塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

かつてパベル・ネドベドが履いたスパイクと言えば

2021-06-29 21:18:14 | 日記
 専門サイト「0014のブログ」によると、チェコ代表の背番号7バラクが

 「パントフォラドーロ」

 のスウーパーリゲラというスパイクを履いていると紹介しています。

 イタリアのパントフォラドーロは昔ながらのスパイクづくりで定評があり、バラクに提供したスーパーリゲラには、チェコ国旗と彼のイニシアルが刻印されている、まさにシグネイチャーという佇まいです。

 この話を聞いて思い出したのが、ラツイオ、ユヴェントスで活躍し、2003年バロンドールを受賞した同じチェコ代表の名手、パベル・ネドベドでした。

 2004年の欧州選手権、ネドベドはフィールドプレイヤーにはめずらしく

 「ウールシュポルト」

 のスパイクで参戦したんですね。

 この時期はまだ、プーマ、アディダス、ナイキの3強支配が完全ではなく、有名どころですと

 ライアン・ギグス ウエールズ代表 リーボックと契約
 アンドリュー・シェフチェンコ ウクライナ代表 ロットと契約
 アントニオ・ディ・ナターレ イタリア代表 アシックスと契約

 そして2年後のワールドカップで優勝するイタリア代表のフランチェスコ・トッティは、欧州選手権2004はナイキで出場するも、以後ディアドラと契約します。

 逆に言いますと、現在の3強が提供するスパイクが、デザイン、機能性、クッションが非常に高い完成度で構築されている証拠ともいえるでしょうね。

 ちなみに日本で車の板金加工で贔屓アニメの主人公を塗装することを痛い車、略語として「痛車(イタシャ)」と呼ぶ時期がありました。

 近年ではニットスパイクのアッパーに、アニメを含む様々なペイントを施して出場する選手も増えています。

 僕はペイントに反対はしませんが、素人だろうが選手だろうが、キャラクターを描く際はそこに「著作権」が関与するのかどうか、この点は気になりますが。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジア全体のサッカー向上を目指すには

2021-06-29 21:04:32 | 日記
 スイス代表がワールドカップに続き、ユーロ制覇を目論んでいたフランス代表を撃破しました。

 また初出場のフィンランドに北マケドニア、そして古豪のウエールズ、ハンガリー、オーストリアなど、欧州選手権には参加国を眺めているだけで様々な事柄が思い浮かびます。

 アジアでは既にワールドカップ最終予選の顔ぶれが出そろいましたが、なぜ欧州のように新鮮味あふれる出場国にならないのでしょうか。

 それは欧州でもロシアとウクライナ、パレスティナ自治区とイスラエル、というように紛争が絶えない地域があります。

 ただ、アジアの場合は紛争もそうですが、内政や宗教的価値観が人々の生活をみじめにさせ、サッカーどころではないという切実な問題があると思うのです。

 インド 隣国パキスタンとは常に緊張状態 アジアでもコロナの影響が色濃いことでも知られる
 パキスタン インドとの緊張状態に加え、人気スポーツはサッカーではなくクリケット
 ミャンマー 軍部独裁が始まったことで、民衆への圧力が日々高まっている
 ネパール 首都カトマンズから離れた農村ほど、子供たちが学校に通う機会が制限される

 というように、欧州では食糧難や紛争に耐えられるだけの自力があると僕は見ていますが、アジア各国では一部の国を除いて、諸問題に対応しきれていない。

 このことが日々の生活で精いっぱいにさせている要因ではなかろうか、と思っています。

 Jリーグがファンから、着用しないレプリカジャージを集めて各国に配布する事業があるはずですが、スパイクもジャージも満足に買えない家庭も多いと思います。

 本田圭佑が指揮を執ることで有名なカンボジアも、ポル・ポトと「クメール・ルージュ」による内政の尾が今でも色濃いですしね。

 日本代表とそれらの国の実力差は今後も開いてゆくでしょうし、アジア全体のレベル向上は既にサッカーだけではなく、生活水準にもあるとさえ感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス代表、ジダン政権へ移行か

2021-06-29 20:48:54 | 日記
 スイス代表に敗れ、2000年大会以来の優勝が途絶えたフランス代表。

 現地ではディディエ・デシャンが更迭され、レアル・マドリードを退任したジネディーヌ・ジダンを招聘するのではないか、と囁かれています。

 フランス代表は自国開催、そしてミッシェル・プラティニが9得点で得点王に輝いた1984年欧州選手権優勝が、長く栄光として語り継がれてきました。

 その物語を書き換えたのが、やはり自国開催で優勝した1998年ワールドカップであり、この大会の選手からは既にデシャンだかでなく、ロラン・ブランがフランス代表の指揮を執っています。

