塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ミズノ、本田のためにレビュラの新色を発表する

2017-08-29 01:20:45 | 日記
 ミズノはブレスサーモや衝撃吸収素材ウエーブに代表される、真摯なものづくりで有名です。

 サッカーだけでなく、陸上、野球、水泳など多くの競技を支援し、五輪代表選手からアマチュアまで多くのアスリートが愛用しています。

 僕もブレスサーモを数枚所有していますが、そこらへんで売られているセーターよりも高級感があるくらいですからね。

 しかし、ミズノはただ真面目一辺倒の製品づくりではなく、

 「へえ、これミズノ商品なんだね」 
 「こんな色彩、ミズノらしくないなあ」

 と思わせる品もあります。

 イタリアを代表する高級車「ランボルギーニ」とのダブルネームで販売しているスニーカーがその代表作ですが、本田圭祐に供給するレビュラの新作はなんとピンクになります。

 過去、彼に供給したイグニタスに、南米のモルフェオ蝶からヒントを得た紫、黒と白の左右非対称デザインなど、興味深い色彩がありました。

 今回のピンクは日本人が一番情緒を感じる桜からインスピレーションを得たというのですが、ピンクを履くのは本田のみということで、彼らしいと思いますね。

 モレリアは通常黒と白の2色展開ですが、海外限定でゴールドにレッドラインという配色もあったのですが、これがまさに

 「瞬殺で完売」

 といういわくつきのもので、本国日本で売られていないこともあり、ミズノ・マニア垂涎と聞きました。

 真面目一辺倒と思われる中、これらのような遊び心ある靴を作るミズノ、ブラジルをはじめ海外のサッカー選手が贔屓にする理由も見えてくるというものです。
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人工素材の台頭で来るであろう反動

2017-08-29 01:03:06 | 日記
 もし僕がミズノの従業員ならば、今の現状にほくそ笑むと思います。

 それはミズノは名品モレリアを作り続けているためです。

 今、ビジネスの世界でもジャージ素材に代表される、皺になりにくくストレッチが効いたスーツやシャツが幅を利かせています。

 同時にガーメント洗いと呼ばれる、買ったその場から「中古風」の商品が現れるなど、より機能やデザインに凝った商品が数多く見られます。

 しかし、人工素材が台頭し、本来現れることが当然の皺がでない、吸汗速乾など機能に偏れば偏るほど、
 
 「天然素材の持つ凄さ」
 「職人技を体感できる機会」

 これらが優遇されますよね。

 確かに夏場のクイックドライや、台風の際には雨に強い靴とレインコートが必要なように、僕も機能は無視してよいとは思いません。

 僕が思うのは

 「機能を重視しすぎて、本来商品が持つ自然さが不自然さになること」

 が意味なしと思うのです。

 リーバイスも自転車愛好家のためにジーンズを開発するなど、現状を見据えた商品を数多く手掛けていますが、一方でコーン・デニム社のヴィンテージ・デニムを用いた、過去の501XXを米国生産しています。

 天然素材で過去の名品を丹念に作り上げる
 それは自社の歴史を振りかえり、未来を見据えること

 に繋がると思いますね。

 スーツに人工素材が増えれば増えるほど、1960年代のヴィンテージ生地や80年代の幅広のネクタイなど、過去の贅沢な素材が蘇るに違いありません。

 スパイクもニットに代表される脚入れの良さの商品は、一方で手入れを怠りやすくなる習慣を与えるかもしれません。

 職人が生きるための道、そして伝統を守る術としてミズノのような名品と本革のノウハウがあるブランドが、今後大きな強みを持つと感じます。
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