サンクスの翌日、私は朝からひたすら音響製作!
11/26(水)に開催される「夢先案内人研修会」にて
ショート・コメディ「熱くなれないアラサーたち」を
上演する予定っだたので。。
ある程度、使用音楽はダウンロード済みだったけど
芝居に合わせた長さにしなければならないし
音源の頭の無音をカットしたり
音源のノイズの除去をしなければならない。
ノイズが酷いとホールの大スピーカーで流したとき
聞くに堪えない音になってしまう。
お客様に苦痛を与えてはなりませぬ…
私が使用している音楽編集ソフトは
CS6の“Audition”
このソフト、かなりの優れもので
音響のプロではない私でも
それなりの音源を製作することが出来る。
ただ音源によってボリュームが異なるため
本来マスタリングが必要なのだが
まだ手法を習得していないため
いつもは音響さんにお願いして
最終調整をしていただいて来た。
が、今回は、諸事情でそれが出来ない。
もう少し早く音響が完成していれば
今回のお仕事を仲介してくださった代理店の方が
調整してくださると仰ってくださっていた。
しかし、こんなギリギリでは頼むことも出来ず…
色々調べたが、よくわからず…
とにかく、ベースの音響だけ完成させなければ…
と必死に音楽と格闘して、夜は稽古場へ。
このショート・コメディのキャストは
ケンジとサリアのコンビ。
この二人、コメディ路線はいくつも演じて来ているので
台詞を入れ、役どころを押さえて
テンションさえ上がれば、及第点はクリアできる。
…と思ったが、やっぱり稽古は必要で
ダメだしを繰り返していくうちに
時間がないための焦りからか
キャストがイラつき始めた。
焦っても仕方がない
やるべきことをきちんとやる
時間がないからと言って
手抜きをするわけにはいかない
当たり前のことだけど、時間がないと
この程度でいいか…と諦めがちになる。
お客様のことを考えれば、それはあってはならない。
あなたたちなら出来る!
二人を信じて、心を鬼にしてダメだしをする。
次の日は、またもや音響と格闘。
15:00頃、ケンジ君と倉庫へ向かう。
大道具と衣装を運び出し
一度自宅に戻り、音源をCDに取り込ん稽古場へ急ぐ。
今回の芝居、各役者が3役ずつ演じるため
衣装も3着、つまり2回着替えが必要なのだ。
早着替えの時間は僅か数十秒。
音響担当のケンタロウ君は進みが悪くて
音響を出すきっかけ練習も儘ならず
しかも音源のボリュームがマチマチで
イライラしている様子…
明日の午後は本番だが
午前中に稽古時間を取ってある。
よし!
今夜中に何とかボリューム調整をしてみよう…
音響製作も諦めちゃダメだ!
稽古後、ファミレスへ急ぐ。
照明スタッフのYさんとご飯を食べながら
最終打ち合わせを行った。
私が全く時間が取れず、前日に最終打ち合わせになってしまい
本当に申し訳ありません…
Yさんは嫌な顔一つせず、対応してくだり
心から感謝ですm(__)m
打ち合わせのおかげで、認識のズレを修正でき、ホッ!
Yさん、深夜までお付き合いいただき
本当にありがとうございました!
帰宅後、もう一度、音響調整に入る。
Yさんから、音量調整ソフトがあるらしいということを伺い
ソフトを探しているうちに
優れものの“Audition”にだって
音量調整機能は必ずあるはずだよね
と思い直し、ソフトを調べていくうちに
音量調整のポイントが徐々にわかってきたため
英字で書いてある“Audition”の編集機能を
一つずつ再度読み直し、ネットで調べてみた。
おーっ!あったーっ!
これだーっ!!
きっとこれなら出来る!!
早速試してみたところ
うん…これなら大丈夫!(^^)!
この程度音量が揃っていれば
フェーダー操作が楽なはず。
そりゃ、完璧は無理だけど
耳で聞いた範囲では、いけそうなところまで
調整することが出来た。
また一つ、音響製作の技術を覚えました!
って…もっと余裕があるときにやっておけばいいのに
追い込まれないとやらないというのが問題だよね(汗)
仮眠をとって、朝9:30に稽古場へ。
早速音響を聞いてもらい、大丈夫そうだったので、ホッ!
早速、リハーサルを行う。
うん…あとは役者のテンションが上がれば…
テンションの調整は役者本人にしか出来ない。
演出家は、そばで見守るのみ。
12:00過ぎに会場へ到着。
長野市の職員さんと打ち合わせをして
12:30から仕込み開始。
職員さんたちが大道具設置を手伝ってくださったおかげで
スムーズに仕込みが進み
また、心配だった照明もYさんが良い感じに作って下さり
何とか13:25に、リハーサルを終えることが出来た。
音響も、舞台スタッフのIさんが
ケンタロウ君のサポートをしてくださることになり
何の心配もない状態で、本番を迎えた。
14:00、研修会が開幕。
主催者、来賓の副市長挨拶の後
いよいよ「熱くなれないアラサーたち」が開演!
私は裏方。
舞台に設置した柱時計の操作や
職員さんたちの出入りのサポート。
芝居はテンポ良く進んでいる。
音響もミスなく進行していく。
お客様の笑い声が聞こえないが…
反応はどうなのだろう…と一抹の不安がよぎる。
舞台ソデで見ている限りは
及第点を超える仕上がりだったが…
大きなミスもなく、無事終演(^^)
ご協力をいただいたスタッフの皆さんと
職員の皆さんに心から感謝!
ありがとうございましたm(__)m
ケンジ君、サリアさん、そしてケンタロウ君
本当にお疲れ様でしたm(__)m
先程、主催者からメールが届き
アンケート結果を見るとかなり皆さん
寸劇について良かったと書いてありました。
とのこと。
マジ、ホッとしました。。
主催公演ならば、酷評も自分たちが受け止めれば済む。
が、ご依頼公演はそうは行きません。
主催者にご迷惑がかかってしまうから…
この研修会、12月と1月にも予定されているので
更に面白い芝居になるよう、手を入れていこう。
にしても…
追い込まれないと知恵が働かないというのが問題だ。。
平常の状態で、知恵が働くようになるためには…
これが出来るようになると、作業の効率化が可能なんだよね。
火事場の馬鹿力的な状況からの脱却。
これが私の大きな課題です(-"-)