蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

バイオリンの音色♪

2014年01月29日 23時08分55秒 | 日記
今日は、14:00からバイオリニストの牧さんと
本公演挿入曲の打ち合わせ。

既に候補曲は、奏者に渡してあった。

本当は今日までに挿入曲や挿入フレーズを
決めておこうと思ったんだけどね。

あれやこれやで、その時間を作れずじまい。。

ふと部屋を見渡すと…
家事をそっちのけで創作や周知に飛びまわっていたため
家の中は大変な状態。。。

まずは、掃除!

一気に部屋を片付け、ようやくまとも(?)になった。

そうこうしているうちに牧さんが到着。

まず稽古参加スケジュールを確認。
そして、音楽選びに突入!

台本を1ページずつめくりながら
シーンのイメージに合う音楽を
事前にセレクトした音楽の中から決めて行く。

牧さんは、音楽を聴きながら
バイオリンを弾いてくれて…

全部、楽譜無しで!

さすがですね~
プロならば当然なんでしょうけど
凄いなぁと改めて思いました。

今回の音楽は和洋折衷。

あ、いつもか…

原曲の中のフレーズにこだわる私は
ここの、この部分を、こんな感じで…
などと注文を出しちゃうんですね。

私の鬼のような注文に見事に応じてくれるのが
牧さん!なのです!

有難いことですね。

バイオリンの素敵な音色を聴きながら
クラッシック音楽や和風曲を聴きながら
私の脳はどんどん活性化していく。

途中で、長野舞台の大道具Sさんから
私が問い合わせた舞台に関するお返事の電話が入った。

ちょうど牧さんと舞台図を見ながら
シーンを改めて考えていて
以前から気になっていたセットの位置を
やはり変更してもらおうと思った矢先のこと。
早速、ご相談したところOKをいただき
その後、すぐに舞台図を送信してくれるという素早さ。

Sさん、ありがとうございました。

その後も、音楽選びは続き…

気付くと、19:30!
なんと5時間半も休憩なしで選曲に没頭!!
牧さんも疲れた顔など微塵も見せず
一緒に考えてくれて…
終了後、Bar演奏の仕事に向かったのでした。

牧さん、長時間お付き合いいただき
ありがとうございました!

お陰さまで台本の最初から最後まで
全てのシーンイメージが明確になり
演出的におぼろげだったシーンの輪郭が
はっきりと浮かび上がって来た。

挿入曲も全て決まった。

これで、更にスピードを上げて
シーンを創っていけそうだ。

出演オファー

2014年01月28日 23時31分59秒 | 日記
今日は、16:30からキッズ・ハルカちゃんの朗読稽古。

小布施ワークショップ発表会の中で
ハルカちゃんが詩の朗読をすることになった。

昨年11月のサンクス・ギビング・デーで
キッズクラスは新実南吉さんの短編童話
「ひとつの火」の朗読に挑戦。
これがとても好評だった。

それは、何故か―
恐らく…
朗読に耳を傾けているお客様の脳裏に
お話の世界が浮かんだからではないのかな…

演じ手が想像しきれていない情景は
お客様に伝わるはずもなく・・・
けど、想像しきれていなくても
何となく演じてしまっている演じ手もいたりする…

キッズの朗読指導で、一番私が求めたのは

 想像する

ということ。

漠然とではなく、明確に形や色や匂い
距離や大きさを想像する。
これって案外難しいんだよね。

で、彼らが想像できるように、若干言葉をプラスして
ほんの少しだけ体を動かして…
手を上げたり、遠くを見たり、一歩前に出たり…という感じで。

もちろん滑舌や発音から声色まで
色々実験しながら取り組んだ。

で、思ったんだよね。

朗読の稽古をもう暫く続けようって。
なので、今もキッズは朗読に挑戦中。
今回は大作です!
宮澤賢治さんの「雪わたり」
可能なら、今年のサンクスで発表させたいと思っている。

小布施ワークショップ発表会の中で
詩の朗読を誰にやってもらおうか…と考えた時
脳裏に浮かんだのがハルカちゃんだった。

そんなわけで、今日はハルカちゃんの朗読稽古を
本公演稽古の前に行ったのでした。

17:30、某広告代理店の方がお二人、稽古場へ。
ここで、ハルカちゃんの稽古をひとまず終了。

実は先日、劇団員ケンジ君にテレビ出演のオファーがあり
お二人は、その打ち合わせでいらしてくださった。

とっても面白そうな番組♪

他に、3月からケーブルテレビ様の某・連続ドラマに
劇団員・準劇団員が出演することになりました。

お声掛け頂きました皆様、誠にありがとうございます!

正式に発表できる段階になりましたら
改めて、ご案内しますね♪

広告代理店さんとの打ち合わせ終了後
即、本公演の稽古開始。

くノ一のシーン創りが、予定より大幅に遅れている。
何とか今週中に目途を立てたい―

創ると言うこと・・・

2014年01月28日 12時12分48秒 | 日記
『創る』(つくる)と言う言葉の意味は…

 ◎方式や技術を新しく生み出すこと:発見する、発明する、編み出す、見出す、つくり出す
 ◎なにものかを生み出す:創る、創造する、創生、創立、創業

つまり、『創る』という言葉(漢字)には
「生み出す」という意味が含まれるということ。

この「創る」という漢字は、現在
常用漢字として用いられていないそうだが
私は敢えて「創る」と表記する時がある。

「作る」「造る」「創る」

例えば、仕込みの場合は「舞台を造る」と書く。

それぞれ意味が異なるんだよね。

漢字は奥が深い。

ところが、言葉として発するとどれも同じ発音で
その深い意味を聴き手へ届けるには
触感や情感や、前後の他者とのやり取りが大切になって来る。

創る作業をしながら、そんなことをふと思った。

先週末も稽古づくし。
役者陣、ハァハァしながらも頑張ってくれている。
高度な要求の連続…
みんな大変だと思います。

 ○○○○、出来るかな?

と言って、やってみてもらうが
上手くいく時といかない時がある。

で、上手くいかない時に

 …無理かな…

と私が言いかけると、役者陣の誰かしら一人がサッと遮り

 やってみよう!

と言って、知恵を出しながら
実現するために工夫をしてくれる。

ある時、劇団員の一人に

 出来そうにないって、すぐに諦めないでください。
 もっと要求してください。

と言われた。

私は、無理そうだ、と思えば変更するし修正もする。
が、その「無理そう」と思う基準が甘過ぎるのか…

 役者は、自分の体の心配は自分でするもの
 無理だと思えば、自分から進言しますから。

うむ…
そうか…
どうもねぇ…

「大丈夫?きつくない?」というのが口癖になっているようで。

役者やスタッフへの気遣いも大切である。

創作に集中していると、気遣うことを忘れがちな私は
そうならないように…と、自分を戒めている。
それでも、本番近くなると
周囲に目がいかなくなることもシバシバ。。

妥協せず、プラン実現に向けて突き進みたい。
妥協ではなく、実現が困難な場合でも
別の手法で最善を見い出す…

厳しさと気遣い…良いバランスを保てるようになりたい。

日曜日は、衣装の北村さんとユカちゃんが
13:00~21:00過ぎまで、稽古場に詰めて
衣装製作をしてくれた。

ご苦労さまでした!

公演パンフレット製作は、つっきーが
小道具製作は、なっちゃんが
それぞれ手伝ってくれることになった。

周知に関しては、N社のN常務さんのお声掛けで
長野市近郊の銀行関係の皆様がご関係の方々に
公演のご紹介下さっているとのこと。
有難いことですね。

皆さんのご協力に心から感謝です!

衣装&生地選び

2014年01月24日 23時22分03秒 | 日記
今週は、稽古と周知活動以外の時間は
ほぼ全て衣装&生地選びに費やした。

木曜日は、チラシとポスター片手に
N社の常務さんからご紹介いただいた
H銀行の支店長さんをお尋ねしてから
北野文芸座事務局さんに顔を出し
その後、県の生活文化課へ―

昨年10月に県庁ピロティ・シアターを上演させていただき
11月のサンクス・ギビング・デーには
ピロティ・シアターで関わった職員さんたちが
参加してくれて、大いに盛り上がった。
あれから2ヶ月半…
偶然にも顔見知りの職員の皆さんがお揃いで、びっくり!
懐かしい(?)皆さんにお会いすることが出来
お話も出来て、嬉しかったし楽しかった♪

ナント!
皆さん、その場でチケットも買ってくださいました!

ありがとうございました!

昨日は、倉庫へ行き、再度使えそうな衣装探し。
その後、駅前の生地屋さんにも行ってみた。
まずは、お値段が全体的に高価。
それでも欲しい生地が見つかれば購入しようと思ったが
残念ながら見つからず、代用できそうな生地を
店員さんと一緒に探して、やっと一つだけ見つかった!

ところが、値札を見ると

 う…1m…1980円!?
 うーむ…どうしよう…

購入予定mは僅か2mなんだけど

 4000円は痛いよね…

どうしようか迷ったが、結局

 すみません…検討します。

と店員さんに謝りつつ、昨日どうしても必要だったサテン生地だけ購入。

店員さん、曰く

 生地がどんどん値上がっちゃってね
 今年3月には更に値上がるんだよ
 せっかく来てくれたのにごめんね

と。

いえいえ、こちらこそ一緒に探してくれて
せっかく代用品が見つかったのに…ごめんなさい…

お店を出て、稽古場へ急ぐ。
稽古は昨日の続き。
来ているメンバーに、劇団FBページに掲載された
稽古写真を見て、どう思うか聞いてみた。
すぐに返答がなかったので

 自分の体の形を確認してみてね。
 写真で切り取られると、はっきりわかるから。

と伝える。

自分が想像している身体になっているか否か…
写真はビデオを違って止まっているし
他のメンバーとの違いも明確にわかる。

21:10頃、衣装の北村さんが稽古場へ。
明日、衣装のお手伝いをしてくださるチーさんに
衣装用の着物を渡すことになり、衣装を加工する上で
必要な採寸と縫製の確認に来てくれたのでした。

そして、お手伝いに名乗りをあげてくださったチーさん
Rちゃんのお母様、ありがとうございます!
助かります!!

