塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

まもなく、移籍市場が活発に

2021-06-23 22:55:40 | 日記
 2020-21シーズンのリーグ1王者リール。

 当然選手たちは優勝した以上、クラブに勝利ボーナスを希望するでしょうし、クラブはクラブで優勝したからこそ

 チャンピオンズ・リーグへ向けての戦力補強
 どの選手を残留させ、どの選手を移籍させるか

 という、新しいお金の問題に直面します。

 では、選手の側はどう映るでしょうか。

 リールは過去2季にわたり

 ニコラス・ペペ 現在アーセナルに在籍 契約解除金は80億円か
 ヴィクター・オシメーン 現在ナポリに在籍 契約会場金は90億円か

 というコートジボワール代表とナイジェリア代表を売却し、大きな利ザヤを得ています。

 ペペの場合はともかく、オシメーンからすれば残留していれば優勝し、欧州の舞台で来季戦うチャンスを得られた、という気持ちはあるかもしれませんね。

 それ以上に悩ましいのは今季の主力選手たちです。

 残留してリーグ1制覇を達成する目標にまい進すべきか
 それともチャンピオンズ・リーグ出場は捨て、ブンデスリーガやプレミアの中堅クラブで構わないから移籍する
 フランスより競争の激しいリーグに移籍して、より選手として成長したい

 など、今頭を悩ませているように感じます。

 サッカーが面白いのは、確かにバイエルンやユヴェントスのように、近年国内リーグでまさに寡占状態にあるクラブもありますが、パリ・サンジェルマンのように、お金が金庫に唸るほどあるクラブ。

 彼らでも常に優勝するとは限らない、という点にあります。

 現状、コパ・アメリカとユーロが終了し、選手たちが束の間の休暇を楽しむ、そのころから移籍話は活発化するはずですが、代理人との駆け引きは、いつの時代もクラブからすればしんどい話でしょうね。
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一時代が終わるという感慨

2021-06-23 22:43:57 | 日記
 北マケドニア代表を引退するゴラン・パンデフ。

 彼は今セリエAのジェノアに在籍していますが、契約延長が持ち掛けれない場合はこのまま現役を退く可能性があります。

 北マケドニアの方からすれば

 「パンデフの引退で一つの時代が幕を閉じる」

 と感じるのでしょうし、不思議なことに部外者である僕でさえそう思います。

 日本代表主将を長らく務めた長谷部誠が代表引退を表明したのは、2018年ロシア・ワールドカップでベルギー代表に敗れた後のことになりますが、僕の考えは時代の終焉という大げさな心情ではなく

 「本当にお疲れさまでした」
 「主将として2010年から8年、さまざまなことがありましたね」

 というものです。

 どうして前者の場合と後者の場合で、僕の心情はここまで異なったのか、自分で様々思案してみました。

 それは北マケドニア代表が大舞台に縁がなく、パンデフがいくら代表に合流して奮闘しても、スクデットを獲得したインテルような達成感が無かったためではないでしょうか。

 しかし、日本代表は2011年アジアカップ優勝、2012年は敵地でフランスに勝利し、2013年コンフェデ杯ではイタリアに3ー4で敗れるも、強豪に冷や汗をかかせる。

 という形で高揚感を感じる場面が幾度もありました。

 長谷部はその中で優勝も達成感も屈辱も味わったことは間違いありませんが、北マケドニアの方からすれば、今後パンデフと並ぶ称される選手が登場するかどうかさえわからない。

 だからこそ、一時代の終了と感じるのではないでしょうか。

 そう、日本代表でいえば、過去に釜本邦茂を失った際の喪失感のようなものでしょうか。

 実際、彼を超えるアタッカーは現在も登場していませんし、仮に当時から日本にプロがあれば、釜本さんは間違いなくドイツやスペインに活躍の場を求めていた事でしょう。

 パンデフ、長谷部、釜本、それぞれに生きた時代があり、だからこそその時代の考証と視点が異なると考えます。
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アルコールと清涼飲料水は、消費者側の問題でしょうか

