塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う先人たちのありがたみ

2022-07-16 21:49:57 | 日記
 ユキ・トリイ、ジュンコ・シマダにイッセイ・ミヤケ。

 戦後、日本人デザイナーは常に本場のパリを意識し、いつか渡仏することを目標に日本国内で研鑽を積んでいました。

 その後もツモリ・チサト、コム・デ・ギャルソンなどがパリのランヌエイに新風を吹かせ、日本人がパリ・コレクションで喝采を浴びることは珍しくなくなりました。

 それは冒頭でお話しした古参のデザイナーたちが奮闘し、田んぼのあぜ道のような通りにくい道を、舗装し現在ではまるで高速道路のように整備された形へ進化させたためですよね。

 そこには高田賢三のようにいち早くフランスで支持を集めるも、自身が手掛けたショップ「ジャングル・ジャップ」という名称が、米国国内の日系人から猛反発を浴び、どれだけ彼らに不愉快な思いをさせたかという失敗談も含まれています。

 そう、先人たちの知恵は批判から得たものもあるわけです。

 日本代表の選手たちが続々と海外リーグに挑む昨今ですが、彼らの移籍が移籍という「道路整備」との同時進行となります。

 例えば吉田麻也が契約満了となったサンプドリアからブンデスリーガのシャルケ04に移籍したのは、当然お金がかからない面もありますが、内田篤人という先人が必至に汗を流したことと無関係ではないでしょう。

 ベルギーを拠点にする選手が多いのは、シントトロイデンの影響も大きいですね。

 ただベルギーで結果を出している選手(伊東純也)、結果を出して新天地を自分なりに考えた選手(鹿島アントラーズの鈴木優磨)などの存在価値がそれだけ大きかったといえます。

 現在の日本代表選手たちはまだUEFAチャンピオンズ・リーグとまだまだ疎遠ですが、あと5年もすればそうではなくなると思いますし、アジアを完全に飛び越す時期が近付いているように思うのですがどうでしょうか。
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誰もが古豪に陥る危機を思う

2022-07-16 21:23:45 | 日記
 アレッサンドロ・ミケーレを旗頭に、最先端を歩み続けるのがグッチです。

 アディダスとの共同開発も話題を呼ぶ一方で、グッチは過去「伝統はあるが退屈なブランド」と思われていた時期があったといいます。

 1990年代後半のことで売り上げが低迷する中、起用されたデザイナーがトム・フォードであり、彼からミケーレへのバトンタッチが鮮やかなほど適切だったという形です。

 マンチェスター・シティでいう、ロベルト・マンチーニが基盤を作り、マヌエル・ペジェグリーニが熟成させ、現在のグアルディオラ政権で一気に爆発という形でしょうか。

 ファッション・ブランド、メゾンもグッチのように

 「ああ、あのブランド最近みないね」
 「日本市場からは撤退したのかな」

 と身勝手に噂されることがあります。

 イタリアならばトラサルディ、クリッツイア
 フランスならばニナ・リッチ、ギ・ラロッシュ

 フランスの場合はティエリー・ミュグレーや引退したジャン・ポール・ゴルチエ、モーリス・レノマなのでのデザイナーも多々存在しますが、単純にイブ・サンローランのようなさらに知られたデザイナーが存在するために埋没しているという側面もあるでしょう。

 これらはあくまでぼく個人の主観の問題であり、実際はそうではないのでしょう。

 ただメゾンも過去のバーバリーのように、名声と名品だけでは古豪となってしまいかねません。

 サッカーでいえば南米ではウルグアイ、欧州ではイングランドがそうでワールドカップ優勝経験国でも、予選敗退や選手育成が思うようにいかず、ファンから失跡を浴びる事例が生じています。

 現在ならばイタリアがそうなのでしょうが、それでも何かを変えることで一気に成績(メゾンでいえば売り上げ)は改善できます。

 イタリアはその旗頭に指揮官マンチーニが応えようとしていますが、道のりは前途多難でしょうがね。
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子供は無垢であるという勝手な思い込み

2022-07-16 21:08:08 | 日記
 日本テレビが定期的に企画、放送している「はじめてのおつかい」

 僕は視聴したことはありません(本日放送していましたね)が、番組の趣旨はおそらく子供の純真無垢、けなげさ、努力を伝えたい、見てもらいたいと思うのでしょう。

 果たしてそうでしょうか。

 子供が無垢というのは言い過ぎでしょう。

 この番組に登場する子供の年齢でも友達をぶったり泣かせたりすることはあるでしょうし、現在は小学生から学級崩壊やいじめの問題が起きています。

 中学生では性別問わず既にセックス経験者もいるといいますし、子供が純真無垢であるならば暴力行為や赤ん坊を身ごもる行為はしないでしょうよ。

 高校野球で投手が審判の判定に不満を持つだけですごくたたかれますが、これは自分たちが勝手に抱いている高校生のあるべき姿を汚されたという憤怒を、自分に向けたくないための措置であり実にいやらしいと思いませんか。

 その高校野球でもいじめ、喫煙による連帯責任(僕が中学の時、在籍していた卓球部で阿呆な先輩が喫煙をし部活動停止になりましたが、練習にならない練習を課せられていた僕は、最高の気分でしたけども)を負うことがありますが、無垢という言葉は外に置くべきでないかと思いますよ。

 プロサッカーも若年層から強化、普及に励んでいるわけですが、子供が無垢と思うのではなく、むしろ鋭い視点を持つ同僚と考えるべきかもしれません。

 チャーリー・チャプリンは、「子供のお客のほうが笑ってくれない」と語りましたが、むしろ大人よりも子供のほうが恐怖を感じさせると思います。

 AC長野パルセイロもサマー・キャンプの実施など、子供たちへ様々な体験をさせていますが、それらが即効性があるとは考えないようにすべきでしょうし、僕は父親になりたいという気持ちすらないので、ある意味では「門外漢」ですが。
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