塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

巨人はやはり並び立たないですね

2020-11-23 19:19:04 | 日記
 今、スポーツナビに掲載されているF1の「モータースポーツ・コム日本版」を閲覧しました。

 そうかと思い出したのが、アイルトン・セナとアラン・プロストは同じマクラーレン・ホンダに在籍していたのか、と言う点です。

 唯一無二の存在であるプロストとセナが、同じチームでエース・ドライバーの地位を凄絶に争い、同時に接触を起こしてリタイアする羽目になっても、どちらも謝罪もしなければ言葉も交わさない。

 ピット・クルーと上層部からすれば、毎日息が詰まるような緊迫した形で整備とグランプリ準備に追われていたと思います。

 日本での人気は恐らくセナが上回っていたと思いますが、ナイジェル・マンセルにネルソン・ピケ、そして中嶋悟と彼らとひけを取らない存在も大きかったとあります。

 三浦知良がセリエAに参戦した1994-95シーズンもこのような形でしたよね。

 僕が言いたいのは、メッシとロナウドはクラブでもスポンサーでも

 「両雄並び立たず」

 だったに違いないという点です。

 ロナウドは移籍を繰り返し、メッシはバルセロナのみに在籍していますが、仮に同じクラブに在籍したとしても、周囲が気を遣うばかりで疲弊し、どうしようもなかったと思います。

 メッシが当初、ナイキを愛用していたのはバルセロナがナイキと契約している点も大きかったと思います。

 しかし、ロナウドもメッシもイブラヒモビッチもナイキ、と言う形ではどうしようもありませんし、メッシのアディダス移籍はナイキにとっても都合が良かったに違いありません。

 並び立つにはウルグアイ代表のカバーニのように、誰かがひたすら我慢することが不可欠ですが、自己意識が高い彼らがそのような気持ちは抱かないはずです。

 その両雄がバロンドールを争った10年の歴史は、未来から見ても素晴らしい時代だったと回想されるのでしょう。
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僕が思うマイボールにおける別の利点

2020-11-23 18:56:51 | 日記
 マンチェスター・シティの調子が上がってきません。

 しかしグアルディオラの根底にある、マイボールを大切に扱う、ドリブルよりもパスを繋ぐ方がより相手陣内に手短にたどり着ける、という発想に変化はありません。

 イングランドやアイルランドでは、伝統的に空中戦での競り合いをファンが好んできました。

 アイルランド代表のFWといえば、インテルやスパーズに在籍したロビー・キーンを連想しますが、それ以前は空中戦に長けたナイアル・クインがよく知られていました。

 彼の頭めがけてクロスを上げることが、例え愚直と呼ばれてもアイルランドにとっては戦術であり、攻撃の要だったためです。

 しかし、選手の資質もありますがクロスが減る、シティのようにボールを丁寧につなぐサッカーがより拡大すれば

 1・ヘディングで起こり得る脳震盪の減少
 2・相手センターバック、相手GKと味方センターフォワードの競り合いが減少し、大きな怪我が減少

 という可能性はあるかもしれませんね。

 MFLに代表されるアメリカン・フットボールは「リデル社」と呼ばれる企業から防具の提供を受けています。

 それでもQBサックと呼ばれる、味方のQBが対戦相手のセンターから激しいハードタックルを受けて叩き伏せられる、脳震盪の危険性があることは、度々報じられています。

 アメリカン・フットボールは競技としてではなく、米国陸軍において軍人の体力維持に重宝され、それが発展して現在の形になるはずですが、当時は何と防具なしだったんです。

 ですから、怪我人は本当に絶えなかったに違いありません。

 ラグビーもスクラムを組む際、首と肩にかかる負担は尋常ではないのですが、先進医学と予防医学ではまかり切れない点を、戦術で覆す時代といえそうです。

 マイボール、高速カウンター、クロス、いずれにしても選手が怪我をする場面を目撃することは、嫌なものですから。
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アンブロ、ユー・バイ・ガクの新デザインを公表

