先日、昔の戦友が亡くなった。
長らく疎遠だったため訃報を知ったのは
親族による密葬が終わった後だった。
訃報を知らせてくれたのは戦友のお母さん。
食道癌だったそうだ。
昨年の8月にガンの宣告を受け
抗がん剤治療を続けていたが
今年3月頃から悪化。
6月7日、親族に見守られ
静かに息を引きとった・・・
病気であることも知らなかったので
ただただ驚くばかり・・・
その翌日、新聞のお悔やみ欄に名前が掲載されて
本当に亡くなったのだ・・・という事実が
どーっと私を襲ってきた。
一時期、共に舞台をつくった仲間の死・・・
密葬で見送られたご親族のお気持ちを察して
私は昔の仲間に一人ずつ電話で訃報を知らせた。
やはり弔問に伺いたい・・・
仲間2人と予定をすり合わせ
一緒にお悔やみに伺わせていただくことにした。
弔問までの間、戦友の舞台写真を探し出し
昔を思い出しながら冥福を祈る・・・
キラキラ輝いていた時代の写真をみるうちに
この姿、ご親族にもご覧いただきたい・・・
と思うようになって、一冊のフォトブックを製作することにした。
昨日、そのフォトブックを持参し
戦友の遺影に会いに行ってきた。
一緒に行った仲間も、戦友の舞台写真と
他の仲間からのメッセージをご家族にお渡しした。
親子二人三脚で最後まで生きることを
あきらめなかったと語るお母さん・・・
ご親族の皆様の心痛は計り知れない・・・
告別式はコロナによる緊急事態宣言解除後だったので
各地から親族が駆けつけてくれて
親族全員に見守られての旅立ちだったそうだ。
お母さんから劇団時代の遺品として
数冊の本と衣装を受け取った。
想像を絶する癌の痛みから解き放たれて
今は自由を満喫している・・・と信じたい。
心よりご冥福を祈ります・・・
戦友の訃報はこれで3人目・・・
みんな若い( ;∀;)
悲しい・・・
・・・・・・・・・
私とて、いつまで生きるかわからないが
少なくとも今を生きる私にできることは・・・
彼らが生きた証を我が胸に刻み
私の「死」が訪れるその日まで
私の「生」を全うすること。
それが
今を生きる者の使命だと
私は信じている・・・