蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

十七弦のクミちゃんが!

2010年03月31日 23時18分59秒 | 日記
嬉しいっ!

夏のオープンエアシアター演奏隊のメンバーとして
以前、参加して下さっていた十七弦奏者のクミちゃんが
再び参加してくれることになった!!

本当に嬉しいことです♪

これで、去年絶妙の呼吸で素敵な音楽を奏でて下さったチームに
低音の力強い響きを奏でる十七弦が加わることになって
更に良いチームになること間違いなし♪♪

特に今回のテーマ曲は、力強さがポイントなので
十七弦が入ることにより、更にイメージに近い演奏になるに違いない。

あとは…出来れば男性合唱団か男性声楽家の方が入って下さると
オープニング曲はバッチリ!なんだけど・・・

贅沢を言えばきりがないし、最大限努力して
お客様の心に届く音楽を提供できるよう最善を尽くそう

監修の和田先生からも、引き続きご指導頂けることになったし
これでオープンエアの外堀はほぼ決まった。

あとは、オーディション日にどんな皆さんと出会えるか…
今からワクワクドキドキです

嬉しい出来事♪

2010年03月28日 23時08分17秒 | 日記
昨日は、本公演のオープニングの稽古。

稽古前にプランを練り、みんなに見本を見せられるように何度も練習し…
何とか舞台図も作成して、稽古場に向かう。

今回のオープニングは、今までにない手法を使う。
ここで語ると観る楽しみが減っちゃうから、多くは語りませんが…
作曲家のMoriさんも稽古に参加して下さり
音楽指導にあたってくれて、とても助かった。

そして、もう一人の見学者、それはマイちゃん♪

これまで夢幻の大道具デザインや
児童向けお芝居の着ぐるみ&チラシデザインを手がけてくれて
稽古場に足を運んでくれるうちに

  私もやってみたいっ!

と思うようになったそうで

で、昨日の稽古を観て

  やっぱりやろう!

と、決意をしてくれて、今度の土曜日
準劇団員オーディションを受けることになった。

嬉しいなぁ~
ホントに嬉しい
4年間、夢幻を見続けた人が入団を希望してくれたのが
非常に嬉しい

いろんなことがありましたから…

彼女は、美術家としての才能はもちろん
役者としても、とても面白いものを持っている。

これからが楽しみです

今日の午前中は、I育成会の方と児童向けお芝居上演に向けての打ち合わせ。
私は、劇団HPをご覧になって依頼して下さったと思っていたが
ナント!
信毎に掲載された「恩師の言葉~哲学を持て~」の記事がきっかけで
劇団HPをご覧になり、問い合わせを下さったとのこと。

私にお声をかけて下さった信毎の記者さんのおかげです。
ありがとうございますっ

あの記事の反響は大きかったなぁ~
4月1日に開催予定の経営者セミナーで
講演させて頂くことになっているのだが
その担当者の方も

  あの記事のようなお話でもいいんですよ。

と。。

聴講者が経営者の皆さんです!
私より、ずっと経験豊富な方々だし
依頼があったときには、どうしようか迷ったけど
「体験でも構わない」と仰って下さったので
お引き受けすることにした次第

I育成の方に、千葉での舞台DVDをお渡しして
事前に役員の皆さんにご覧頂くことにした。

その後、稽古場へ。

今日は、シーン割り稽古で、参加者は3人。
主要メンバーのみだったが、内容の濃い稽古となった。

にしても…

  必ず観ておくようにね。

と伝えて渡した舞台DVDを未だに観ていないってのは
どうなんでしょうねぇ…

やる気がないとは思わないけど
やる気があるとは思えないよね、それじゃ。

いろんな事情があるんだろうけど
イメージの共有が出来れば
伝わり方が早いし、ダメ出しに関しても
理解もしやすいんじゃないかと思って
事前に渡しておいたのになぁ…

きっと次の稽古までには観ておいてくれる…はず?!

共通言語とか共通イメージがあると
意思疎通がしやすいんじゃないか…

これは、ずっと指導方法に悩み続けてきた私の考察のひとつ。
少しでも効率的に、みんながドツボにはまらないように…

この手法は、まだ実験段階だが
きっと何らかの効果は得られると予測している。

疑わしきは…

2010年03月27日 14時43分25秒 | 日記
足利事件の再審判決は“無罪”

裁判官三人が起立して深々と謝罪するという
異例の光景が・・・

これは1990年に起きた足利幼女殺害事件

逮捕されたS氏は、刑事の執拗な取り調べを受け自白をしてしまった・・・

自白の強要・・・

取調べ官(刑事)は、取調べのプロ
彼らは「どんな人間であろうと、自白させる自信がある」と言う
殴る蹴る等の暴力をふるうイメージがあるが
実はそれはあまりなく
人間の心の弱さをうまく突いて自白させる
多様な技術があるとか。。

『冤罪』は、一人の人間の人生を狂わせてしまう。
S氏は、真っ白な無罪判決に喜びを表現していたが
胸中には、色々な思いがあることだろう・・・

  疑わしきは罰せず
  疑わしきは被告人の利益に

これは、裁判の原則だけど
世の中を見ていると、これを受け入れる土壌がないように思える。

実際、状況証拠だけしかないのに
死刑判決が出た事例もある。

疑いを持つと、斜めから見始める人のほうが圧倒的に多い。
日常でも、事実無根のことが真実のように受け取られることも・・・

人間自体にその性質があるのだとしたら
その危険性を各自が自覚して
事件や出来事に対応する必要がある。

斜めからの目線は、判断を狂わせる一番の要因。

何しろは人間は『思いこみ』の激しい生き物ですから。
これに執着が入ると恐ろしいσ(^◇^;)。。。

  疑わしきは被告人の利益に

一歩間違えば、犯人を取り逃がす結果にもなる。
ただ冤罪で一人の人間の人生を狂わすことを考えると
この原則を守るべきなんじゃないかと。

裁判員制度が導入され、自分が裁判員になったときのためにも
些細なことで疑いが生じたときの対応も含め・・・
日常から、事実とまっすぐに向き合う癖付けをしておかねば・・・

S氏の晴れ晴れとして表情を見ながら
そんなことを思ったのでした(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

名古屋の演劇仲間☆

2010年03月26日 23時45分10秒 | 日記
今日は、某ライブのためにわざわざ名古屋から来たGさんと
ライブ前に一時間半ほど、お茶をご一緒した。

Gさんは、名古屋の某劇団所属の女優さん。
松井須磨子さんの一人芝居を演じている役者さんで
長野でも上演したい!という思いがあり
名古屋から何度となく長野に足を運んでいる。

来るたびに連絡をくれるのが嬉しい。
なので、私も時間が取れるときは
なるべく会うようにしている。
同じ演劇人として、関西地区の情報を知りたいし
自分の刺激になれば・・・と思って

Gさんの劇団は、児童劇巡業もやっているので
今日はその辺の現状を聞かせていただいた。

5月本公演のチラシを渡したところ
観てみたい、と思ってくれたようだ。
遠方だし、忙しいだろうから
実際に来てくれるかどうかはわからないが
うちの劇団や作品に興味を持ってくれたのは嬉しい。

その後、一緒に松代の某ライブハウスに向かう。
私は、どうしても稽古が抜けられず
ライブは一時間で、失礼させて頂いた。

ギター演奏と歌と語り…
アットホームな感じのライブでした。

20:00、稽古場に到着。
メンバーが各自の事情で揃っていなかったが
予定のシーンを進めないと、あとでしわ寄せが来る。
なので、代役で演出をつけていくことに。

本当は、こんなやり方したくないけど
上演日が決まっている以上、仕方ない

明日、全員揃う予定だから
今日のシーンの復習をして別のシーン稽古に入ろう。

青少年健全育成条例?

2010年03月25日 23時40分54秒 | 日記
  条例化されると大変なことになる!

と、先週、ある演劇仲間から連絡が入った。

その後、この条例反対を唱える人々がワイドショーに出演し
にわかに話題になった東京都が条例化しようとしている条例
その名は

   東京都青少年健全育成条例
  (まとめサイト→http://mitb.bufsiz.jp/)

一歩間違えると表現の自由に規制をかけることになりかねない。
条例自体が表現の自由に規制をかける目的でなくても
拡大解釈する人間が出てくるのが世の常で。。。

東京都の目的は

  漫画やアニメ作品などで18歳未満と判断される
  キャラクターに対する悪質な性描写を規制するため

とのことだけど

条例を読んでみると
性描写だけでなく、暴力や虐待に関しても明記されている。
しかも範囲も映像関係や演劇にも適用されそうな表現が・・・

改正案が提出され、そこには

  インターネット上の有害情報を閲覧できないようにする
  「フィルタリング」の利用促進に重点を置いたことや  
  子供に対する性暴力を肯定的に描写した漫画を
  不健全図書の指定対象にしている点が柱

になっているようだが・・・

背景としては、携帯電話のサイトが
子供を巻き込む犯罪の温床になっている実態や
児童ポルノに対する論議の高まりがある。

行き過ぎた表現のアニメやゲームがあるのは確かだが
ラインを明確にしないと少年漫画全般がダメになる可能性も出てくる。

拡大解釈すれば、戦争やテロによる殺戮シーン
暴力や殺人などが行われるシーンがある映画や演劇にも
規制がかかる可能性も出てくる。

暴力や殺人を助長するのが目的ではなく
それらが起きる原因を考え提示している作品だとしても
受け取り方によって変化する場合もある。

万が一、東京都で条例化されると
各地に波及するのは必至だ。

戦時中のような状態になるんじゃないか・・・
そう!
恐ろしい『治安維持法』の復活!

と、一抹の不安がよぎる・・・

3月議会での条例化は見送られ
6月議会に持ち越しになったようだが
今後の動向を見守りつつ
必要であれば、反対運動を・・と考えているところです。