2020-11-23 11:59:12 | 日記
 アンブロが柴崎岳に提供する「アクセレレイター」

 このスパイクは版権を持つデサントが企画、生産している品でグローバル展開ではないそうです。

 つまり、アンブロと契約している海外の選手が履くことは難しいという、ややこしい側面を持ちます。

 コンバースの日本企画と言えば

 「コンバース・アディクト」
 「タイムラインで発売したウエポンやジャックスター」

 が挙げられますが、CT70が海外でしか購入できないように、これらも基本、来日しなければ海外の方は購入できないのでしょうね。

 それだけ版権というものは尊重されるべき事柄なのでしょうが。

 その柴崎岳とアンブロが手掛ける「ユー・バイ・ガク」の特別デザイン第4弾「ねぶた祭」を題材にした「マツリ」が公開されました。

 柴崎の出身県である青森県を題材に、これまで3種が企画、販売されてきた「ユー・バイ・ガク」ですが、コロナ・ウイルスの影響で2020年は中止となったねぶた祭。

 柴崎は遠くスペインでプレイしていますが、青森県の代名詞である「ねぶた祭」を題材にすることで、故郷に何か思いを寄せたいと考えたと推測します。

 アンブロの契約選手といえば、遠藤保仁が第一人者なのですが、終身契約を結んでいる彼でさえ、ここまで出身県である鹿児島や彼の希望を具現化した話はそう多くは無かったと思います。

 それだけアンブロにとって、柴崎岳は人間的も選手としても実に魅力ある存在なのでしょう。

 彼が青森県を題材にデザインを考えることは、きっとスペインという地で

 遠い故郷を思うこと
 故郷を通じて日本を思うこと

 に通じるためではないでしょうか。

 日本代表のセンター・ミッドフィルダーは、遠藤航が素晴らしい存在へと進化を遂げている最中であり、4-2-3-1でも3-4-2-1でも同じ「2」枠しかりません。

 そこに居続けるために、柴崎はアンブロを必要とするのでしょうね。
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代表選手が語る日本代表とは

2020-11-23 11:28:51 | 日記
 幻冬舎文庫「僕は自分が見たことしか信じない」を読み始めました。

 その中で内田篤人が2010年ワールドカップ、対コートジボワール戦の交代の中、自分ではなく先輩の駒野友一が送られたことで、自分の出場が見込めないという点を率直に語っています。

 だからこそ、2014年ワールドカップ、内田は陳腐な言い方で申し訳ありませんが

 「死に物狂いで必死の形相でボールを追う」

 形になったのでしょうね。

 彼がウニオン・ベルリンから鹿島アントラーズに復帰する際、やはり当時の代表指揮官ヴァイド・ハリルホジッチに、自分に目を留めているかどうか、確認したそうですが、Jリーグにいれば当然

 「代表監督の目に留まりやすい」
 「医療スタッフにもすぐに連絡が可能」

 という利点が生まれます。

 ウェブ版の「フライデー」が、Aマッチ152試合出場という日本記録を持つ、遠藤保仁にインタビューしています。

 40歳を迎えた現在でも、遠藤にとっても日本代表は価値ある場所という概念に変化はありません。

 ちなみにインタビュー後半で海外リーグに参戦しなかった理由を問われ

 「自分がそこでプレイしている姿を想像できなかった」
 「これも縁だと思いますが、海外でのプレイはあきらめていませんよ」

 と語っています。

 代表のライトフルバックは、2014年内田が奮闘した陰で、現在マルセイユに在籍する酒井宏樹に出場機会がなく、まさに2010年の内田と同じ感覚を得たわけです。

 そして2018年はまさに酒井の独壇場であり、2022年は彼なのか、室屋なのか、はたまた別の選手なのか、というある意味混沌とした形です。

 よく不倫や浮気で男女が「一線を超える」と言いますが、僕はむしろ

 サッカーにおけるタッチラインの差
 ワールドカップのエントリーか否か

 の方が遥かに「一線を超える」という意味合いが適切であると感じています。
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