塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

独占供給の価値を探る

2017-08-08 01:23:07 | 日記
 米国MLSが、アディダスとのジャージ契約を2024年まで延長すると、フットボールウエブマガジンが伝えています。

 バスケットやアメリカン・フットボールでは、チーム単位ではなくリーグがブランドと契約を交わし、指名されたブランドが一括供給することが多いのですが、サッカーでは珍しいと言えます。

 日本ではJリーグの黎明期、ミズノが独占契約していたことは有名ですね。

 MLSに限らず、米国スポーツはどんなに成績が低迷しても、降格制度がありません。

 常に1部で戦えることが

 1・新規参入の際、オーナーに名乗りやすい環境となる
 2・移転するにしても、新しく誕生するにしても、その街にメリットがある

 という側面があります。

 例えばNFLは2002年から10年にわたり、リーボックと独占販売権を結び、その間、リーボックが全米で得た露出量は、スーパーボウルも含めて相当なものだと思います。

 今、NBAはナイキがジャージを提供していますが、ステッフォン・カリーやケヴィン・デュラントのような、新しいオールスターが続々と登場し、サポートのし甲斐があると感じているのではないでしょうか。

 降格がなく、常に同じ面子で一部を戦う。

 このことが、同じブランドで統一するという考えに繋がっていると思いますが、ジャージ好きからすると意外性がないと感じるかもしれません。

 日本ではガンバがル・コック、アントラーズがエネーレと契約していた時期がありますが、それら古い情報を交換しあう楽しみもあるでしょうしね。
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今、変わりつつあるリーガの見解

2017-08-08 01:11:19 | 日記
 2部残留という形で昨シーズンを終えたテネリフェ。

 希望であった柴崎岳はヘタフェの一員となりましたが、彼らはFC東京の中島とレスターの岡崎、ふたりの日本人選手を獲得希望と伝えられています。

 中島はともかく、ドイツ、イングランドで多大な貢献を果たしてきた岡崎に対し、テネリフェは高値の花であると認めているとも囁かれますが、予断は許さないといえるはずです。

 毎年移籍期限日の8月31日、9月上旬に期日がずれこむロシアを含め、移籍市場は情報が錯綜します。

 興味深いのは、ここにきてスペインでも日本人が認知されつつあるという点です。

 それは乾の活躍もあるでしょうし、ジローナという地方クラブで奮闘した指宿の存在も忘れてはいけません。

 ヒムナスティックの鈴木を日本代表に招集すべきという声もありますし、スペインが鬼門のリーグであるという見解は、僕らの誤った認識かもしれませんね。

 しかし、エスパニョールで中村俊輔が思うように行かなかった際は

 「日本代表の背番号10でも難しいのか」
 「彼はイタリアとスコットランドで揉まれてきたはずなのに」

 と誰しもが感じたものです。

 ただ、スペイン側もドイツを軸に活躍を見せる日本人選手を無視できなくなったのでしょうし、アトレティコの新オーナーである中国のワンダのように外資として支える企業も増えています。

 中国代表よりも日本代表の方が優れた戦績を残していますし、スポンサー締結も大事ですが、それ以上に

 「アジアでより影響を及ぼすための選手獲得」
 「中国人選手よりは日本人選手」

 という考えが増加している。

 と僕は勝手に捉えていますが、今後スペインもドイツ同様に有力な市場に変化するか注目していきます。
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