塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表は決して総力戦ではなかった、と思います

2022-12-07 22:19:42 | 日記

 今回のワールドカップ、日本代表は実質22名で戦いました。

 

 GKを清水エスパルスの権田修一で固定したことはある種のセオリーと言えます。

 

 先発のGKを変更しないことは、日本代表に限らず多くの代表が行っていますし、だからこそ第2,第3GKには出場できない際の憤懣がたまる、その点を指揮官がどう扱うかという点も焦点になります。

 

 ただ今回の日本代表は、柴崎岳と町野修斗の2選手に関しては、起用される気配すらありませんでした。

 

 コスタリカ代表戦、初戦のドイツ代表戦と多くの選手が変更になりましたが、この変更は東京夏季五輪の際、森保一日本代表監督に対して、選手を固定しすぎていると指摘が相次いだことがあったと思います。

 

 五輪の経験を踏まえて、選手を入れ替えやる気を促したが、結果は0-1の敗北となったわけですが、実際日本代表主導権を得る時間は4試合通じてそう多くなかったことも確かです。

 

 逆に使わない選手が登場したことが、ある意味選手交代のパターン化、言い換えれば相手に

 

 「この形で来たか」

 「ならばこうしよう」

 

 と感じさせたことも事実、その事実を覆して勝利を重ねたことも確かですし、その点は素晴らしいですよね。

 

 ただ、この特定選手どうしの交代が、最後のクロアチア代表戦で限界を見せてしまった、とも言えます。

 

 恐らく今後も26選手でワールドカップは行われるでしょうし、本当の総力戦は疎外感を味わう選手不在を意味するべきではないでしょうか。

 

 それは前回のロシア・ワールドカップで遠藤航、2010年の内田篤人が挽回する材料になった点はありますがね。

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サッカーを壊すのはサッカーを愛する人々か

2022-12-07 20:48:29 | 日記

 「民主制は民主主義を自認する人々によって壊される、という想いをかみしめている今日このごろである」

 

 この一文は塩野七生著「文春新書 日本人へ5」の190ページから引用しています。

 

 ならばサッカーを愛することを自認している人間は、サッカーという競技を壊しているのでしょうか。

 

 例えば競技力と試合内容に拮抗を考えるならば、FIFAとインファンティノが編み出したワールドカップ48か国参加と3か国での共同開催は、まるで無意味になります。

 

 それはカタール代表がホストとして勝ち点0で終えるという、面子の問題ではなく明らかに試合内容に大きな疎外感をもたらしたことが示しています。

 

 仮にアジア各国、例えばタイ代表や中国代表が出場権を得たとしても、列強とまともに対峙できないでしょうし、そこにはが考えた

 

 拡大させることがサッカーにおける民主主義

 新しいチャンスを与える必要がある

 

 という観点が詭弁となりますよね。

 

 また、カタールという国に人権侵害があると欧州列強は考え、批判してきました。

 

 それは代表主将が巻く腕章にまでおよんだわけですが、欧州は過去アフリカとアジアを植民地支配で愚弄し、南米には広大なプランテーションを設け、搾取し続けます。

 

 でも彼らはその点について過去も現在も何も言及していませんし、シャルリ・エブド襲撃事件に代表されるイスラムとの対立はあくまで、理は明らかに「あちら側」にあると考えています。

 

 欧州的価値観がサッカーの根幹を現代まで備えていることは確かですが、すべての基準を欧州基準にしては無意味な面があることは間違いないと思いませんか。

 

 

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僕は森保監督の続投は無いと思っています

2022-12-07 20:33:49 | 日記

 日本サッカー協会は、森保一日本代表監督の続投を考えつつ、新監督の準備もしているようです。

 

 僕は森保さんは協会から慰留されても、固辞すると思いますね。

 

 それは現在の報酬1億5千万円から総額提示があったとしても、お金の問題ではなく単純に自ら宣言していた8強にたどり着けなかった責任を負う形を考えているため、とにらみます。

 

 2014年ドイツ代表監督ヨヒアム・レーブは、ワールドカップ優勝を果たし、契約延長に応じ、当然報酬の見直しと勝利ボーナスを手にしたはずです。

 

 そう、優勝監督であれば当然続投が見込まれますし、ブラジル代表指揮官チッチは、優勝しようがしまいが、このワールドカップで指揮官の座を降りると語る人物もいます。

 

 強国は優勝が基本ですから、スペイン代表のルイス・エンリケ、ドイツ代表のハンジ・フリックも交代が基本路線ではないでしょうか。

 

 日本代表がスペイン代表のように

 

 フィジカル・コンタクトや上背に頼らない

 マイ・ボールを大切にすること

 強靭なセンター・フォワードの存在とセット・ピースの充実

 

 を目指しているならば、センター・フォワードの存在は必須ですが、残念ですがこの点はいまだ未解決です。

 

 他の観点を強化するならば、スペインから指揮官を招く、たとえばルイス・エンリケ政権の前任者であるロベルト・モレーノのような選手と比較的年齢が近い人物はどうでしょうか。

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