塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レアル、新監督はアンチェロッティか

2021-06-01 21:23:33 | 日記
 レアル・マドリードのように、高額報酬や多くの優勝トロフィーを所持する選手たちが集まるクラブには、柔和な指揮官が相性が良いといいます。

 1997年と2007年にはファビオ・カペロ
 2010年から3年間はホゼ・モウリーニョ

 柔和というよりは選手のケツを叩く指揮官が就任した時期もありますが、前者はデイビッド・ベッカム、後者はイケル・カシジャスと論争を引き起こしてしまいます。

 ラファ・ベニテスのように、理にかなった物言いではなく「適いすぎている」物言いでも共感は得られず、カルロス・ケイロスのように名門ユナイテッドからの移籍でも

 「指揮官ではなくアシスタント・コーチからの転籍」

 という形でも、選手の評判は芳しくはありませんでした。

 逆に言えば、それだけ選手は誇り(わがままといった方がよいでしょうか)に満ちているという証でしょうが。

 そしてレアルは2014年、10度目のチャンピオンズ・リーグをもたらしたカルロ・アンチェロッティを再度招くといいます。

 エバートンには彼を慕って移籍したふたり

 ブラジル代表 アラン
 コロンビア代表 ハメス・ロドリゲス

 が在籍していますが、エバートンは既にアンチェロッティが離れることを見越し、新監督を探しているとの声もあります。

 ユヴェントスはマッシミリアーノ・アレグリが再任し、チェルシー、シティにリバプール、バイエルンも監督人事は既に決定済みと言えます。

 アンチェロッティは物腰の柔らかさや柔和な表情で、選手たちから慕われていました。

 実はジダンは2014年時、彼の下(ユヴェントス時代も指揮官と選手の間柄でした)で監督業を学んでおり、レアルでの日々はアンチェロッティの教えで助けられたことも多いと思います。

 バルセロナはクーマン体制がどうなるかは定かではありませんが、アトレティコのシメオネを封じ込める包囲網は、早い方が良いに決まっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブランドは一般ユーザーの声をどうすべきでしょうか

2021-06-01 21:03:45 | 日記
 ナイキが1997年に発売したエアー・ジョーダン12。

 マイケル・ジョーダンがナイキ側に申し出た希望

 1・捻挫が怖いから、足首を固めるような感覚
 2・ソールを薄く素足感覚が望ましい

 という点を鮮やかに取り入れたこのバッシュは、ジョーダン以外のナイキ契約選手、例えばシカゴ・ブルズで同僚だったロン・ハーパーがこぞって愛用するなど、プロからその完成度が高く評価されたものです。

 しかし、街履きとして愛用するファンは

 ソールが硬すぎる
 シカゴ・ブルズカラーの黒と赤の配色が、コーディネイトしにくい

 と不満を漏らしていたことを覚えています。

 ちなみに僕が初めて購入したエアー・ジョーダンはこの「12」であり、街履きに適していないというそれだけの理由で、購入金額は半額の8000円でした。

 サッカースパイクも「素足感覚」と「軽量性」を突き詰めた物があります。

 ミズノのモレリア
 アシックスのDSライト Xーフライ

 はその代表例と言えます。

 当然スパイクはプロだけでなく、部活動や大学サークルで汗を流すアマチュアも同じ品を購入、履くわけですがそこに冒頭でお話しやような齟齬は生じないものでしょうか。

 当たり前ですが、街履きや一般ユーザーの声を尊重しすぎては、プロ仕様からどんどん遠ざかるという矛盾が生じます。

 しかし売上や愛用者としてその数を考慮すれば、アマチュアの存在を無視することもできません。

 特にモレリア・シリーズ(モナルシーダも含め)のように、高校サッカーで驚異的な着用率を誇る銘柄は、プロ、アマと問わず満足しているという点で、本当にすごいことだと思います。

 アシックスもイニエスタが神戸との契約を延長し、新型のウルトラレッツアを再度、開発支給すると思われます。
 
 バッシュと違いスパイクは、アマでもプロでも履いた感触は、さほど変わらない印象かもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インテル、来季の指揮官は誰だろうか

2021-06-01 20:49:12 | 日記
 アントニオ・コンテの退任が決まっているインテル。

 彼らは慎重に新しい監督を選ばねなければ、チャンピオンズ・リーグでの早期敗退の可能性が高まる危険性があります。

 2010年、ホゼ・モウリーニョの下で3冠を得た後、インテルはラファエル・ベニテス、レオナルドとモウリーニョ同様最終ラインを4枚で構成する指揮官を選択します。

 ただ、レオナルドは宿敵ミランの中心選手だったこともあり、ミランファンがレオナルドを侮辱し、彼の周辺が常に喧噪に包まれていたこともあり、インテルは現在アタランタを指揮するガスペリーニを指名します。

 しかし、十八番である3-4-3と陣容がまるでかみ合わず、彼は4試合の指揮だけで解任になります。

 以後、思い浮かべるだけでも

 クラウディオ・ラニエリ、スティファノ・ピオーリ、ストラマッチョーニ、ルシアーノ・スパレッティにワルテル・マッツアーリ、そして再登板となったロベルト・マンチーニ。

 短期で続々と指揮官を交代してゆくインテルは、戦術も布陣もまるでかみ合わない時期がありました。

 その中でアントニオ・コンテの後任人事に、ラツイオで一躍名を広めたシモーネ・インザーギの名前が挙がっていますが、選択肢としては良いと思います。

 古巣アヤックス・アムステルダムをリーグ4連覇に導いたとはいえ、インテルと何ら関係性が見いだせないオランダ式戦術を根幹とする、フランク・デブールを招聘した際と比べたら、実に理にかなっています。

 ラツイオはサラリー・キャップ、財政健全を目指すクラブであり、移籍市場に積極的に関与しない
 インテルは財政面での立て直しを目指す
 そしてインザーギもまた、バック3を好む

 という点を考慮すれば、就任は近いかもしれません。

 仮に2トップを解体して大きな契約解除金を得たならば、ラツイオからイタリア代表のインモービレという、リスクの低い投資も可能になるでしょう。

 インテルのように監督を日和見でしか見ないクラブでは、インザーギも覚悟は必要でしょうが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする