米軍がイラン革命防衛隊の司令官を殺害してから、事態がエスカレートするのか、沈静化するのか注視していた。
どうやら事態は沈静化するようだ。
~~引用ここから~~
反撃なければ攻撃継続せず イラン、報復後に米へ書簡 2020/1/9(共同通信)
【テヘラン共同】イラン政府が8日の対米報復攻撃直後、米政府に対し、米国がイランに反撃しなければ、イランは攻撃を継続しないとの書簡を出していたことが8日、分かった。イラン政府筋が共同通信に明らかにした。米国の利益代表を務めるスイスを通じて提出されたという。
政府筋によると、書簡は一方で、米国がイランや、中東のイランの権益に対して攻撃を仕掛けた場合は、再び報復を実行すると強調した。米国に対して理性的に行動することも要請したという。
~~引用ここまで~~
~~引用ここから~~
米イラン全面衝突回避図る トランプ氏、軍事報復せず 2020/1/9(共同通信)
【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、ホワイトハウスで演説し、イランによるイラク駐留米軍への弾道ミサイル攻撃で死者が出なかったと述べ、軍事的報復をしないと表明した。米国が軍事作戦に踏み切れば全面衝突に発展しかねない状況だったが、回避を図り報復の連鎖はひとまず止まった。核保有を認めず、新たな経済制裁で圧力をかけ続ける方針も強調。基本的な対立の構図は変わっておらず、不安定な情勢は当面続く。
トランプ氏はポンペオ国務長官やエスパー国防長官らと共に声明を発表した。イランからの攻撃が止まったのを念頭に「軍事力は使いたくない」と明言した。
~~引用ここまで~~
以前も書いたが、米国イランともに全面戦争は避けたいのだ。
米国はイランのイスラム革命体制を転覆させることはできるだろう。しかしそこまでだ。戦費を湯水のように使って山のように戦死者を出した挙げ句、テロに悩まされて撤退する羽目になる。得られるものは何もない。
イランの場合は破滅である。米国と全面戦争になれば必敗だ。体制は転覆する。奇跡的に政権を維持できたとしても山岳地帯でゲリラを10年続けて荒廃した國が残るだけだ。
意外に思われる人も多いかもしれないが、トランプは「平和主義者」である。外国を攻撃したことはシリアが化学兵器を使用した際の「懲罰」にトマホークを撃ち込んだことだけだ。しかもその時シリア側に死者は出ていない(負傷者は出た)。
だからイランや北朝鮮はトランプは口先だけで攻撃することはないと侮っていた。しかし今回イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官を殺害した。
いざとなればトランプは「やる」男だと震え上がったのではないか。イランも北朝鮮もである。昨年末から金正恩は姿を見せていない。
イランの方が北朝鮮より理性的な國と見るが、イランにも核武装を認めるわけにはいかない。日本としてもそれが譲れない一線だ。日本にできることは少ないが。
イランも北朝鮮も体制維持が最優先だ。米国の逆鱗に触れて戦争に至ることは避けたいのだ。イラク侵略戦争は失敗ではあったが、フセイン政権は打倒されフセインは処刑された。その二の舞は避けたい。
だから攻撃することはない「平和主義者」ではなく、約束を破ったり、米国人を殺害すれば「報復」してくる「怖い大統領」とイランや北朝鮮に思わせた方が外交は優位に運ぶ。
強硬派ボルトンを解任するような「平和主義者トランプ」では独裁国家に侮られるだけなのだ。トランプ外交大失策ボルトン解任。
北朝鮮も核実験をすることはなくなるだろうし、ミサイル発射も控えるだろう。トランプに「懲罰」の口実を与えかねないから。核放棄をするとは思えないが、しばらくはトランプを「老残の老いぼれ」などと中傷することも控えるだろう。
米国は北朝鮮が核実験をしたら全面戦争はしないとしても空爆で「懲罰」すべきだった。核保有を認めないと実力で示すべきだったのだ。
ブッシュの息子はイラクを侵略しても北朝鮮には低姿勢で望んだので北朝鮮は核実験を6度行い核保有國になってしまった。オバマにも責任はあるが。
イランや北朝鮮のような核保有を望む独裁国家には全面戦争はせずとも空爆やミサイルで牽制的な「懲罰」をする方が良い。その方が外交が上手く行き全面戦争は避けられる。
どうやら事態は沈静化するようだ。
~~引用ここから~~
反撃なければ攻撃継続せず イラン、報復後に米へ書簡 2020/1/9(共同通信)
【テヘラン共同】イラン政府が8日の対米報復攻撃直後、米政府に対し、米国がイランに反撃しなければ、イランは攻撃を継続しないとの書簡を出していたことが8日、分かった。イラン政府筋が共同通信に明らかにした。米国の利益代表を務めるスイスを通じて提出されたという。
政府筋によると、書簡は一方で、米国がイランや、中東のイランの権益に対して攻撃を仕掛けた場合は、再び報復を実行すると強調した。米国に対して理性的に行動することも要請したという。
~~引用ここまで~~
~~引用ここから~~
米イラン全面衝突回避図る トランプ氏、軍事報復せず 2020/1/9(共同通信)
【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、ホワイトハウスで演説し、イランによるイラク駐留米軍への弾道ミサイル攻撃で死者が出なかったと述べ、軍事的報復をしないと表明した。米国が軍事作戦に踏み切れば全面衝突に発展しかねない状況だったが、回避を図り報復の連鎖はひとまず止まった。核保有を認めず、新たな経済制裁で圧力をかけ続ける方針も強調。基本的な対立の構図は変わっておらず、不安定な情勢は当面続く。
トランプ氏はポンペオ国務長官やエスパー国防長官らと共に声明を発表した。イランからの攻撃が止まったのを念頭に「軍事力は使いたくない」と明言した。
~~引用ここまで~~
以前も書いたが、米国イランともに全面戦争は避けたいのだ。
米国はイランのイスラム革命体制を転覆させることはできるだろう。しかしそこまでだ。戦費を湯水のように使って山のように戦死者を出した挙げ句、テロに悩まされて撤退する羽目になる。得られるものは何もない。
イランの場合は破滅である。米国と全面戦争になれば必敗だ。体制は転覆する。奇跡的に政権を維持できたとしても山岳地帯でゲリラを10年続けて荒廃した國が残るだけだ。
意外に思われる人も多いかもしれないが、トランプは「平和主義者」である。外国を攻撃したことはシリアが化学兵器を使用した際の「懲罰」にトマホークを撃ち込んだことだけだ。しかもその時シリア側に死者は出ていない(負傷者は出た)。
だからイランや北朝鮮はトランプは口先だけで攻撃することはないと侮っていた。しかし今回イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官を殺害した。
いざとなればトランプは「やる」男だと震え上がったのではないか。イランも北朝鮮もである。昨年末から金正恩は姿を見せていない。
イランの方が北朝鮮より理性的な國と見るが、イランにも核武装を認めるわけにはいかない。日本としてもそれが譲れない一線だ。日本にできることは少ないが。
イランも北朝鮮も体制維持が最優先だ。米国の逆鱗に触れて戦争に至ることは避けたいのだ。イラク侵略戦争は失敗ではあったが、フセイン政権は打倒されフセインは処刑された。その二の舞は避けたい。
だから攻撃することはない「平和主義者」ではなく、約束を破ったり、米国人を殺害すれば「報復」してくる「怖い大統領」とイランや北朝鮮に思わせた方が外交は優位に運ぶ。
強硬派ボルトンを解任するような「平和主義者トランプ」では独裁国家に侮られるだけなのだ。トランプ外交大失策ボルトン解任。
北朝鮮も核実験をすることはなくなるだろうし、ミサイル発射も控えるだろう。トランプに「懲罰」の口実を与えかねないから。核放棄をするとは思えないが、しばらくはトランプを「老残の老いぼれ」などと中傷することも控えるだろう。
米国は北朝鮮が核実験をしたら全面戦争はしないとしても空爆で「懲罰」すべきだった。核保有を認めないと実力で示すべきだったのだ。
ブッシュの息子はイラクを侵略しても北朝鮮には低姿勢で望んだので北朝鮮は核実験を6度行い核保有國になってしまった。オバマにも責任はあるが。
イランや北朝鮮のような核保有を望む独裁国家には全面戦争はせずとも空爆やミサイルで牽制的な「懲罰」をする方が良い。その方が外交が上手く行き全面戦争は避けられる。
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