 ボルドーで200-09シーズン優勝し、暗黒の2010年ワールドカップ後の代表を率いたブランでしたが、欧州選手権2012年では、サミア・ナスリ、アテム・ベンアルファのエゴを抑えきれなかった。

 という、戦い方よりもむしろ、選手の態度の方が大きく報道されました。

 その汚名を返上したのがパリ・サンジェルマン時代でしたが、仮にジダンが就任すれば、自己主張が強すぎると近年批判が多いキリアン・エムバッペの印象が変わるかもしれません。

 そう、ここにサッカーの難しさがあります。

 一般的にサッカーでも実社会でも、海外の方は日本人は主張をしないと指摘します。

 ただ、僕もそうなのですが自己主張とわがままは表裏一体の間柄だと思いますし、ただ不満をぶつけているだけでは物事は解決しないt考えがちですね。

 日本人は過去から現在まで天災が多く、四方を海に囲まれている地形もあり、調和を最も大切にしてきました。

 だからこそ代表監督は、我慢強く自分の論説を尊重してくれる日本人選手を有難いと思う一方で、もっと反発しろ、不満や批判を顔に出せ、と考えているようにも感じられます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワールドカップに絶対はない

2021-06-28 19:54:14 | 日記
 1998年ワールドカップは開幕前に

 イングランド代表 ガスコインが招集外
 ブラジル代表 ロマーリオが招集外

 そして日本では「キング・カズ」が外れるという、選手選考の段階で大きな論争が起きました。

 実はフランスでも「地味」ではありますが同様の出来事がありましたし、イングランドではもう一人の名手が招集されませんでした。

 ペルージャで中田英寿と戦ったイブラヒム・バ。

 ニックネームの「イブー」で知られるフランス代表は、前年の1997年までは代表常連でしたが、ワールドカップ本番では活躍の場を与えられませんでした。

 ペルージャの前に在籍していたACミランが1996-97,97-98シーズン続けてリーグ中位に低迷したことも大きかったでしょう。

 しかし同じミランの選手、例えばパオロ・マルディーニはイタリア代表に召集されています。

 この時期フランス代表は「アディダス」の着用義務がありましたが、彼は個人契約である「ナイキ」を優先したいらしく、その点で指揮官エメ・ジャッケとの間に不和が生じたのかもしれません。

 イングランド代表ではジェイミー・レドナップもガスコイン同様外れてしまいました。

 彼は「ミズノ」と契約しており、1996年欧州選手権でもランバード・ラインで戦っていました。

 ミズノは1997年、彼の広告に

 「98年フランス。この男から目が離せない。男の動きから目が離せない」

 という言葉共に、愛用品「ユーロリーグ」を紹介しています。

 (参考資料 日本スポーツ企画出版 ヨーロッパ96-97 42ページ)

 アディダスも2002年、全力で支援していた中村俊輔の代表落ちで衝撃を受けましたが、日本代表の快進撃でジャージが爆発的に売れるという大きな喜びも得ましたよね。

 1年前から大掛かりな準備が不可欠なのがワールドカップですが、契約もピッチでも「絶対」はないと肝に銘じるべきでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸、長友佑都に関心か

2021-06-28 13:11:30 | 日記
 ヴィッセル神戸がマルセイユと契約満了の長友佑都の獲得に乗り出す模様です。

 彼に提示する年俸は2億円と指摘されていますが、長友自身がJリーグではなく欧州で新天地を求めたいと考えているようです。

 過去、アルゼンチンでは欧州で一時代を築いた名手たちが復帰してリーグを盛り上げました。

 インテルで2010シーズンにチャンピオンズ・リーグで優勝したディエゴ・ミリートはその代表例ですね。

 アルゼンチンの事例をJ1に当てはまるなら

 1・10代後半から20代前半に海外リーグ進出は止まらない
 2・ならば欧州で一区切りを考えた日本人選手を獲得することが、ファンプロモーションと戦力の底あげになる

 と考えても不思議ではないでしょう。

 僕は現在の神戸の布陣に精通していませんが、もし長友が加入すれば

 1・最終ラインは彼、酒井、そしてヴェルファーレンとワールドカップ招集選手が顔を連ねる
 2・攻撃陣も古橋という、日本代表に定着しつつある選手が存在
 3・中盤の底には山口がいる

 というように、メンツだけをみれば浦和、川崎に引けをとりませんね。

 案外、酒井宏樹が浦和に移籍するという決断が、他の日本代表選手の大きな影響を及ぼす気がします。

 ウエスカの岡崎、PAOKの香川なども今岐路で悩んでいるのあれば、日本という選択肢を尊重してもらえれば、と感じますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする