塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

思い出すペレ協定という言葉

2022-12-30 21:31:25 | 日記

 ペレと言えばプーマ

 プーマと言えばペレ

 

 晩年はポニーやアンブロも履いたペレですが、ペレはやはりプーマ契約選手の印象が強いものです。

 

 現在は異なりますが「キング」はプーマ・スパイクの代名詞でありづづけたわけですが、現在はフューチャーの機能性を含むデザイン面での強さが、明らかにキングを凌駕している。

 

 ように思えます。

 

 そのキングも現在の世相を反映させた「キング・プラチナム」に姿を変えているわけですが、プーマ首脳陣はむしろ惰性で販売を継続しているようにも見えます。(あくまで僕の主観ですよ)

 

 デザインは往時を感じさせませんし、プーマ契約選手の多くはフューチャーとウルトラ、それ以前がエヴォ・スピードを履いていたわけですし、ある意味主不在という印象がぬぐえない気がします。

 

 ペレをめぐり、アディダスとプーマが結んた休戦協定「ペレ協定」の顛末は有名ですが、後にも先にもこのような話は聞いたことがありません。

 

 NBAですとダリル・ドーキンスという選手が、前半契約しているナイキを履いて出場するも、後半からいきなり「ポニー」を愛用し始め、騒然となりました。

 

 これはドーキンスがナイキから冷遇されている、ポニーの方が大切にしてくれる、という心情を行動に移したものですが、この事例はあくまで「選手」が動いた事例です。

 

 アディダスは当時も今もプーマよりも売上は高いと思いますが、少なくとも「ペレは使用しなかった」という事実は覆らないことにいら立ちがあるかもしれませんね。

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ペレが教えてくれたスポーツマンシップの光景

2022-12-30 21:18:38 | 日記

 1970年ワールドカップ、2大会ぶりの優勝を目指すブラジル代表は8強で前回優勝国、イングランド代表と対戦します。

 

 ブラジル代表にはペレのほか、カルロス・アルベルト、トスタン、ジャイルジーニョにクロドアウドが控える

 イングランド代表には主将のボビー・ムーアのほか、ボビー・チャールトンにゴードン・バンクスが控える

 

 というまさに8強でありながら決勝戦のような大戦でした。

 

 特にボビー・ムーアとペレが握手を交わし、完璧とみなされたペレのヘディング・シュートを右手一本でかきだしたゴードン・バンクスの一世一代のプレイ。

 

 この試合を現地観戦できた方は、本当に幸福だったでしょうね。

 

 この時のワールドカップは16カ国という、まさに強豪だけで争う形式であり、今よりも優勝ははるかに困難な時代でした。

 

 またペレとムーアの握手もそうですが、そこには敬意と尊敬、愛情が間違いなく存在していたと思いますよ。

 

 ですからブラジルの方が

 

 「ネイマールは簡単に倒れすぎだよ」

 「もっと相手を慮る必要があるのに」

 

 と指摘するのは、得点力だけでは見劣りしなくとも、潔さや対戦相手を素直に讃える姿がペレと異なり、まったく見られないことを残念に感じているためではないでしょうか。

 

 それでもエムバッペにしてもメッシにしても、1度でもワールドカップで優勝していることは、それだけで素晴らしいことではあるのですがね。

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横浜Fマリノス、新シーズンは大きな陣容変更か

2022-12-30 21:07:07 | 日記

 セレッソ大阪は横浜Fマリノスから、レオ・セアラを引き抜きます。

 

 2022年優勝クラブであるFマリノスの戦力ダウンにつながるであろうこの獲得を見て、僕はブンデスリーガにおけるバイエルン・ミュンヘンを連想しました。

 

 バイエルンは国内移籍市場で常に、優勝候補であろうクラブの中軸を常に引き抜こうと観察していますし、実際その行動を貫いてきました。

 

 レオン・ゴレツカとマヌエル・ノイアーはシャルケ04から引き抜いたわけですしね。

 

 つまりセレッソ大阪がリーグで上位進出を狙うには、予算内での戦力補強と宿敵の弱体化がセットでなくてはいけませんから、良い動きだと思います。

 

 そのFマリノスは2022年MVPである岩田智輝が、セルティック・グラスゴーへの移籍を表明し、今冬は大きな刷新をする模様です。

 

 勝利しているクラブはいじらない

 成熟させることが連覇への要因

 

 とよく言われますが、彼らはきっと代謝をすることが連覇を達成できる最大の理由になると考えたのでしょう。

 

 特に2023シーズンはリーグ規定が改定され、優勝クラブへの勝利ボーナスが劇的に増えます。

 

 恐らく6億円程度思われますし、仮にAFCチャンピオンズ・リーグで優勝すればそのボーナス4億円を含む、10億円の臨時収入につながるわけです。

 

 つまり主力二人の移籍で契約解除金を得た、その資金と優勝ボーナスをフル活用するのでしょうが、補強がうまく運ばなければ現場は相当苦しむ可能性はありますがね。

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ペレ他界の一報を今知りました

2022-12-30 20:56:35 | 日記

 享年82歳。

 

 たった今ペレが他界したことを知りました。

 

 サントス出身の選手たちジエゴ(FCポルトやユヴェントスに在籍)、ロビーニョ(「レアル・マドリードやACミランに在籍)、ネイマール(パリ・サンジェルマンに在籍中)は、少しでも目覚ましい活躍をすると

 

 「新しいペレだ」

 

 ともてはやされますが、ペレはやはりペレだけでしたね。

 

 ペレはきっと、自分の行動が適切かどうかを常に判断し、一生の中で人々が描くであろうペレの姿を貫き通したと考えます。

 

 ジエゴはヴェルダー・ブレーメン時代、わがままで有名だった

 ロビーニョはレイプ容疑が浮上

 ネイマールは不要なダイブや相手を挑発する姿が多すぎる

 

 とささやかれますが、それは彼らがペレに近いかもしれないが、ペレではないためですよね。

 

 ワールドカップの優勝3度

 在籍したサントスを常に愛する

 ニューヨーク・コスモスでの移籍は普及には至らないものの、米国にサッカーの種をまく

 

 これらの業績はやはりペレを物語っていると思います。

 

 ペレは引退後様々な問答で人々を笑わせたり、ワールドカップ優勝予想が「とんちんかん」だという指摘もありました。

 

 特に1994年米国ワールドカップで彼が推挙した「コロンビア」の敗北は後味が悪いものでしたが、案外ペレの予想がカルロス・バルデラマに緊張感を与えたようにも見えますが。

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