塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

恩師と弟子の間柄

2021-06-04 22:03:06 | 日記
 サッカーに限らず、世の中には「恩師と弟子」の関係性がしばしば聞かれます。

 スペインを代表する画家、ファン・カルロス・ゴヤは、同じスペイン人の画家ディエゴ・ベラスケスと、オランダ出身のレンブラントを敬愛していたことで知られています。

 また、稲森和夫氏が「盛和塾」を通じ、慕う若い世代の相談に答えてきたことも、特筆すべきことであのアリバナの創業者デアルジャック・マー氏も、稲森和夫の人柄にほれ込んでいます。

 このようなこぼれ話を聞くと、ひとりぼっちの僕は心は空虚になり、ダメ人間なんだなあと痛感するのですが、似たような体験は大学時代にあるんですね。

 僕は山梨学院大学1年の夏から卒業まで、近所のファミリー・レストランで清掃と皿洗いをしていました。

 その店舗は新店ということで応募中は建設中ということもあり、合格通知が届くと相当離れた(自転車で往復8キロから10キロでしょうか)系列店で実践訓練を行いました。

 当時から不格好で要領が全く得ない僕は、実は面接時、店長のYさんから不合格通知が届くはずだったんです。

 でも副店長になるFさんが

 「いや、店長彼はいずれ物になります」

 と押しとめてくれて、合格通知が届いたんです。

 学校を卒業するころは、Ý店長も別の店舗に転勤辞令が出たため離れてしまいましたが、僕が不格好なりに自分で考えて取り組んでいた事を評価してくれたのでしょうか、帰宅する際には

 「じゃあ、塚田、後は頼んだぞ」

 と声をかけてくださるようになりました。

 フィオレンティーナの指揮官に就任する「リンギオ」ことジェンナーロ・ガゥトウーゾ。

 彼を慕うコートジボワール代表のティミー・バカヨコも、ナポリから(リンギオの古巣ですね)から共に移籍するようだと、専門サイト
「超ワールドサッカー」が報じています。

 バカヨコの保有権はいまだチェルシーにあり、仮に在籍していれば欧州チャンピオンになる瞬間を味わえたはずです。

 しかし、彼は信頼し声をかけてくれる指揮官と共に戦う道を選んだ、というわけです。

 バカヨコはチェルシーから、ミラン、モナコ、そしてナポリとレンタル移籍の繰り返しになるそうで、当然ヴィオラでもレンタルの形、つまり定住ではないのです。

 それでもバカヨコは、フィオレンティーナへ移籍希望すると囁かれ、リンギオの存在が大きく関与していることがわかります。
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長野びんずる祭り、今年は開催します

2021-06-04 18:46:39 | 日記
 フェイスシールドの着用が義務
 踊り手と踊り手の間はは、必ず一メートルあけること

 長野市は毎年8月に開催される「長野びんずる祭り」を、今年は開催するとしています。

 昨年はコロナウイルスの影響を懸念し、中止となりましたが今回は冒頭の事柄が注意事項として発表されています。

 長野パルセイロもファン有志の方々が踊りに参加し、クラブの知名度向上を支えています。

 長野市のお祭りということで、パルセイロだけでなくボアルース長野、信州ブレイブ・ウオリアーズなど、松本山雅以外のプロクラブは、この夏まつりに登場することをファン拡大に結びつけています。

 (松本市には松本ボンボンというお祭りがあります)

 ただ、お祭りで支援するためにも、クラブの成績は重要になります。

 ボアルース長野はFリーグ1部、信州ブレイブ・ウオリアーズもBリーグ1部ということで、3部のパルセイロはリーグのカテゴリーを考慮しただけでも、少々寂しいものです。

 J2昇格の階(きざはし)が見えた、2020年にコロナの影響、長野びんずる祭りの中止はファン・プロモーションとしては痛かったに違いありません。

 今年は夏まつりが開催されても、順位が低迷(現在は10位)ということで、この掛け違いはある意味、長野パルセイロの伝統行事と言えるかもしれませんが。

 五輪代表のオーバーエイジを見てもわかるように、場数を踏んだ選手がいることは何も悪いことではありません。

 一説には、ガンバファンはやはり、遠藤保仁がジュビロに移籍せず、残留していればと思う事があるようですし。

 ただ、パルセイロの場合は今季の金園を軸に、数年前に在籍した伊東輝悦、橋本英郎、そして明神智和と、短期で移籍、加入という事例、つまり彼らの意識が浸透しないままだったのかもしれません。

 FC今治との一戦が、浮上のきっかけになると嬉しいですね。
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五輪金メダルとワールドカップ

2021-06-04 14:17:10 | 日記
 五輪の金メダル獲得が、必ずもワールドカップ優勝につながる最善策でないこと。

 このことをワールドカップ優勝国、そして五輪金メダル獲得を成し遂げたアルゼンチンとブラジルが示唆していること。

 僕としては興味深い事実です。

 アルゼンチン代表は2004年アテネ、2008年北京と五輪金メダルを2大会連続で得ることができましたが、ワールドカップ南アフリカ2010,ブラジル2014は優勝できませんでした。

 2014年は準優勝するも、2010年はレオ・メッシというアルゼンチン代表最大の利点を活用するよりも、

 マラドーナという指揮官の言動
 ある意味、マラドーナが持つ「父性」だけが頼りだった

 事が如実となりました。

 マラドーナ自身がメッシにストレスを与えることなく活躍してもらいたいと考慮した形が4-4-2でしたが、むしろ中盤で三角形を作りにくく、窮屈な形になった印象が強いですね。

 ブラジルも2016年リオ五輪は金メダルでしたが、2018年ロシアワールドカップでは、2002年以来となる優勝は果たせませんでした。

 チッチという戦術面に明るく、コリンチャンスでコパ・リベルタドーレスとコパ・トヨタを獲得した指揮官も、ワールドカップはロシア大会が初めてでした。

 ですから指揮官としてこの大舞台を経験したこと、経験する前に思い描いていたことと、実際の場面と照らし合わせたことで浮かび上がった改善点を今回の予選で用いること。

 アルゼンチンよりはブラジルの方が、2022年カタール・ワールドカップの展望が描きやすい気がします。

 五輪金メダルは両国のような強国からすれば、強化の通過点にしかならないのでしょうが。

 バルセロナはアルゼンチン代表が、レオ・メッシを親善試合に召集しないことで北京五輪参加を容認したのですが、今彼はこの金メダルにどのような感触を持っているか、いささか気になります。
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五輪代表とA代表の流動性

2021-06-04 13:34:00 | 日記
 日本代表は4-2-3-1
 五輪代表は3-4-2-1

 森保監督が両代表を兼任する中、当初布陣は上記のように区別されていました。

 幅も奥行きもある4-2-3-1と、奥行きはあるが幅の無い3-4-2-1は、同じ1トップでも攻撃、守備のいずれでも戦術に差があります。

 五輪代表が中盤で6選手をおける数的優位性、そして2シャドーとサイドを疾走するアウトサイドが、攻撃に幅をもたらす形が当初は期待されていました。

 しかし、すでに五輪代表が4-2-3-1で調整していることを考慮しますと、本番(五輪が開催されるのであれば)4-2-3-1で、3-4-2-1は戦術の幅を広げる形、になるのではないでしょうか。

 各国五輪代表の布陣がどのような形か、正直わかりかねますが、やはりバック3は相手に攻撃の空間を与えやすく、アウトサイドが劣勢に追い込まれ際、いかに手際よく攻撃に移れるのか。

 この点を森保監督は熟慮したと想像します。

 またオーバーエイジの採用も含め、4-2-3-1をどちらの代表でも用いることで

 選手が無駄に考えることを省くことができる
 欧州クラブも4-2-3-1が多い

 五輪代表とA代表を兼任する選手も多いわけですし、指揮官は流動性を維持しながら、戦術と布陣を同列にすることで意思統一を高める目的があったと考えます。

 堂安律は在籍するビーレフェルトが資金不足のため、PSVから買い取ることができないために、今夏も移籍先を探す必要があります。

 五輪がユーロ2020ほど、注目が集まるとは言いにくいでしょうが、それでも若年層という観点でいえば、契約解除金はまだ高騰していないはずです。

 堂安のように移籍先を探す、よりよい条件を引き出したいと思う選手と代理人からすれば、開催されれば五輪はショーウインドーとしての役割はまだ担えるのではないでしょうか。
 
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