蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

上田公演に向けて #山月記 #TORA #中島敦 #上田 #演劇

2019年01月25日 23時44分58秒 | 日記

上田公演に向けての演出プランに悩み
稽古をしながら思案する毎日・・・

映像をどうするかが一番の課題。

それと大道具の配置。

小空間のパワーエンタが目標♪

パワーエンタとは夢幻独自の言葉で
パワフルエンターテイメントの略。

力押しではない人間の内在するパワーを
間近で感じる・・・そんな舞台を目指す。

今週、東京に行っている間に
上田公演で照明を担当してくださる茶色さんと
FBメッセンジャーで演出プランをご相談。

私が叩き台として作成した舞台図に
茶色さんが修正を加えてくれた。

ありがとうございます!

会場である犀の角劇場のステージ前面に
平台で張り出しをつくり奥行を広げることに。

さて・・・照明をどうするか・・・

映像と共に一番の難題だ。

週明け、もう一度犀の角さんに出向いて
打ち合わせをする予定。

稽古の方は、大道具移動の変更を確認しつつ
コロスの完成度を上げるべく手を加えているところ。

今回は、お客様の息遣いが感じられるほど
客席が近いステージ。
役者の一挙手一投足に嘘があってはならない。

お客様は嘘を察知した途端、白けてしまう。

ストレートプレイ部分は、裏付けのある演技をしやすいが
コロスのような身体表現が多い役は
動き重視になってしまう傾向がある。

全ての動きに意味があり、感情がある。

更に、動きのクオリティも上げたくて修正に入っている。

リアルなストレートプレイとエンタメの融合。

私は常に「お客様を飽きさせない舞台作り」を心がけている。

松本公演の時も「飽きずに見れた」と言う声が届いているが
ブラッシュアップが完了すれば
もっと「飽きずに」「楽しんで」「興味深く」御覧いただけるはず。

「奇想山月記 TORA」は素敵な言葉や
印象的な言葉が、数多く散りばめられている。

琴線に触れる言葉は人それぞれだと思うが
何か一つでも受け取っていただけたら
脚本を執筆した私は本望だ。

体現するのは役者・・・

役者の発する声、滑舌、イントネーション
緩急、表情、感情、身体表現によって
観客の感じ方も変化する。

演出家として妥協せず、更なる高みを目指して挑んでいく。

どこまで行っても完成形はない、というのが
演劇の面白さの一つだけど
完成形を明確に想像しながら
上田公演に向けて、精度を上げて行こう。

荒井さん、茶色さん、ご苦労をおかけしますが
最後まで面白がりながらお付き合いくださいm(__)m
よろしくお願いします!

 


劇団東俳“たまちゃん会”に初参加♪

2019年01月24日 23時12分24秒 | 日記

火曜日から3日間、東京~千葉へ♪

一番の目的は「たまちゃん会」参加。

たまちゃん会とは・・・

私の古巣である劇団東俳の社長・藤野珠美先生のお誕生日会。

昨年の東京公演「白とかげ」の折
たまみ先生は周知へのご協力をご快諾くださり
公演当日には、素敵なアレジメントフラワーを贈って下さり
事務局の皆さんと観劇に足を運んでくださった。

5月に東俳の新社屋が落成し
小劇場「座・プロローグ」のこけら落とし公演を観劇。

御礼の意味を込めて、今回「たまちゃん会」に参加させていただいた。

出席者は、現団員の皆さんの他
お子さんが児童部に所属しているお母様方
東俳OBの皆さん。

私もOBの一人。

なんと・・・
私が一番の古株だった。

中には私のことを知っている方がいてビックリ。

むかしむかし・・・確かにここにいた証だな・・・

たまみ先生はまっすぐで信念に揺らぎがない。
それでいて人情味あふれる温かいお人柄。

これまで色々なことがあったはず。

それらを乗り越えて、ビルを建築し
目標をしっかりと定め、それに邁進されている。

年齢を感じない若々しい声と姿。

たまみ先生のように年を取りたいなぁ。

ご自身でも努力をされているそうで・・・

私も筋力が衰えないように努力せねば!

 

往復の交通機関を新幹線にするか高速バスにするか迷ったけど
今回も高速バスを利用することにした。

だってね、片道1200円だよー
往復で2400円のところ、ポイント割引で2200円!!
超激安!

ただ安いだけあって、ちょうど良い時間帯に到着できる便がない。

で、朝早めに出発して、東京在住の友人Sさんに会うことにした。

Sさんも、東京公演の時、観劇に足を運んでくれた一人。

新宿バスタに到着すると、Sさんが出迎えてくれて感激!

ありがとうございますm(__)m

ちょうどお昼の時間帯だったので私は
ランチ&お茶をしながら芝居談議・・・というつもりだった。

ところが!

会った瞬間、Sさんは私に

 根津美術館って行ったことある?

と、切り出した。

私が驚きつつも

 知らない、行ったことない。

と答えたところ、Sさんは

 じゃ、行ってみない?
 表参道だから地下鉄に乗ってすぐよ。

と。

突然のことで驚いたが、美術館は興味あるし
夕方のたまちゃん会まで、たっぷり時間がある。

 行きましょう!

と一つ返事で決定。

電車に揺られながら、お互いに近況報告。

Sさんは語りの会に所属していて
あちこちに講師として招聘される実力の持ち主。

彼女と知り合ったのは、夢幻のオープンエアシアター。

当時高校生だったご子息が
一般公募でキャストとして参加。

どういうわけかお母様であるSさんと親しくなり
Sさんが長野在住の頃は、ご自宅にお邪魔して
芝居談議に花を咲かせた。

そのSさんが

 とっても素敵な美術館なの

というのだから、興味津々。

半蔵門線の表参道で下車して、根津美術館へ。

門から入っていくと、木のぬくもりが感じられる通路。

竹で作られた柵が風情を醸し出している。

普通は拝観をした後、カフェへ行くものだが
どうにもお腹がすいていて
気持ち悪くなりそうだったので
まずは美術館内にあるカフェでランチ。

私は日替わりパスタを注文。
美味しかった~~

Sさんが注文したサンドイッチも美味しそうだった。

美しい庭園が見えるカフェ♪

ゆったりと食事をしながらお喋りに花を咲かせ
その後、開催中の「酒呑童子絵巻」展を鑑賞。

酒呑童子は、2015年に上演した「マレビト」に登場させた人物でもあり
興味深く拝観した。

「マレビト」は戸隠に伝わる鬼女紅葉伝説を下敷きに創作。
ご興味のある方は、劇団HPの過去の公演ページにお立ち寄りを(*'▽')

一通り展示を見終えて、庭園を散策。

あー豊かなひと時~~

と思っているうちに、時計を見ると既に16:00

楽しい時間はあっと言う間に過ぎていく(^-^;

Sさんは、この後、合唱団の練習があるそうで
また再会を約束して別れを告げる。

Sさん、素敵な美術館に案内してくれて、ありがとうございました!

そして私は、たまちゃん会へ・・・

初参加の私は若干緊張気味←珍しい状況(笑)

けど、たまみ先生が喜んでくれて嬉しかったし
会員の皆さんとも楽しくお話ができて、ほっ。

またご縁が広がった(*'▽')

終宴後、千葉の妹の家へ。

次の日は、実家に足を延ばし、久しぶりの親孝行。

母は82歳。

身体が随分弱って来ている。
昨日も転んだらしい。

筋力を鍛えないとだめだよ~と言って
スクワットを教えた。

遠方なので、なかなか会いに来れないけど
東京に出るときは、出来るだけ実家に顔を出そう。

苦労しっぱなしの人生を送って来た母・・・

愛情いっぱいに私たち兄弟姉妹を育ててくれた母・・・

めんどくさいところがいっぱいあって
一時はマジギレして、暫く実家に行かなかった時期もあるが
やっぱり母は母・・・

大切にしなければ・・・ね。

長野での芝居漬けの日々が私の日常。

母と過ごすごく普通の時間が、私にとっては非日常・・・

実家に訪れるたびに感じる不思議な感覚・・・

浮世離れし過ぎ?
何でも「し過ぎ」「過ぎたる」は、アカンよねー(^-^;

