塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

天皇杯パルセイロ対ジュビロ戦を想像して

2017-08-11 18:54:09 | 日記
 まだ1か月以上もありますが、9月20日水曜日の休日申請を行いました。

 そう、この日は午後7時から南長野運動公園で天皇杯長野パルセイロ対ジュビロ磐田戦があるためです。

 仮に休日申請が通れば、僕は初めての天皇杯観戦となります。

 パルセイロの選手たちには失礼ですが、僕個人は勝敗もあるのですが、むしろ中村俊輔を観に出かけます。

 ある種の奇遇でもありますが、仮に契約がこじれておらず、中村が横浜との契約を維持していれば、ジュビロとの戦いに思いを馳せる理由は減っていたはずです。

 勿論ジュビロを見た際に

 「カミッてると讃えられるGKカミンスキーの存在」
 「日本代表経験者であるFWの川又」
 「名波監督を確認できること」

 はパルセイロ・ファンにとっても興奮する材料でしょうね。

 中村俊輔はF・マリノスの顔であり、同時に日本代表の背番号10、フリーキックの美しさ、セルティックにおける2007年のMVPなど、他クラブのファンから見ても、一度は見たいと思う選手です。

 こうした日本代表経験者を擁するクラブでも敗れる可能性がある

 これが全国規模で行われる、天皇杯の面白さになります。

 中村のフリーキック、キリンカップのスロバキア戦、宮城スタジアムで披露したものは、彼自身気に言っていると思います。

 でもハイライトはやはり、セルティック・パークでのユナイテッド戦ではないでしょうか。

 名手ファン・デルサルでも防げなかったこの一撃、ユナイテッド・ファンだけでなく、レインジャーズ・ファンをも落胆させた意味ある一撃でしたね。

 「宿敵に在籍する真の名手」

 を見ることは、レインジャーズ・ファン以外でも苦痛ですから。
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プロとアマ、一番に違いは何だろうか

2017-08-11 13:03:20 | 日記
 プロとアマの一番の違いは何でしょうか?

 それは前者がその道だけに専念し給料を得ていることはもちろんですが

 「周囲にやる気を促すこと」

 が一番の違いではないでしょうか?

 もう他界してしまいましたが、日本に桶自動車評論の礎を築いたのが徳大寺有恒氏です。

 僕は文庫で復刊した著作「ダンディートーク」を2冊、買いなおしたのですが、氏の文章を読むと

 「ああ、俺も一度ジャガーのシートに腰掛けてみたい」
 「今まで以上に車の清掃をしないといけないなあ」
 「なるほど、国産車と輸入車では、この論点が違うのか」

 と様々な発見があり、何かしなくてはいけない、という行動力が生み出されます。

 サッカーでもバスケットでも野球でも良いのですが、子供たちが名手の動きにくぎ付けになるのは、選手たちから自然とやる気を与えられているためです。

 カズが毎日納豆を食べるときいて、納豆を常備する食卓が増えたと聞きましたし、ロナウドやメッシのフェイントやフリーキックの蹴り方を、とことん参考にしている学生さんも多いと思います。

 でも、その名手たちも

 「過去の名手たち」

 から受けた恩恵を忘れてはいないはずです。

 ロベルト・バッジョが

 「幼いころ、どうあがいてもジーコのようになりたかった」

 と語りましたが、そのジーコもガリンシャやペレのワールドカップ優勝を、両親から聞かされていたはずです。

 ジーコが一時期ディアドラを愛用していましたが、バッジョが同様の選択をしたのも、靴だけでも彼のようになりたいと願ったため、かもしれません。
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ヴェネティアと名波、そして中村の胸中

2017-08-11 01:22:06 | 日記
 僕はジュビロの名波監督、いずれ日本代表監督候補に名を連ねるような気がします。

 他にはアビスパの伊原監督、途中就任という形でありながら、再度クラブを上昇気流に乗せた、アントラーズの大岩監督など、海外から監督を招聘する必要が将来無くなるかもしれません。

 その名波監督、1年という期間ではありましたが、セリエAのヴェネティアに在籍しした。

 ヴェネティア自体は一度破産したと聞きましたが、今季はナイキからジャージの提供を受け、セリエBで戦うのですね。

 今思うと当時のヴェネティアというのは

 1・パレルモのオーナーであるザンパリーニがオーナーであった
 2・今では屈指の戦術家として知られるスパレッティが率いていた
 3・しかし、ザンパリーニ資本で見られる、解雇と再登板という皮肉な形が見られる

 というもので、クラブの体はあってないようなものでした。

 当時はペルージャの中田との一戦が日本でも過熱報道となり、中国代表のマ・ミンユー、韓国代表のアン・ジョンファンもイタリアに参戦を果たしていた時代です。

 ちなみにこのときのヴェネティアは「クロノス」からジャージの提供を受けており、懐かしさがこみ上げてきます。

 名波は2002年のワールドカップ韓日大会では落選しましたが、レバノンで行われたアジアカップでは優勝と大会MVPを獲得しますが、若き日の中村俊輔の良き理解者でした。

 その彼がジュビロに移籍したのは

 「指揮官が名波さんだから」

 という強い気持ちがあったと思います。

 その気持ちはきっと16年前、彼の胸に刻まれたレバノンでの戦いに原点があると感じます。

 

 
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どうして西洋人は壊れる車に身をゆだねるのか

2017-08-11 01:05:25 | 日記
 僕が西洋人の感覚を解せないと思うことのひとつに、

 「車は壊れれるものだから、修理して使えばよい」

 というものがあります。

 車というのは衣類や靴をは違い、自分の命と他人の命を預ける物ですよね。

 昔、石田純一さんが自車のフェラーリを運転中、いきなりエンジン・ルームから炎が見え、一瞬にして炎が車を包んでしまったと聞きました。

 米国以上でタカタのエア・バッグ問題が一向に解決せず、リコールにつぐリコールで大問題になりましたが、過去の欧州車は実に壊れやすい車を作っていたはずなんですね。

 中古市場では

 「ポルシェはアルファロメオより壊れにくいよ」
 「修理費がかさむようであれば、安値で買っても高くつくよな」
 「昔のマセラティは、本当によく壊れたよね」

 と様々な意見が飛び交います。

 すぐに壊れる車に自分の命を預ける発想がどうして生まれるのか、僕にはさっぱりわかりませんが、壊れる箇所を次の新作に活かさないことは、もっと駄目でしょうね。

 ですから、日本車が壊れない車を提供する、安全性能に秀でた車を生み出すことは、やはり意義があります。

 サッカーもそうで、モルテンのボールやミズノのモレリアのように

 「日本製のサッカー用品」

 は世界中で信頼されていますが、それはかの国の用品がすぐに壊れるためなのではないか、と推測します。

 バスケットシューズでもコンバースのチャック・テイラーは、すぐにアッパーとソールが分解するが、アシックスのファブレは実に頑丈という、そんな声を聴いたことがあります。

 モレリアに限らず国産スパイクを履くと、海外の選手がすぐによってきて

 「これ日本製のスパイク?」
 「いいね、ちょっと見せてよ!」

 と興味津々になると言います。

 それだけ壊れないという観点でいえば、日本製は実に素晴らしい用具なのだと実感します。
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