塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パスを回すことは確かに大事なのですが

2020-11-18 23:22:08 | 日記
 ラグビーもサッカー同様にパスを回します。

 これはパスを回すことが、選手個々に責任を芽生えさせる最適な方法という意味合いがあるようです。

 もちろんスクラムを組むのはフォワードの責任ですし、フルバックやウイングの方が相手陣内に近いわけですが、誰がボールを持っても責任、言い換えればチームへの貢献を考える。

 というわけです。

 グアルディオラはバルサでもバイエルンでもシティでも、常にマイボールを大切にすることを根幹とします。

 これは選手に責任という言葉を考えてもらうよりも

 「ドリブルよりもパスの方が素早く相手陣内にたどり着ける」
 「マイボールが可能であれば、相手に攻め込まれる余地はない」

 という、戦術的側面の方が大きいのですね。

 ただ、ラグビーがトライのほか、コンバージョン・キックやペナルティ・キックなど、さまざまな得点の機会がある一方、サッカーはどんなに鮮やかなFKでも、得点は1点です。

 フィリッポ・インザーギのように、相手ラインとの駆け引きに長けた選手
 ディディエ・ドログバのように、素晴らしいヘディングが持ち味の選手

 など、センター・フォワードに様々な特徴を持つ選手がいることは、むしろ自然な成り行きです。

 グアルディオラもマイボールだけでなく、時にはロビングやクロスの方が、相手が嫌がることくらい重々承知しているはずです。

 それでも自身の戦術を曲げないのは、曲げてしまえば自分が指揮官であることの意味がなくなり、選手に対しての尊厳をなくしてしまうためでしょうか。

 だからこそ彼の場合

 メッシがいたからチャンピオンズ・リーグで優勝できた
 彼はいつ手も素晴らしい

 と相反する評価がついて回るのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パスを常に回すことは有意義のはずです

2020-11-18 22:55:31 | 日記
 かつてNBAにウイルト・チェンバレンという、類まれな得点力を持つ選手がいました。

 マイケル・ジョーダンが頭角を現すと

 「チェンバレンとジョーダン、NBAにおける最高の点取り屋はどちらか」

 という企画が成立するほとチェンバレンの能力は秀でており、同時に色欲もすごかったことを自身が告白しています。

 実はジョーダンとチェンバレンにはある関係者がいるんです。

 それはテックス・ウインターという人物であり、フィル・ジャクソンがシカゴ・ブルズとLAレイカーズで用いた戦術、

 「トライアングル・オフェンス」

 の考案者なんですね。
 
 アリゴ・サッキが神の子と称賛されるディエゴ・マラーナに立ち向かうために考案した戦術がゾーン・プレスですが、実はトライアングル・オフェンスはチェンバレンに対抗するための措置でした。

 チェンバレンはカンザス州立大学
 ウインターはカンザス大学

 同じカンザス州に拠点を持つ名門大学に両者は同時期に在籍しており、チェンバレンの能力を嫌というほど見せつけられた地ウインターだったのです。

 彼一人に得点の機会を与えていたならば、おのずと限界が生じる
 ならば我々は、常にパスの出しどころを2カ所設けるように、常に三角形を築こう

 これはテックス・ウインターが考案し、ジャクソンと共に根気強くジョーダンを説き伏せ、結果的に彼もチームも飛躍することになる「トライアングル・オフェンス」の根幹でした。

 そう、クライフがアヤックスとバルサで考えたことを、米国でも考えた人物がいたのですね。

 バルサが用いる4-3-3は元来、3-4-3と同様にトライアングルが成立しやすい形ですが、残念なことにミニからレオ・メッシを肥大化させてしまいました。

 バルサが苦戦する理由は、自分たちにあったと思うファンは案外多いのでなないでしょうか。

 ただ、最後に決定的な仕事ができる人物が不可欠なのも同時に重要でもある、ここが難しいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

配慮が必要なこと、多々ありますよね

2020-11-18 20:51:25 | 日記
 焼き豆腐に厚揚げ、そして納豆。

 持続性と健康面の両方から、わずかずつではありますが、肉を食べる頻度を下げる実験をしています。

 肉を食べないと、どうして心身両面で健康が維持できるのか
 丁寧に育てられた鶏、豚、牛の肉ならば口にしてもよいのだろうか
 畜産は本当に、環境負荷が大きい産業なのか

 手元の資料がわずかですので、僕が今行っている食事方法はあくまで断片的で偏りがありますが、自分で学びながら食べていこうと思います。

 長野パルセイロに限らず、サッカークラブは子供たちのためにクリニックを行います。

 その際食事の提供もあるのでしょうが

 1・アレルギーを持つお子さんへの配慮
 2・フランスでは菜食主義の子供を尊重しているが、日本ではまだまだ少ない

 というように、集団時のおける食生活は、苦労と困難を伴います。

 僕が小学校、中学校時代の給食は

 1・牛乳が提供されるのは当たり前
 2・残さず食べることは基本であり、アレルギーの事前認知はない

 という、まだまだ配慮が足りない時代でした。

 僕は以前から牛乳よりも俄然豆乳を接種していますが、今後はアーモンド・ミルクなど、さまざまな飲料が給食で提供されるかもしれません。

 食事ではありませんが、ロベルト・バッジョが仏教徒ということもあり、キリスト教のおひざ元であるイタリアからすれば、彼はある種の異端児だったんですね。

 ですから代表合宿でも彼が祈りをささげることは、相部屋でともに過ごす選手からすると、実に不可解に思えたという話を以前耳にしました。

 そうなんですね、宗教も食事も基本は

 「個人の価値観」

 によってゆだねられている側面が大きいことを僕たちは忘れがちです。

 性も含めて、僕らが学び、そして意見交換しながらより良い暮らしを求める中に、サッカーが適えられる要素があると僕は信じています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディアドラに抱く僕の印象

2020-11-18 20:40:04 | 日記
 「ええっ!ディアドラ知らないですか?」
 「テニスとサッカーではよく知られた存在なんですけどね」

 先日、ふとしたことからディアドラの話になったのですが、僕の同僚はナイキやアディダスは知っていても、ディアドラの事はよく知らなかったようです。

 実は僕も高校時代、この同僚と同じ反応をしたことがあります。

 当時はJリーグが開幕したころで、新聞の折り込み広告やサッカー雑誌に、さまざまなブランドのスパイク広告が確認できたころでした。

 僕は当時卓球部で、バタフライやニッタクなど卓球用品の製造元は知っていても、スパイクの製造元には当然精通していませんでした。

 おそらくミズノ、アシックスは漠然と判別できていたとは思いますが、部室でたまたま

 「ねえ、このディアドラってブランドは何なの?」

 と漏らすと、冒頭で僕が発したような驚きの声が上がった、というわけです。

 当時のディアドラは

 1・日本代表の北沢豪と契約
 2・米国ワールドカップではイタリアとベルギーをサポート
 3・契約選手であるロベルト・バッジョの人気は、世界でも群を抜く

 というように、大きな話題で溢れていました。

 今のディアドラはサッカーよりも

 ダニエル太郎を軸にしたテニス選手の支援
 ディアドラ・ヘリテイジに代表される、イタリアとルーマニア生産のスニーカー

 の方が知られていますよね。

 アントニオ・カッサーノ以降、イタリア国内でも契約選手が見られませんが、僕は再度、彼らがスパイクで華麗なる復活を遂げると勝手に考えているのですが。

 そうでなければ、わざわざイタリア生産で過去の名作を復刻、販売するような面倒はしないと思いますので。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする