ある種の肝いりで改革案がなされたAFCチャンピオンズ・リーグエリート。
しかし、優勝賞金を増額しても、サウジアラビアで行われるセントラル方式の決勝トーナメントなど、様々な手を打ってもやはり「傍流」「亜流」という印象を世間に与えてしまいました。
中国リーグ、山東の決断です。
彼らが少なくとも
まもなく始まる中国スーパーリーグの開幕に選手の体調を合わせたい
そのためには、チャンピオンズ・リーグを戦う余裕はない
と考えたことが、脱退という異例の事態をもたらしましたね。
これによりヴィッセル神戸は、ファーストラウンドの順位が5位ではなく8位になるということで、当然ファンも吉田監督も選手も、不満をもっていますし、当然の感情です。
しかし、山東の決断にAFCが何かを働きかけた様子がなく、アジア最優秀選手の表彰も含めて、この団体が何を働きかけているのか、さっぱりわからない、曖昧模糊の形を露呈している気がしませんか。
本家のUEFAチャンピオンズ・リーグには
セルティックのような優勝経験を持つ古豪
FCバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードのように、過去5年で優勝を経験しているクラブ
パリ・サンジェルマンのように、悲願とするクラブ
など、参加クラブは多岐にわたりますが、参戦をあきらめるクラブはまずありません。
そこには報奨金とステイタスも確かにありますが、欧州での戦いが魅力という大きな価値観がありますよね。
AFCチャンピオンズ・リーグエリートは、今後どうなるのでしょうか。
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