蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

パンフ製作☆

2011年01月31日 23時59分07秒 | 日記
今日は終日、合同発表会の当日パンフ製作

ここ数日、パンフの形状をどうするか悩んでいた。

フリンジ“ム”空間シアターのときに初製作した
A3三つ折りにタイプにするか
それともB5版4Pにするか…

正式な劇団案内や賛助会員募集案内を
三つ折りタイプで作成しようと思いながら
未だ手が付けられずにいる
何とか2月末までには、製作しなければ

三つ折りねぇ…

2年前製作したフリンジの当日パンフデータを開いてみた。

うーん…
これ、多分正式な入稿データじゃないよねぇ…
よくこれでクレームがこなかったもんだ…

で、昨夜改めて入稿方法をネットで調べ
ようやく正しい手法を理解できた。

チラシ・ポスター・チケットの入稿は
ほぼ完璧に出来るようになったので
ここは一つ、練習も兼ねて
三つ折りタイプに挑戦してみるか…

そんなわけで、今、三つ折りパンフ製作に挑戦中。
今回はきっときれいに仕上げられるでしょう。

二色刷りにも挑戦してみたいんだよなぁ~

面白いんだよね、この系統の仕事
もっと上手くなりたいなぁ~

おっと
本職は、演出と台本執筆でした
あまり夢中になり過ぎちゃいけません

そうだ
音響作りも残ってる

早急に終わらせて、本公演の台本執筆に入らねば

昼間、某新聞社の記者Mさんにお礼の電話を入れた。
「アマノ銀河~」の中で、キャスト陣が歌いながら
身体表現をする楽曲は、Mさんからご紹介を頂いて
初めて知った曲で、聞いた瞬間

  いける…いけそうな気がする…

という直感を感じたことをはっきりと覚えている。

この曲を聞いたのが、この作品の始まり…と言えるかもしれない。

宮澤賢治氏の「銀河鉄道の夜」を元に
書き下ろそうと思いながら
今一つ乗りきれない私の背中を
ポンと押してくれたのがこの曲だった

とても美しいメロディなんですよぉ~

けど、いざこの曲を作品中に流そうと考え
台本執筆に取り掛かると、今度は…

  うーん…
  あまりにもしっとりし過ぎだなぁ…
  うーん…

と悩みながら構想を練り出して数日後
突如閃きが訪れ、一気に書き上げることができた。

Mさんがこの曲を紹介して下さらなかったら
「アマノ銀河~」は生まれなかった。

  本当にありがとうございました

Mさんに作品創出の流れを話したところ

  記事にしましょう!

と仰ってくれて、近日中にお会いし
取材して頂くことになった。

今週は、このワークショップ開催にあたり
ご尽力を頂いた皆さんを訪ね
合同発表会のご案内をしようと思っている。

今後、この活動が徐々に広がって行くことを願いつつ…

自主稽古☆

2011年01月30日 23時45分37秒 | 日記
今日は、上田チームの稽古日。

昨夜、雪が降り出して道が心配だったけど
朝はすっかり止んでいて、全く問題なし。

13:00過ぎに中央公民館に到着すると
練習室で午前中から自主稽古をしていたメンバーが
私たちに気付いたらしく
満面の笑顔で大きく手を振ってくれている。
ケンタロウ君と私もみんなに手を振って応える。

上田チームのメンバーたちは
先週から日曜日の午前中に自主稽古を始めた。
先週は寂しい人数だったようだけど
今日は、半数のメンバーが参加して
ダンスや台詞の稽古で汗を流したようだ。

稽古場の中に入って行くと
みんなが元気にダンスを踊っている。

  おお~~
  バッチリだねぇ~~

先週までシドロモドロだったメンバーも
随分踊れるようになっていて、びっくり!

  やっぱりやったらやった分だけ
  成果は上がるんだよね♪

その後、巻きで基礎訓練を行い
先週インフルエンザ等で休みだったメンバーのために
台本の最初から復習をしていった。

  誰に、どんな気持ちで、どんな影響を与えたくて
  どんな態度で台詞を発するか?

を、説明しながら進めていく。
みんな真剣に取り組んでくれていて気持ちが良い。
が、あまり丁寧にやり過ぎると

  う…時間が足りないっ

ってなるので、後半は動き優先に切り替え
稽古後に演技についての補足を加え終了。

あと僅か四回の稽古日数で
どこまで上げていくことが可能だろう?

