1980年代米国東海岸でヒップホップが大きなうねりを生み、LLクールJやランDMCが一躍人気を集めます。
ラッパーが一発当て、一攫千金を叶えた瞬間購入する車はGMのキャディラックと相場決まっていました。
しかしそのGMは
1・既に日本で展開をしていない
2・2009年、連邦政府に破産を宣告し、現在の経営に至る
3・ストライキを口実に企業年金の充実を迫る労働組合に対抗できなかった
という過去を持ちますが、同時に北米市場ではレクサスやBMWに乗車することが、成功の証と時代は変化していたんですね。
そう、時代によって「良い」と思える事柄は常に変化しています。
2022年の今ならば北米ならばテスラ、日本市場ならば日産自動車のサクラが最先端であり、多くの受注を得ていますが、これも1990年代には考え付きませんでした。
かつてサッカースパイクは
老舗が手がける本革スパイクを履くこと
代表とクラブでスポンサーが異なる場合は、その都度履き替えること
が「良い」の基準でした。
しかし、今はナイキが手がけるニットアッパー、ニューバランスがデザインをストーン・アイランドと開発したフェーロンV7など「良い」は多岐にわたるようになりました。
その中で車であろうがスパイクであろうが、自分に当てはまる「良い」を探すことが焦点と言えます。
ただ給料が上がらず物価の上昇が懸念される今、失敗してお金を失いたくないからこそ、アマゾンのレビューが参考になる、という皮肉な現象もあるわけですね。