有難いことですね、本当に…

陰で支えてくれているボランティアスタッフの皆さんに感謝!

帰宅後、もう一度、必要な衣装生地をネットで検索。

 あった!

しかも…
ネットのほうが種類が豊富で安い!

生地屋さんは大変だわ…

けど、現物を見て買いたい時は、お店が一番。

ネットも生地見本を送ってくれるサイトはあるが
時間と手間がかかるので、急ぎの場合もやっぱりお店。

親身になって探してくれる店員さんがいるお店って
また行きたくなるよね。

通信販売は便利で安い。
人件費を削ることが出来るからか。
小売店がそれに対抗するには…
サービスと接客が砦か。

出来るだけ地元のお店で買うべきなんだよね。
地域活性化にも繋がるわけだし…

…うーむ…

ひとまず、ほぼ全ての衣装生地選びが終わって、ホッ!

次は小道具とパンフ用の文章作成
そして、舞台美術…

よし、効率的に進めよう!

怒涛の週末☆

2014年01月20日 15時10分35秒 | 日記
先週土曜日は、午後から本公演の稽古。
現在、くノ一のシーンを創作中。
役者陣には、所作や台詞術を修得してもらいつつ
明確な裏付けのあるリアクションを求めていく。

演出は、構図が命…
役者の嘘がない演技と
関係性の見える構図が出来るまで
徹底的に作り込んでいく。

目指すは―
リアル(現実)とバーチャル(仮想)、綯い交ぜの世界…
芝居を創る醍醐味の一つだ。

17:00に終え、稽古場を移動して
18:00からキッズ&青年クラスの稽古。

キッズは宮澤賢治さんの童話「雪わたり」の朗読に挑んでいる。
この日は、「」内の台詞を抜き出し
動きながら言葉のキャッチボールを試みた。
文章を読むだけでは想像しづらかった
シーンの輪郭が浮かび上がっていく。
キッズたちも、彼らなりに理解を深めたようだ。

青年クラスは、通常の基礎訓練後
演技の基礎中の基礎、喜怒哀楽について実験。
特に「笑」「泣」の表現は、幅が広い。
日常でも大抵の人が体験済みの表現だが
演技となると羞恥心が先立ち
表出するのが難しかったりもする。

どうもねぇ…
自分が出来るようになった過程を忘れがちでして…

大きな声で長く笑うというのは高度な技の部類らしい。
特に日常大声で笑わない人にとっては…

体を縮めずに笑う開いた笑いをするには
横隔膜の支えが必要だと言うことに
今さらながら、気付いた次第。

一人ずつ状態をチェックしアドバイスをしていく。

終了後、衣装スタッフポジションのケンジ君と一緒に
衣装担当の北村さんとゆかちゃんに会い
ゆかちゃんが作成したデザインを元に打ち合わせ。

デザインは面白い。
が、それをどうやって縫製するか。
本番までの日数と縫製者の人数を照らし合わせ
可能な作業量を考えると
全ての衣装を製作するのは厳しい。
ならば、どうするか…

あれやこれや思案して、アイデアを出し合い
ようやく全ての方向が決まった。

時計を見ると、5時!

ヒェーッ!

皆さん、長時間お疲れ様でした!
ありがとうございました!

帰宅後、若干事務作業をして、ベッドに潜り込む―

日曜午後からは小布施町でのパフォーマンスWS。
このWSは、3月2日に発表会を予定している。

昨日の稽古場は、ストーブのない体育館だった。
とにかく寒い…
軽いストレッチ後、仮想ドッチボールで体を温め
発表会で披露するダンスの練習を開始。
考案者は準劇団員・サリアさん。
ダンス指導もしてくれている。

キッズの覚えの早さにびっくり♪
あっという間に2時間が過ぎ、稽古終了。

夜はMA。
表現に参加しているメンバーの殆どが
小布施WS発表会に出演してくれることになり
早速ダンスの振り移しを行った。
この発表会では、ダンス以外にパフォーマンスも行う予定。
楽しく歌って踊って表現してもらいたいと思っている。

終了後、いつものように外で立ち話。

うぅ…寒い…冷たい…足が凍った~

話は楽しいんだけど、寒さには叶いませぬ。。。

こうして怒涛の週末を終えた。

今朝起きたら、頭痛&耳痛&胃痛が…
また体調を大きく崩すとマズイっ!

そんなわけで、午前中は休息。

しかし…倉庫にはどうしても行かねば!
明日、衣装さんに生地や和服を渡さないと
色々と遅れてしまう…

何を置いても健康が一番ですね。

今年の寒さは例年に比べかなり厳しい。
何らかの対策が必要だ…