  あと二回で、何とか最後まで通して
  残り二回で、通し稽古をすることにしよう。


前向きなメンバーばかりだから、きっと大丈夫。

中には、以前から入っていた予定をキャンセルして
稽古に参加できるように都合をつけたメンバーもいる。
申し訳ないなぁ…と思いつつ
その思いに応えられる発表会にしていこうと
決意を新たにした私でした。

昨日のアジア杯は
スキル面ではどうみても上位のオーストラリアに
日本はチームプレーで優勝の栄冠を手にすることが出来た。

お芝居も同じ
良いチームなら、必ず良い結果が出る

これは、S短大の生徒を10年間教え続けた中で
明確に出た結論。

ギクシャクしたチームでも
指導する側のテンションとエネルギーで
ある程度のラインまで引っ張り上げることはできるが
明らかに異なるのは、台詞のキャッチボール。
サッカーで言えば、パス、かな。

パスする側は、相手にきちんとパスし
受け取る側は、それをきちんとキャッチして
次にパスする相手に、きちんとパスする。

そうじゃないと、台詞と言うボールは
宙を彷徨い、どこかへ飛んで行ってしまう。
その結果、台詞だけが舞台空間を飛び交うだけの
面白くない芝居になっちゃんだよね。

パスをきちとんと繋げていければ
必ず良いシュートを決めることが出来る

芝居の場合、役者同士だけじゃなく
お客様に伝える必要もあるし
スタッフと呼吸を合わせていく必要もある。

短期間の一般向けのワークショップでは
あれもこれも教えるのは難しいけど
稽古のたびに「お客様に届く声でね」と声掛けし
「お客様」の存在を意識してもらえるように
働きかけをしながら、進めていく。

言葉のパス、言葉のキャッチボール

これは役者としても基本中の基本。
スキルを磨く以前に必要なこと。

そして、これって役者のみならず
他者とコミュニケーションを取って行く上でも
大切なことなんだよね。

このワークショップ参加者の皆さんに
ここで気付いたことを
現実社会で生かしてもらえるように…

これに限らず、どんなことでも

  いつも以上に頑張った!
  いつも以上に努力した!

と思える状況まで持っていかないと
中途半端な状態で終えることになってしまう

稽古後、印刷されてきたチラシを配布すると

  うわぁ~凄いっ!
  こんなに本格的なチラシだなんて思わなかった…

と、驚きと驚嘆の声を上げるメンバーたち。

  きっといい舞台になるから
  みんなで宣伝しましょうね♪

と言いながら心の中で

  みんなの頑張ってる姿を見ると
  チラシ製作を含め、可能な限り
  精一杯のことをしたくなっちゃうんだ…
  私も頑張るからね…

と呟く。

三ヶ月という期間を無駄にしないためにも
あと残り一カ月、参加者の皆さんには
精一杯頑張ってもらいたいし
私も最善を尽くしていこうと思っている

配達物☆

2011年01月29日 23時23分46秒 | 日記
今日は、合同発表会のチラシと
その発表会用の小道具が配送された。

チラシは、夢幻初の両面カラー

今回依頼した印刷会社は
片面フルカラー/片面墨一色でも
両面フルカラーでも同料金だった。

  どっちがオモテがわかりずらいかな…

とも思ったが、実験的にデータを
両面フルカラーで作成。
一応、裏面のほうは統一性のあるカラーにしてみたが
出来あがりを見ると

  うーん…
  どっちもオモテに見えるなぁ…

これは今後の課題としよう。

小道具のほうは、予想通りなかなか面白い!
何が面白いかって?

うふふ…

今はやめときます♪
舞台を観る楽しみが減っちゃうから♪

今日の長野チームの稽古は芝居一色でした。
本番まで、今日を入れて稽古は5回!

  間に合うかな…

と思いつつ

  みんなのやる気さえあれば
  何とかなるさ

と、いつになく楽観的な私。

私が彼女たちにしてあげられるのは
演出面でのサポート。
音楽と照明と舞台セットと小道具と衣装
それらで世界観さえ作れれば
出演者陣のテンションが上がるのは間違いない。
12回の練習で培った成果を
萎縮することなく発揮できれば、大丈夫

演技へのダメ出しのポイントはただ一つ。

  みんなが自然体で舞台にいられるように…
  嘘を演じないように…
  舞台で生き生きとしていられるように…

とは言え、声はお客様に届かないとね。
ここが難しんだけど、みんな頑張って取り組んでいるし
きっとクリアしていくことだろう。

準劇団員青年クラスへは全く違う課題を与えている。

まず自分の体を知ること。
そして、自由に動かせるようになること。

現在の自分の癖を知り
ニュートラルな状態を作れるように…

他者のことはわかるけど
自分ってわかりづらいものなんだよね。

それに気付いたところからが
役者の第一歩。

一般のワークショップとは明らかに違う。
それが、夢幻の創る舞台

本公演で新たな夢幻の顔を観て頂けるように
精一杯頑張ろうね、団員諸君

出会い☆

2011年01月28日 23時26分53秒 | 日記
昨年末に上演した年末☆バトル・シアターに
小布施在住のYさんが観劇に来てくれた。

Yさんとは、ひょんなことから知り合い
会って話す機会を作ろうと思いつつも
多忙でなかなか時間が取れずにいた。

とても精力的に活動している人で
某店の若手経営者でもある。
昨日ようやくお互いの都合がつき
わずか一時間ほどだったけど
会って話すことができた

  やりたいことをやってるんです!

と言い切るYさん。

  いいよね、若いって♪

と、思う自分自身を省みて

  私も年相応になってきたなぁ~

と、老いを感じたりして

「老い」かぁ…
脚本で「老い」をテーマにしたことがあったかなぁ?
・・・・・・・
あ!
「ふりんじ」の5話!
覚えてますか?
崖っぷちで50年ぶりに出会う老人と老婆の物語。
あれは、テーマが愛だったけど
「老い」がテーマでも成立した芝居かも…

そうか…
同じ設定でもテーマが変われば話が変わるのか…

コロンブスの卵みたいなもんだね。
だって当然のことだもん。

けど、これってもしや大きな発見?

