NBAではスター選手ほど、プレイだけでなく人間臭い逸話があります。
ジュリアス・アーヴィング
ドクターJとファンから讃えられた彼が履く、コンバースの「オールスター・プロレザー」は、そのシンプルなデザインと共にコンバースの代名詞となる
レブロン・ジェームズ
高校時代はアディダスの愛用者であった彼に、クリーブランド・キャバリアーズ入団直後から、アディダスは積極的に近づくも、レブロンはナイキと終身契約に至るほどの濃密な関係を築く
マイケル・ジョーダン
初めて提示されたエアージョーダン1を見て「まるで悪魔の色だ」とつぶやく。
彼はアディダスが振り向いてくれることを期待したが、アディダスは既に契約中のカリーム・ジャバーで満足だった
など枚挙にいとまがありません。
昨年暮れに他界したペレもそうでした。
彼がプレイしている間は戦争すら止んだ、1966年ワールドカップでは相次ぐラフプレイに激怒し、ワールドかツプには金輪際出場しないと発表するも、1970年大会で3度目の優勝。
また常に話題となるアディダスとプーマとの契約における駆け引き「ペレ協定」など、ペレ本人が予期しなかった出来事が必然かのように舞い降りたものです。
特にブラジル国内を車で移動中、強盗と出くわした際彼らに
「ペレだが何か用か」
と尋ねた瞬間、強盗が一目散に逃げ出した逸話は、ペレのすごさだけでなくブラジルが治安に問題を抱えていることが如実になった出来事でもありましたね。