2021-06-23 20:46:07 | 日記
 欧州選手権2020において、サッカーという競技以上に

 「コカ・コーラ」「ハイネケン」

 という飲料水とビールに注目が集まっています。

 日本代表が長くパートナーシップを結んでいるキリンも、ビール事業(ウイスキーやチューハイも生産していますが)と、キリンビバレッジに見られる、清涼飲料、ミネラル・ウオーターも扱っています。

 特に「アルカリイオンの水」は、どの店頭でも見られるポピュラーな水ですよね。

 ロナウドのように、砂糖を多く用いた飲料水が、国と選手の誇り、威信をかけて戦う試合を支援し、会見場に登場するのは怒りを飛び越えて情けない、という心情なのでしょう。

 ハイネケンは欧州を代表するビール・ブランドであり、UEFAチャンピオンズ・リーグだけでなく、ラグビー・ワールドカップも支援していたはずです。

 ラグビーは試合終了後に、対戦相手が親睦の意味合いを込めてビールを飲む習慣があるそうですから、ハイネケンとすればスポンサーとしてビールを提供する理由がラグビーにあります。

 そしてサッカーも、ファンはビールを好みますしね。

 しかし、ハイネケンの思惑以上にフランス代表ポール・ポグバの手が、まるで「神の見えざる手」のような形になってしまいましたが。

 ロナウドは僕個人の見解ではいささか「ヒステリック」になりすぎたように思います。

 実は僕、父と夕飯でビールやワインを「晩酌」しますが、基本アルコールからは足を洗っています。

 僕の事例からもわかるように、確かに砂糖がふんだんに用いられた飲料水や、ビールの類は健康面からして接種を控えた方が良いに決まっています。

 飲酒運転やアルコール依存は重大ですからね。

 ただそれはあくまで「作り手」よりも「消費者の倫理観」が問題であり、スポンサーを排除するような形になってしまったことは、ロナウドにとっても意外だったのではないでしょうか。

 彼からすればいつもの習慣で「水」を求めただけでしょうから。
 
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Jリーグに見られる外国籍の流れ

2021-06-23 20:24:25 | 日記
 浅野拓磨の新天地は、ブンデスリーガのボーフムが有力のようですね。

 また堂安律もレンタルバックの形でPSV在籍の形になりますが、今後は代理人が契約を煮詰めてゆくのでしょう。

 さて、東京五輪が開催されることは間違いなく、Jクラブのスカウトはコロナウイルスや観客上限というハンディがありますが、是非各国代表の指揮官と選手を調査してほしいものです。

 Jリーグからこれだけ選手が欧州に巣立ってゆくなか、逆に諸外国から選手と指揮官がやってきても、何ら不思議ではありません。

 主力が引き抜かれたならば、得た契約解除金で補強するしかなく、それは欧州と日本のカレンダーの違いで難しい面がありますが、今季の浦和レッズのような貪欲さは、確実にファンを興奮させます。

 イタリアで三浦知良、中田英寿と日本代表選手が参戦するようになると、現地ではちょっとした

 「日本人フィーバー」

 が生まれました。

 その後は名波浩、中村俊輔、柳沢敦、そして小笠原満男と続き、2011年にはチェゼーナをわずか半年で退団し、長友佑都が世界王者のインテルに移籍し、レギュラーに定着し、度肝を抜きます。

 カターニャで愛された森本貴幸の事例もあるように、ある国籍の一定の選手が活躍すると、その国からの移籍が相次ぎたやすくなりますよね。

 それは日本も同様で、常にブラジル代表と韓国代表がそうですし、現在ではチャナティップの影響もあり、タイ代表が素晴らしい選手で構成されていることを僕たちは知っています。

 アンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレスの影響で、スペインからの移籍も相次ぐ中、今後は

 「デンマーク・ブランドの来日」
 「フィンランドやアイスランドなどの北欧諸国」

 からの参戦が続くかもしれませんよ。

 それはキャスパー・ユンカーの存在であり、彼の懸命な姿が新しい移籍市場を開くかもしれません。
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