塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーとシングルモルト、価格高騰の背景には

2018-12-18 01:01:35 | 日記
 シングルモルト・ウヰスキーの本場であるスコットランド。

 その製造元によって、「ローランド」「ハイランド」「アイラモルト」などとその風味が区別されるのですが、むしろ店頭ではこの「本場」の方が購入しやすいという、矛盾があります。

 後発の日本製シングルモルトが完全な品薄、そして原酒と呼ばれるシングルモルトの要となる存在を有効活用、など、サントリー、ニッカ、そしてキリンも様々な工夫を凝らしています。

 一方で「タリスカー」「ラガブーリン」「ボウモア」「マッカラン」「グレンリベット」など、シングルモルトの代名詞はそこに鎮座しているのです。

 僕はシングルモルト、バーボン、ブレンデッドのいずれも初心者の域を超えておらず、例えば土屋守氏に代表されるオーソリティの著作を購入し、学んでいる最中です。

 サッカーでも、自分の贔屓開設者、作家を持つと勉強に身が入りますよね。

 例えば木村元彦氏の傑作「悪者見参」が、今夏のワールドカップの取材を用いた新章を加えたリニューアル版が最近発売されましたが、氏の濃密な取材攻勢にはいつも唸る思いです。

 僕の周辺でも

 ベン・ロマック10年
 グレンモーレンジイ・キンタルバン

 のような、なかなか見かけないであろうシングルモルトを販売している店舗があり、そんなときは凄く嬉しいですね。

 バーボンですとバファロー・トレース、ブランドンなどがそうなのですが、通好みの品ぞろえか万人向けの品ぞろえかで、きっと店主は悩むのでしょうが。

 日本のシングルモルト価格高騰を見ていると、サッカーにおける契約違約金の高騰を連想します。

 ウヰスキーには少なくとも

 「希望小売価格」
 「生産終了による最終仕入れ」

 など、価格についての基準があります。

 しかし、サッカーには今のところその基準らしきものは、あの選手があの価格、というひどく漠然としたものでどこか思いやられます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シングルモルトの個性に酔いしれて

2018-12-18 00:35:31 | 日記
 今、僕の手元にはシングルモルト・ウヰスキーが3種類あります。

 ニッカの余市、サントリーの山崎と白州で、余市は700ミリ、山崎と白州は180ミリの小瓶になります。

 これらは全てノンエイジと呼ばれる、ボトルに熟成期間を明記していないシングルモルトですが、日本のウヰスキーが海外で評判になればなるほど、国内での市場高騰という皮肉な現象を生みます。

 僕は余市、そして宮城峡に関しては、おまけ価格で販売している店を知っているので、そこで買い求めます。

 山崎と白州に関して言えば、通常の700ミリ、ノンエイジでも高いと印象を持ちますが、小瓶ならば定価購入でき、しかも最近ご近所で白州が相当数売られていることを確認でき、安堵しています。

 ちなみに山崎、白州の12年だったと思いますが、千曲のような地方でも僕の給料では手が届かないか価格で、致し方ないかという印象です。

 シングルモルトというのは過去、全く見向きもされない商品だったといいます。

 それはシーバス・リーガスやバランタインに代表されるブレンデッド・ウヰスキーが、まろやかで万人受けする味わい、しかも購入しやすい価格と言う側面があったためです。

 しかし、シングルモルト本来が持つ個性、味わい深さが今すこぶる人気というわけです。

 日本代表も中島、堂安、そして南野という前線の3選手の個性を皆が味わっています。

 僕はいつもコンサドーレの都倉が代表招集に値すると思うのですが、恐らく森保監督はスペイン代表とディエゴ・コスタの関係性を、彼に投影している気がします。

 パスワークで近年好成績を残してきた「ラ・ロハ」に、体格と空中戦戦の強さに魅力を持つ彼では、相反する結果しか生まないと周囲は感じていたものですが、2014年ワールドカップ、デル・ボスケはコスタを重用したものです。

 この場合、ディエゴ・コスタの持つ個性が残念ながら、うまい具合に代表と交わることはできませんでした。

 都倉も同様の形で、むしろ代表招集が彼の評判を落としてしまう、と森保産を考えたのでしょうか。

 うん、ウイスキーのブレンダーのような嗅覚といえるのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする