塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

うっかりという表現では済まされない問題

2022-09-21 20:22:23 | 日記
 人間はどんなに冷静沈着を装っても限度があることがあります。

 人間である以上「うっかり」「忘れる」という行為は避けては通れません。

 しかしこの「うっかり」が理由で、韓日ワールドカップ出場を逃した選手がいます。

 スペイン代表はいつの時代も常に優勝候補に挙げられる、ワールドカップ常連国ですがホセ・カマーチョ代表監督も、当然2002年大会の優勝を狙います。

 当時のスペイン代表には若き日のホアキン・サンチェス、2002年のUEFAチャンピオンズ・リーグを勝ち取るレアル・マドリードの代名詞であるラウル・ゴンザレスなど、優勝候補のイタリア代表とアルゼンチン代表、そして王者防衛を目指すフランス代表にも引けを取らない面子で構成されていました。

 しかし、スペイン代表に激震が走ります。

 バレンシアのレギュラーとして大きな支持を集めてきたGKのサンティアゴ・カニサレス。

 本番直前、何と彼の出場ができなくなり情報が錯そうします。

 ブラジル代表では練習中、GKの役割を買って出た主将のエメルソンが、その練習中に怪我をしてしまいブラジルに帰国する形となるも、若手のクレベルソンの台頭もあり見事に優勝を果たします。

 実はカニサレスの怪我は練習によってではなく、身だしなみを整えている際、オーデコロンの瓶を誤って足の甲に落としてしまい、その傷が結果不出場をもたらすか形になってしまいました。

 米国マクドナルドが、コーヒーをこぼしてしまった客から裁判を起こされ敗訴、以後

 「熱いのでお気をつけあれ」

 という刻印がカップに記載されます。

 カニサレスも自分で瓶を落とした箇所が、何と商売道具である自分の足の甲だった、この「うっかり」が彼の人生を大きく変えてしまいました。

 ちなみにスペインは誤診と思われる笛に戸惑い、韓国代表に敗れてしまいましたが。
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ライー、その歩みとパリでの日々

2022-09-21 20:00:12 | 日記
 パリ・サンジェルマンがファン2500人でしたか、パリ・サンジェルマンというクラブを象徴する選手はだれかと問うと、彼らの大半は「ライー」を選びました。

 逆に言いますと、ファンは案外ズラタン・イブラヒモビッチやネイマール、レオ・メッシに代表される、現在のカタール資本(カタール・スポーツ・インベストメント)時代の選手よりも、ACミランのような絶大な輝くは無くとも、欧州の舞台でも輝きを放つ

 「1990年代のクラブと選手たち」
 「胸スポンサーがオペルで、単純なナイキ製」

 のころが良いと考えているようです。

 よく知られていることに

 1・ライーがパリ・サンジェルマンに移籍するまで、本当に休暇らしい休暇がなかった
 2・ブラジルよりもはるかに寒いフランスの気候が、更に体調不良に拍車をかける
 3・米国ワールドカップで与えられた背番号10の責任は、お世辞にもはたせなかった

 という当時の日々は、ライーにとっては苦痛だったことでしょう。

 お兄様であるソクラテスも名手で下がワールドカップ82での優勝は逃すこととなりますが、ライーは少なくともワールドカップ94の優勝には立ち会えました。

 また本来彼は実力者ですから、パリでの日々に順応するとやはり素晴らしい活躍を見せます。

 当時のパリ・サンジェルマンはフランス代表のパトリス・ロコ、ル・グエンやヴァンサン・ゲランのほか

 1・リカルド・ゴメス ブラジル代表
 2・マルコ・シモーネ イタリア代表
 3.ジョルジュ・ ウエア リベリア代表

 というように、多国籍のさきがけでもありました。

 その外国籍の中でもライーは本当にファンの信頼を得たからこそ、投票で1位に輝いたわけです。

 ただ移籍当時の欧州は、現在のように南米選手の比率はそう多くはなく、ましてやアジア選手は皆無でした。

 そう思うと時代の流れを感じる次第です。
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改めて思う日本代表の現在地

2022-09-21 19:45:06 | 日記
 現在の日本代表にポストプレイヤーが不在であることは、森保一日本代表監督が誰よりも承知しています。

 ただそこには監督の思惑だけではどうしようもない事情もあると思いますね。

 2018年の政権発足時、左翼のポジションは中島翔哉が担っており、ミズノが新契約(現在も契約中)を申し出たように、新戦力の台頭に周囲は盛り上がりました。

 しかしFCポルト移籍の際、新型コロナウイルスの影響や指揮官であるセルジオ・コンセイソンとの不和が指摘されるようになるわけですが、実際問題、どうして中島がここまで移籍を繰り返すようになったのかは定かではありません。

 しかし中島の移籍問題が代表問題に発展しなかったのは、他の選手で賄えるだけの選手層を維持できているためです。

 つまり、4-2-3-1,4-3-3のいずれでも現状、センターフォワードの人選は流動的である、だからこそ余計に大迫勇也という選手名が多くなってしまうわけですよね。

 鈴木優磨に代表招集の打診はあったようでですが、実は鈴木自身当時在籍していたシントトロイデンでの日々に集中したいと、森保監督に断りを申し出たと聞きます。

 また2017年、セレッソ大阪で天皇杯とヤマザキ・ルヴァンカップで優勝し、代表招集を果たした杉本健勇ですが、その後は中島のように浦和レッドダイヤモンズ、横浜F・マリノス、そしてジュビロ磐田と移籍が多くなり、どうも本調子とはいかない日々です。

 オナイウ阿道も代表招集から遠ざかっていますが、大迫のように最前線で楔の働きができる選手がいますが、森保監督の考えには「何か」が至らないようですね。

 だからこそ本番までの3試合、1トップの人選がどうなるのか、左翼において三苫薫は先発かそれともジョーカーの扱いかは、注目すべきではないでしょうか。
 
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