塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ペレが教えてくれたスポーツマンシップの光景

2022-12-30 21:18:38 | 日記

 1970年ワールドカップ、2大会ぶりの優勝を目指すブラジル代表は8強で前回優勝国、イングランド代表と対戦します。

 

 ブラジル代表にはペレのほか、カルロス・アルベルト、トスタン、ジャイルジーニョにクロドアウドが控える

 イングランド代表には主将のボビー・ムーアのほか、ボビー・チャールトンにゴードン・バンクスが控える

 

 というまさに8強でありながら決勝戦のような大戦でした。

 

 特にボビー・ムーアとペレが握手を交わし、完璧とみなされたペレのヘディング・シュートを右手一本でかきだしたゴードン・バンクスの一世一代のプレイ。

 

 この試合を現地観戦できた方は、本当に幸福だったでしょうね。

 

 この時のワールドカップは16カ国という、まさに強豪だけで争う形式であり、今よりも優勝ははるかに困難な時代でした。

 

 またペレとムーアの握手もそうですが、そこには敬意と尊敬、愛情が間違いなく存在していたと思いますよ。

 

 ですからブラジルの方が

 

 「ネイマールは簡単に倒れすぎだよ」

 「もっと相手を慮る必要があるのに」

 

 と指摘するのは、得点力だけでは見劣りしなくとも、潔さや対戦相手を素直に讃える姿がペレと異なり、まったく見られないことを残念に感じているためではないでしょうか。

 

 それでもエムバッペにしてもメッシにしても、1度でもワールドカップで優勝していることは、それだけで素晴らしいことではあるのですがね。

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横浜Fマリノス、新シーズンは大きな陣容変更か

2022-12-30 21:07:07 | 日記

 セレッソ大阪は横浜Fマリノスから、レオ・セアラを引き抜きます。

 

 2022年優勝クラブであるFマリノスの戦力ダウンにつながるであろうこの獲得を見て、僕はブンデスリーガにおけるバイエルン・ミュンヘンを連想しました。

 

 バイエルンは国内移籍市場で常に、優勝候補であろうクラブの中軸を常に引き抜こうと観察していますし、実際その行動を貫いてきました。

 

 レオン・ゴレツカとマヌエル・ノイアーはシャルケ04から引き抜いたわけですしね。

 

 つまりセレッソ大阪がリーグで上位進出を狙うには、予算内での戦力補強と宿敵の弱体化がセットでなくてはいけませんから、良い動きだと思います。

 

 そのFマリノスは2022年MVPである岩田智輝が、セルティック・グラスゴーへの移籍を表明し、今冬は大きな刷新をする模様です。

 

 勝利しているクラブはいじらない

 成熟させることが連覇への要因

 

 とよく言われますが、彼らはきっと代謝をすることが連覇を達成できる最大の理由になると考えたのでしょう。

 

 特に2023シーズンはリーグ規定が改定され、優勝クラブへの勝利ボーナスが劇的に増えます。

 

 恐らく6億円程度思われますし、仮にAFCチャンピオンズ・リーグで優勝すればそのボーナス4億円を含む、10億円の臨時収入につながるわけです。

 

 つまり主力二人の移籍で契約解除金を得た、その資金と優勝ボーナスをフル活用するのでしょうが、補強がうまく運ばなければ現場は相当苦しむ可能性はありますがね。

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ペレ他界の一報を今知りました

2022-12-30 20:56:35 | 日記

 享年82歳。

 

 たった今ペレが他界したことを知りました。

 

 サントス出身の選手たちジエゴ(FCポルトやユヴェントスに在籍)、ロビーニョ(「レアル・マドリードやACミランに在籍)、ネイマール(パリ・サンジェルマンに在籍中)は、少しでも目覚ましい活躍をすると

 

 「新しいペレだ」

 

 ともてはやされますが、ペレはやはりペレだけでしたね。

 

 ペレはきっと、自分の行動が適切かどうかを常に判断し、一生の中で人々が描くであろうペレの姿を貫き通したと考えます。

 

 ジエゴはヴェルダー・ブレーメン時代、わがままで有名だった

 ロビーニョはレイプ容疑が浮上

 ネイマールは不要なダイブや相手を挑発する姿が多すぎる

 

 とささやかれますが、それは彼らがペレに近いかもしれないが、ペレではないためですよね。

 

 ワールドカップの優勝3度

 在籍したサントスを常に愛する

 ニューヨーク・コスモスでの移籍は普及には至らないものの、米国にサッカーの種をまく

 

 これらの業績はやはりペレを物語っていると思います。

 

 ペレは引退後様々な問答で人々を笑わせたり、ワールドカップ優勝予想が「とんちんかん」だという指摘もありました。

 

 特に1994年米国ワールドカップで彼が推挙した「コロンビア」の敗北は後味が悪いものでしたが、案外ペレの予想がカルロス・バルデラマに緊張感を与えたようにも見えますが。

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国産ブランドの着用率はいかほどか

2022-12-29 19:31:34 | 日記

 漫画スラムダンクの中で、三井寿はアシックスを着用しています。

 

 モデル名は恐らく「ジャパン」ではないかと思いますが、過去ナイキが日本市場を視察した際、日本の高校生がバスケットボール・シューズとしてアシックスを選択する多さ。

 

 この点に仰天したといいますし、現在の社員でもナイキとアシックス、そしてオニツカ・タイガーの関係性はよく把握している点もあるのでしょう。

 

 バスケットボールではウインターカップ

 ラグビーでは花園ラグビー場

 サッカーは冬の選手権

 

 と高校生にとっての晴れ舞台がテレビ中継され、注目を集めていますがこの段階ではアディダスやプーマよりも、アシックスとミズノの着用率が非常に高いんですね。

 

 「コーヘイズ・ブログ」のような専門サイトでは、ニューバランス、プーマ、ナイキという漠然としたブランドだけの判別ではなく、スパイク名やアウトソールまでの認識があり、すごいと思います。

 

 最新記事では既にミズノの新作スパイク「アルファ」を履いている生徒がいるなど、その分析は相変わらず鋭いのですが、プロになると一転国産よりも海外企業の着用率が一気に増加します。

 

 そう、逆転現象が起きるのですが、それはJリーグだけでなくBリーグも同様の様子です。

 

 ナイキやアディダスに占有率で勝つには、やはり学生たちを囲い込むことに目が行きがちですが、それに傾きすぎますと、かつてのプロ野球裏金事件のような、きな臭い話が浮上すると思います。

 

 それだけ占有率が企業の泣き所であり、長所でもあるのでしょうが。

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もし彼が生きていたら、モロッコ代表の勝利を喜んだでしょうね

2022-12-29 19:08:52 | 日記

 コンバース・ジャパンには、通常のオールスターのラインだけでなく、「アディクト」「タイムライン」など様々なラインがあります。

 

 その中でも「オールスター・クップ」は、背広に合わせても違和感がないような素材、デザイン、履き心地で定評があり多くの媒体が特集を組んでいます。

 

 実はオールスター・クップは、「コンバース・アヴァン」という形でまず市場に登場します。

 

 このデザインを担ったのが2021年に他界したアルバール・エルパスで、彼の手腕はフランスの老舗「ランヴァン」の業績を劇的に回復され「眠れる森の美女を起こした張本人」とささやかれたほどです。

 

 彼の感性がコンバース・アヴァンの魅力であり、その魅力がオールスター・クップが引き継いでいる、というわけです。

 

 アルバール・エルパスはその人生は多国籍であり、縁が深いのはイスラエルとモロッコであると聞きました。

 

 彼が生きていれば、モロッコ代表のカタール2022での鮮やかな戦いぶりが、きっと新しいデザインの源になったのではないでしょうか。

 

 イスラエルもマッカビ・ハイファ、マッカビ・テルアビブという老舗クラブがあり、UEFAチャンピオンズ・リーグにも度々出場していますね。

 

 ジョルジオ・アルマーニがイングランド代表、イタリア代表の公式スーツをデザイン、提供したように選手にとってもデザイナー・スーツは大きな魅力に違いありません。

 

 2021年にはルイ・ヴィトンのデザイナー、ヴァージル・アブローも他界し、ファッション業界に激震が走った年でもありました。

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