家族への感謝を忘れず
しっかりと地に足をつけて一歩一歩進んで行こう――


初☆松本公演!初日開幕!! #山月記 #中島敦 #演劇 #ツアー #夢幻工房

2019年01月21日 02時37分35秒 | 日記

いよいよ初日の幕が開いた!

9:00に集合して、裏方中心の荒どおし稽古。

10:30に受付担当スタッフが集合し
ちんさん中心にチラシ折込作業開始。

受付担当スタッフは・・・

 ちんてんめいさん(永高さんの奥様)
 村松幸子さん(サリアのママ)
 滝澤里香ちゃん(研修生)
 坪根衛くん(野外シアター&奉納劇出演者)
 三井美友奈ちゃん(     〃     )

サリアママの幸子さんは、毎回会計を担当してくださり
本当に頼りになります。

りかちゃんは、週末であれば予定をつけて駆けつけてくれる。
ありがたや~

マモル君は、上田公演で映像を担当してくれることになっている。
みゆなちゃんも、上田公演の受付にかけつけてくれるそうで・・・

ありがとうございます!

実は、上記の皆さんの他に
松本在住の夢幻関係者から能動的に
「何か手伝うことはありますか?」
と問い合わせがあり、嬉しかった~

今回は観客が溢れる可能性がなかったので
せっかくお声がけいただいたけど
観客としてご来場いただくことに・・・

気にかけていただき、心から感謝です!

12:25、開場前にステージにて
キャスト&スタッフが集合し気合いを入れ
いざ開場!

 

夢幻のキッズたちが保護者の皆さんと一番乗り。

嬉しいなぁ~

続々とお客様にご来場いただき
お陰様で昼の部は観客席がほぼ埋まった。

ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございましたm(__)m

今回もオープニングアクトは、牧さんのバイオリン演奏。
曲目は「春の海」と「G線上のアリア」

 

流石は牧さん、衣装も凝ってるし、演奏も素敵♪

お客様を温めてくださいました。

続いて、恭子ちゃんによるアナウンスが流れ
開幕前の音楽が聞こえて来て、ついに開幕!

いくつか残念な点はあったものの
無事故で終えられて、ホッ。

お客様からたくさんの拍手をいただいて
初回が無事閉幕。

終演後、何人ものお客様にお声がけをいただき
今回も大勢の笑顔に出会えました。

ご感想は・・・

 感動した
 涙が出た
 すごかった
 面白かった
 舞台セットがシンプルできれいだった
 照明は限られた灯数だったが美しかった
 バイオリン演奏が効果的だった
 
 仮面が良かった
 音楽が良かった
 虎になるシーンが見応えあった
 キャスト数が少なくて驚いた(もっと大人数が出演していると思った)
 長野でこのような舞台を観ることが出来て嬉しい
 中島敦さんの本を読んでみたくなった
 中島敦さんという作家に興味を持った

などなど・・・

夜の部は動員数が少なくて、非常に残念だったけど
ご覧いただいた方は満足してくださったご様子で、ホッ。

アンケート回収率も高く、ただただ感謝・・・

わざわざ長野からご来場くださった方など
夢幻関係者のご来場率が高かったのにビックリ!

長野公演があるため、初日の松本公演に駆け付けてくれるなんて
考えてもいなかったので、嬉しかった~

大町市の観光課の方(佐々成政おもてなし武将隊ご担当者)や
松本市の演劇関係者の方、高校生も数人駆けつけてくれて感謝!

高校生に観てもらいたくて
2018総文祭の時にお世話になった松本在住の先生方に
高校生へのチラシ配布をお願いしたところ
皆さんご快諾くださった。

松本公演にあたり、ご協力いただきました皆様に
心より御礼を申し上げます!

終演後のバラシには、研修生のシンヤ君と
永高さんの照明サポートをしてくれたトシ君が駆け付けてくれた。

牧さんや受付スタッフ陣
くぼっちさんもバラシに協力してくれたおかげで
2時間程度で撤収完了!

皆さん、本当にお疲れ様でした。

ありがとうございました!!!

 

いくつか完成度が上がりきっていない点が悔やまれる・・・

それと、劇場のソデの関係で
想定していたSS照明を置けなかったこともあり
映像が上手く映し出せなかったのが残念(>_<)

そんな厳しい状況の中、精一杯美しい照明を作ってくださった
永高さんに心から感謝します!

色々とご配慮いただき、本当にありがとうございましたm(__)m

映像に関しては過大多し。
次の上田公演以降に生かしていこう。

まずは無事終えることができて安堵。

さて次は上田公演!

会場の犀の角劇場は、上土劇場よりかなりキャパが狭く
天井高も低いので、同じ演出は不可能。

小劇場の良さを生かした演出を考えるのが私の役割・・・

会場が違えば見え方も異なる。

松本公演をご覧になった方
他公演にご来場予定の皆さんも
もしご都合がつくようでしたら
ぜひ犀の角に足をお運びください。

どんな舞台になるか、どうぞお楽しみに~

くぼっちさん、どうぞよろしくお願いします!!!

今回の巡回公演は、予算の関係で
カメラマンさんにお願いしているのは長野公演のみ(^-^;

その他の公演は、スノが撮影してくれます。

少しずつ舞台写真もアップしていきますねー!(^^)!


初☆松本公演!仕込み開始!! #山月記 #中島敦 #演劇 #ツアー #夢幻工房

2019年01月20日 02時50分56秒 | 日記

いよいよ明日は劇団本公演の初日!

会場は松本市の上土劇場♪

昨日の13:00から会場入りして仕込み開始。
団員とことたま座の恭子ちゃん&クボちゃんは
昨日から松本駅前のホテルに宿泊している。

お父さん役の島津さんは自宅通い。
ずーさん、本当にお疲れ様です!

客演の皆さんのご協力に、心から感謝!!

紗幕吊りに時間がかかったのと
平台ケコミを合皮にしたため
思いのほか仕込みに時間がかかり
終わったのは16:00頃。

すぐにシュート開始。

シュートが終わったら
通し稽古の予定だったけど
仕事の関係で研修生スタッフの到着が遅れたため
場当たり&照明合わせに変更。

ここで研修生スタッフをご紹介♪

音響オペレーター:二本松杏莉
映像オペレーター:春原佳樹

劇団本公演の裏方に研修生が携わるのは初めてのこと。

あんちゃんは特に緊張していたようだけど
ポン出しはほぼOK.
音量の調整がなかなかうまくいかない様子だが
まずは機材に慣れること、かな。

スノは度胸があるのか、ものおじした様子がない。

今日は上田公演に出演するくぼっちさんがお手伝いに来てくれて
手作りでプロジェクターのシャッターを作ってくれた。

ありがとうございます!

器用ですねーくぼっちさん♪
ご自身の劇団「演劇裁縫室ミシン」の舞台に登場する物凄い大道具は
くぼっちさんが手掛けているとか。

昨日、通し稽古が出来なかったので
今日は絶対に通し稽古を行って
夜ゲネプロを行う予定だったが・・・

照明合わせが終わらない(^-^;

照明オペをしてくださっている永高さんが
がんばってくださっているが
何しろ照明Qが150以上(汗)

映像との兼ね合いもあり、思うように捗らない。
12:00の時点でまだ半分。

お昼休み返上で頑張ったが、13:30に照明合わせを中断して
14:00から通し稽古を行うことにした。

場当たりは行ったので、まあまあ通ってはいたが
装置の置き場所がずれるのが気になる。

通し稽古後、再度装置の置き場所をチェック。

急いでお弁当を胃に詰め込んで
再び照明合わせ開始。
これが終わらなければゲネプロが出来ない。

途中、作曲家のメンターさんが顔を出してくれて
歌シーンのアドバイスをくださった。

ありがとうございます!

引き続き、照明合わせを行ったが
終わったのは21:00過ぎ。

初めての劇場は特性を知るのにも時間がかかる。

やっぱりもう一日必要だったか・・・

今回は予算的な問題があって
小屋をお借りする日数を増やすことが出来なかった。

今は、出来ることを精一杯やろう!

上土劇場さんは、終了時間の制約がないので
深夜でも稽古は可能だが、明日は初日・・・

役者陣の体力が心配だ。

しかし、ゲネプロをやらずに本番を迎えるわけにもいかない。

役者陣に

 これからゲネプロ、できるかな?

と聞いたところ

 やります!やらせてください!

だよね。。

やらなければ、役者だって不安だものね。

役者陣の皆さん、ご協力に感謝します!

21:40、ゲネプロ開始。

終了したのは午前0時―

深夜のゲネプロを見学してくださった方がお二人。
明日の受付をご担当いただくちんさんとくぼっちさん。

お二人からご感想を聞いて
足らない部分が明確になった。

助かりました~
ありがとうございます!

皆さん、深夜までお付き合いいただき
ありがとうございましたm(__)m

永高さん、休憩返上で照明と格闘してくださり
本当にありがとうございました!

これで不備のチェックもできたし
無事本番を迎えられる。

明日の午前中は通し稽古をせず
音響・照明・映像中心に荒通しを行う予定。

明日の初日は13:00と18:00の2回公演。

役者陣の体力が持つことを祈りつつ、ホテルに向かったー

さあ、明日はいよいよ初日!

初☆松本公演、必ず成功させよう!!

永高さん、公演終了までよろしくお願いします!!!


「奇想山月記 TORA」もうすぐ初日! #山月記 #中島敦 #演劇 #ツアー #夢幻工房

2019年01月17日 23時28分33秒 | 日記

あー

今年はもっとBlogを書こうと思っていたにもかかわらず
既に3週間が過ぎようとしている。

須坂☆キッズプロジェクト発表会のことも記載しておきたいけど
まずは今週末初日を迎える劇団本公演!!

夢幻史上初の4都市巡回公演♪

と言っても長野県内だけなのでアシカラズ。

初日は次の日曜日(1/20)、場所は松本市の上土劇場

以前はピカデリーホールと言う名で親しまれていた会館だ。

以前、ピカデリーで上演してみたら?と勧められたこともあったし
まつもと演劇祭参加のお誘いもいただいたこともあった。

が、劇団本公演に関しては、創立から19年目に入ったというのに
長野市外で一度も上演したことがない。

まつもと演劇祭は参加してみたいと思ったこともあるけど
上演時間1時間以内、というのが・・・

私が今まで創作した舞台を振り返ると・・・

2時間前後作品が多く、次いで30分前後の短編作品。

1時間枠で作ったことがあるのは児童劇(^-^;

演劇祭で児童劇を上演するわけにはいかないよねー

いつか一時間作品を無理なく作れるようになったら参加してみよう。

さて・・・

なぜ今まで市外で上演しなかったのか・・・

それは・・・

・単純に費用が嵩む
 交通費、宿泊費・大道具運搬費

・動員
 お客様がいなければ舞台を上演する意味がない
 松本在住メンバーがいないため、口コミで
 周知を広めるのは困難

・キャストのスケジュール調整
 夢幻の劇団員は、基本的に日程調整可能だけど
 研修生は会社員や学生なので
 週末しかお休みを取れない。
 市内なら、学校帰りや仕事帰りに駆けつけられるが
 遠方は無理

