今回のワールドカップ、日本代表は実質22名で戦いました。
GKを清水エスパルスの権田修一で固定したことはある種のセオリーと言えます。
先発のGKを変更しないことは、日本代表に限らず多くの代表が行っていますし、だからこそ第2,第3GKには出場できない際の憤懣がたまる、その点を指揮官がどう扱うかという点も焦点になります。
ただ今回の日本代表は、柴崎岳と町野修斗の2選手に関しては、起用される気配すらありませんでした。
コスタリカ代表戦、初戦のドイツ代表戦と多くの選手が変更になりましたが、この変更は東京夏季五輪の際、森保一日本代表監督に対して、選手を固定しすぎていると指摘が相次いだことがあったと思います。
五輪の経験を踏まえて、選手を入れ替えやる気を促したが、結果は0-1の敗北となったわけですが、実際日本代表主導権を得る時間は4試合通じてそう多くなかったことも確かです。
逆に使わない選手が登場したことが、ある意味選手交代のパターン化、言い換えれば相手に
「この形で来たか」
「ならばこうしよう」
と感じさせたことも事実、その事実を覆して勝利を重ねたことも確かですし、その点は素晴らしいですよね。
ただ、この特定選手どうしの交代が、最後のクロアチア代表戦で限界を見せてしまった、とも言えます。
恐らく今後も26選手でワールドカップは行われるでしょうし、本当の総力戦は疎外感を味わう選手不在を意味するべきではないでしょうか。
それは前回のロシア・ワールドカップで遠藤航、2010年の内田篤人が挽回する材料になった点はありますがね。