて買いに行けないという時があると思います。

　僕はそんな時、頂いた試供品を持ち出して、急場をしのぐことがあります。

　３日から４日は繋ぐ事が出来ますし、その間に買いなおす事が出来ます。

　（女性は髪が長いですから、ここまでは持たないでしょうね。）

　でも、これはあくまで急場しのぎであり、抜本的な解決、つまり新品を買いなおすという形とは異なります。

　サッカーも同様で監督問題はその場しのぎではどうしようもありません。

　パルセイロも衛藤体制に移行しましたが、監督はきっと

　「私は美濃部監督に指名されてコーチを引き受けた」
　「だからこそ、シーズン終了までは責任を負うが、来季の契約は遠慮する」

　と考えているのではないでしょうか。

　インテルも買い取り義務が発生したシャキリとポドルスキと契約延長をせず、フェリペ・メロやコンゴグビアを買い足す事で、マンチーニが目指す

　「両翼を活用するサッカー」
　「それに伴う人員整理」

　を行いました。

　やはり、冬の移籍市場は夏ほど開かれておらず、マンチーニも途中就任でしたからね。

　僕たちもサッカーも

　「問題の先送り」

　は面倒なのですが、事実、その多くが自分ではなく他人からもたらされている事が、嫌な気分に拍車を掛けます。

僕が想像する２０１６年パルセイロの姿

　専門サイト「フットボール・チャンネル」が、移籍金０で獲得できる外国籍選手を紹介しています。

　パルセイロが本拠地を置く長野市は、足達前スポーツ・ディレクターがおっしゃっていたのですが

　「長野は世界的に名を知られた年ですよ」
　「やはり１９９８年、五輪開催の影響は凄く大きい」

　と言う市場価値があります。

　ならば、仮に来季Ｊ３に留まる形としても

　１・Ｊ２昇格、以後も下駄を預けられる監督の招聘
　２・移籍金０の外国籍選手を軸に補強を展開し、スポンサーにお金を出資してもらう
　３・有名選手、監督の補強を戦績に結び付け、資本を回収する

　と言う事が出来ないものか、と想像します。

　欧州で言えばレアル・マドリー、アジアでは言えば広州恒大が相当します。

　後者は

　１・ワールドカップ優勝監督、フェリペ・スコラーリの招聘
　２・スコラーリ招聘を下地に、ロビーニョとパウリーニョを獲得
　３・中国リーグとチャンピオンズ・リーグでの躍進と名声

　彼らは実際、リッピ政権の２０１３年にアジア王者に輝き、クラブ・ワールドカップに進みました。

　「外国籍選手に頼り過ぎ」

　と言う声も聞かれましたが、中国代表が軒並み在籍していたことも事実です。

　例えば上田地域を視野にいれるならば、南米から働きに来ている方を迎え入れると言う発想は可能でしょうか。

　例えばブンデスリーガで長く活用したペルー代表ＦＷのピサロは現在３６歳ですが、冒頭の記事では一番最初に紹介されています。

　それには通訳を含む、環境配備が必要な点も忘れてはいけませんが。

　２０１５年のＪリーグ選手名鑑を再読しますと、パルセイロに合う可能性の監督は、城福浩氏のように感じましたが、それはヴァンフォーレ遠い地方都市での経験だけでなく

　忍耐を選手に与える
　最後まで集中を切らさない力強さ

　が与えられると感じた為です。

　ビジターでのレノファ戦、開幕戦の相模原といい、もしここで勝利していれば随分暗い話題を吹き飛ばしたように思えるのです。

男も上着を羽織るべからず、か？

　僕は長野パルセイロの配色は凄く良いと思っています。

　僕はスーツやブレザーが好きで雑誌も読みますけれども、男が一番似合う、嗜みとしての色は紺、特にダークネイビーのような藍色だと感じています。

　チャコール・グレイも背広の配色として相応しいものもありますが、グレーは濃淡がある為に紺よりも選びにくい側面があります・

　ブレザーやネイビージャケットにチャコール・グレイのトラウザーは

　「学校の制服みたいだな」
　「真面目で面白みが無いねえ」

　と時に敬遠されます。

　でもこの配色は既に

　「完成された、普遍の配色」

　だからこそ、公の場で求められるわけです。

　舘ひろしさんが

　「世の男性よ、レストランで食事する時くらい、上着を羽織りましょうよ」

　とおっしゃったそうです。

　紺も藍色から紺、青まで濃淡は様々ですが、幾つか色彩を変える事で印象も変わりますし、通勤、通学にも使えますよ。

　イタリアでは男は外出する最、それがバルでコーヒーを飲むとき、煙草を買うだけでもストールやジャケットを羽織るといいますが、出掛ける際の装いを考える事で

　「コーディネイトの為に脳みそを使う」
　「自分がお洒落をすれな、自分も店の両方の株（評判）が上がる」

　という一石二鳥の効果を知っている為です。

　さす我にサッカー観戦の際に、上着やストール、ドレスシューズは難しいですね。

　でも、サマージャケットやエスパドリーユでパルセイロを観戦し、終了後は長野市で

　「ディクソン・サルーン」
　「オイスター・プリュス」
　「フジヤ・ゴホンジン」

　など、スポンサーや洒落た店で食事をして帰宅する。

　こんなことが出来たらなあとよく想像します。

　例えば雑貨屋や家電を下見に行くときなど、上着を羽織ると良いかもしれません。

　今、車が下火といいますけれども、携帯と車もコーディネイトの一部になりますしね。