夢幻工房はこれまで、長野市外で何度も舞台を上演した経験がある。
東京や千葉、群馬でも児童劇やワークショップを行ったことがあるし
阿南町、安曇野市、上田市、中野市、須坂市、小布施町
大町、三水村、千曲市・・・

これらは全てご依頼公演。

有難いことに主催者からお声がけをいただき
舞台を上演させていただいた。

昨年、大勢の皆様のご協力とご尽力のおかげで
無事東京公演を終えることができ
さて、次は何に挑戦しようか・・・と考えた時
今回の長野県内巡回公演案が浮かんだ。

で、助成金申請を出してみたところ
内定をいただいたのでした。

この助成金、厳しい審査があり
内定をいただける芸術団体数も限られている。

その審査を通過して、内定をいただけたのだから
何としてもこの企画をやり抜こう!と決意。

さて、キャストをどうしようか・・・
研修生は無理だよね・・・

早速、劇団本公演の常連ことたま座さんに声をかけたことろ
有難いことにご快諾をいただけた。

さらに・・・

各都市の出身者や在住者あるいは所縁のある役者に声をかけ
出演していただくことに。

今回は島津さん、大久保さん、池田さんの御三方。

どの方もオープンエアシアターに参加してくださったことが複数回あり
演技の方向性や実力を知っているし、人柄も良い=^_^=

本当はもう一人お声がけしていたんだけどねー
残念ながら引っ越しをすることに決まったそうで、断念。

作品は、一昨年10月に決めていた。

「奇想山月記」

初演は2012年。

骨太の面白い仕上がりで、いつか再演したいと思っていた。
更に昨年は規模の大きなご依頼公演が3つも入っていて
新作を執筆する時間はなさそうだった。

そんなわけで最初は再演予定だったけど
台本を読んで、再調査をしたところ

むぅ・・・

もっと中島敦さんの人生に迫る作品したい・・・

という欲求が高まり、結果的に全く異なる作品が誕生!

皆神神社奉納劇が終わるまで、執筆時間を全く取れず
奉納劇本番を終えてから、ようやく台本執筆に入ったが
その時点ではまだ、前作に引きずられていて
呪縛から逃れるまでに時間を要した。

そんなこんなで台本が上がったのが11月中旬。

予定より一ヶ月遅れてのスタート。

キャストの皆さんにはご迷惑をおかけしたが
自分では納得のいく作品に仕上がった。

台本の良し悪しが舞台の成功、不成功を決める。

もちろん役者に委ねる部分も多くを占める。

例え台本が未熟でも役者が良ければ
お客様は飽きずに最後まで観て下さる。

その後も何度も修正を加え、ようやく先週全ての演出プランを確定。

音楽とか

照明とか

映像とか・・・

そうなんです!

今回は映像を使うことに決めた。

 

松本公演の照明オペはホール支配人のN氏。

Nさん、公演終了までよろしくお願いします!!!

 

音響担当は研修生のあんちゃん。

映像担当は同じく研修生のスノ。

当日の受付は、N氏の奥様がお手伝いを快諾してくださり
実に心強い。

・・・・・・・

あー書きたいことがいっぱいあるけど・・・

ね、ねむい!!

ひと段落したら、出来るだけ早めに書き込もう。

 

本当に面白い作品に仕上がりました。

原作者としてチラシにお名前を掲載させていただいた
武内雷龍先生に上演台本をお送りしたところ
昨日、ご感想メールが届きました。

「まことに力作にて、観客の感銘が期待されます。」
  
嬉しいご感想をありがとうございました!

作家先生にお褒めをいただき、ちょっとだけ舞い上がった(笑)

本番日は、開幕10分前から
バイオリニスト・牧美花さんによる
オプニングアクトが行われます

 
マジ見そびれると勿体ない舞台=^_^=
 
松本公演は今週日曜日13:00、18:00の2回のみ!
会場は上土劇場(旧ピカデリーホール)
 
中信地区にお住いの皆様
今週末はぜひ上土劇場へお越しくださいm(__)m
 
皆さまのご来場をお待ちしております!!