むむ…

これまでの作品も切り口を変えれば
新たな作品に生まれ変わる?

あ!話がずれた!!

Yさんは、演劇にも興味があるそうで
準劇団員の稽古を見学したいって言ってました。
きっと近々稽古場に来ることでしょう。

こうやって演劇に興味のある人と
出会えるのはとっても嬉しいことだ

この出会いを大切にしていきたい

出会いがあれば別れもあるが
別れは、また、次の出会いの始まりでもある。

先日から偶然にもご不幸が重なり…
亡くなられた方のご冥福を祈りながら
「出会い」と「別れ」
そして「生」と「死」を
考える時間が多くなっている…

頭の中で「生」「老」「死」の3文字が浮かんでは消え
時折「出会い」「別れ」の二言が
それらの合間に浮かんでは消えていく―

生・老・死

あれ?なんか抜けてない?

あ、そうか。

「病」がない。

生老病死、の、病

病気について考える時間が少ないってことか。

うーん…

健康への意識が弱いのかもしれないな…

因みにYさんは、健康志向の人でした。

何か夢中になってると
つい体への気配りを忘れがち
私のダメなところです。。。
気をつけねば

サッカー

2011年01月27日 13時17分26秒 | 日記
皆さん!
アジア杯の日本韓国戦、ご覧になりましたか?

私はチラシ製作が間に合わず
作業をやりながらの観戦
家族の試合に反応する様子を耳で聞きながら
ちらちらとテレビ画面を見ていたんだけど
延長戦に入ってからは、かぶりつきで観てました

最高視聴率が30%を超えたとか!

一進一退の攻防線…
良いプレーもありました!
が、頑張っている選手に申し訳ないと思いつつも
何だかイライラする試合で…

最後の最後で同点に追いつかれPK戦に突入。
川島選手の神業のような素晴らしいプレーで
見事決勝に勝ち進んだ日本代表たち

ただこの試合は、韓国チームが良いプレーをしていたし
日本選手陣の疲労が画面からも伝わってきて
後半は特にヒヤヒヤしながらの観戦だった。

にしても…
あまりにも審判のホイッスルが多くて
イライラしちゃう場面が多々あり…
そのおかげで、入った一点もあるんだけどねぇ…

審判によってファールと判断する基準が違うんだよね。
素人目には違い過ぎるように見えるんだけど
サッカー通の皆さんはどう思ってるんだろう??

判断基準をすり合わせるのって難しいんだね、きっと。
決められたルールと試合の流れとの兼ね合い…

ルールを守り過ぎると試合の流れを悪くする。
かと言って、ルールは厳然とあるわけで。。

野球の場合も微妙な審判の判断で
トラブルになることがある。

原因は、人の目の不確かさ?
だったらコンピュータに判断させればいい?

人間の曖昧さ…というか、遊びというかノリシロというか…
これは人として生きていくのに必要な部分だったりする。

ただ曖昧さ加減が人によって違うんだよね。
幅がメチャ広い(?)人と
限りなくルールに従おうとする人と…

私は両者が入り混じっているタイプかな?
ケースによって違ったりするんだよね。
一番やっかいでわかりにくい、けど
一番多いタイプのような気がする

他者の脳内のイメージがわかれば
もっと理解しやすいんだろうけどなぁ。。
そうすれば、異なる判断のポイントが明確になり
すり合わせもしやすくなるんだろうに…

イメージの共有って、本当に難しいんだよねぇ

演劇の場合も、演出家とスタッフ・役者陣が
イメージを共有することが必要なんだけど
言葉だけではなかなか伝わらない。

スタッフには舞台図面を作成し
それを見せながら
口頭で世界観を説明して理解を求める。

音楽関係者には、リズムや
イメージする曲に近い音源を探し
聞いて頂きながら理解を求める。

一番難しいのは役者陣との
イメージの共有かもしれないなぁ。

色々な角度から色々な言葉を選んで
伝えるように努力をしているが
今持っている知識や興味の範囲が各自異なるので
わかる言葉や腑に落ちる言葉が違うんだよね

絵コンテが書けたらいいのになぁ…

と、以前からずっと思っている。

映像の場合は、必ずあるよね。

言語よりも視覚のほうが捉えやすい

…ただこの場合、脳内のイメージ通りに
描けるスキルが必要で…

私にはそんなスキル、ありません

なので今はまず、彼らが何を考えているのか
どう受け止めているのかを把握することに重点を置き
その上で、アドバイスをするように努めているが…

結局やって見せちゃったりするんだけど…

やって見せると役者の想像範囲が狭くなっちゃうし
真似するってのもスキルが必要だったりするしねぇ

これが一番演出家として悩んでいる点

ああ~もっと絵の腕を上げとけば良かった…

なんてことを、サッカーの試合を観ながら
考えてました