1993年ワールドカップ南米予選。
この予選ではマルコ・エチェベリ擁するボリビア代表が米国ワールドカップへの出場権を得る一方、アルゼンチン代表が予選敗退の危機に瀕していました。
彼らは1991年と93年のコパ・アメリカで優勝するも、ホームであるモニュメンタル(リベル・プレのホームスタジアム)でコロンビア代表に0-5で粉砕されてしまいます。
このコロンビア代表の4-4-2は、フレディ・リンコン、カルロス・バルデラマとファウスティーノ・アスプリージャで構成されており、アルゼンチン代表としても要注意の一戦でした。
そしてオーストラリア代表とのプレイオフにおいて、指揮官バシーレは代表から長く外していた
「神の子であるマラドーナ」
にすがり、ようやく米国にたどり着くことができました。
2018年もエクアドル代表戦におけるレオ・メッシの3得点が大きな効果を発揮しましたが、1993年も危機一髪でした。
ちなみにマラドーナ政権の2009年も、確かゴンザロ・イグアインだったと思いますが、最後の最後でようやく予選突破を果たしたように、アルゼンチン代表は予選で苦戦することが多い代表ではないでしょうか。
僕はポルトガル代表がこの事例のように、緊急の際がやはり最後、ロナウドにすがる可能性あると考えています。
彼はそれだけの実力者ですし、決定的な仕事を果たせますし何より代表でのプレイを希望しています。
新監督からすれば、ロナウドの力を借りないようにしたいと思うのでしょうが、2008年イングランド代表監督スティーブ・マクラーレンは結局、デイビッド・ベッカムを再招集しましたよね。
やはり主役はそんな簡単に舞台から降りない形ではないかと感じるのですよ。