蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

本番はテンションMAXで!

2015年10月30日 12時48分25秒 | 日記
今週は、月曜日の仕込みから始まり
まつもと演劇祭一色(^^)

火曜日は照明合わせと聞いていたので
小屋にはいかず、劇団の事務作業。

後で聞いた話だが、火曜日は
通し稽古になった模様(汗)

照明デザイン&オペはN舞台のF氏。
いつも美しい照明を作ってくださる方なので
今回もとっても楽しみだ(^^)

水曜日に夕方小屋入りして
早く来ているメンバーと部分稽古。

お客様に笑っていただくには
ある程度の計算、演出が必要かと。

笑いたいのに笑えないのは
やっている方も観ている方も辛い。

 笑っていいんだ!

と思っていただけるように…

若者たちの舞台だから…と思いつつ
お客様に楽しんでいただけるよう
ポイントだけアドバイスをさせてもらう。

20:00過ぎから照明込みの通し稽古。

さすがF氏、きれいだわ~
台本からイメージして仕込んでくれたそうで。

小ホールは「hula-hooper」という団体さんと
交互で上演することになっている。

転換は僅か一時間―

hula-hooper(フラフーパー)さんは
東京と鳥取を中心に活動されているそうだ。

2団体の照明デザインを考えて仕込み
シュートするのは至難の技だよね。
これぞプロの技♪

フラフーパーさんの舞台も楽しみ~

他団体さんの舞台も観れたらいいなぁ…
受付に張りつけだと、あんまり観れないかも…

合間にどこの団体が観れるか検討しよう.。o○


昨日は、稽古場での最後の通し稽古。
トウコさんも見学に来てくれた。

 ありがと~っ!

音響スタッフさんも連日ご苦労さまm(__)m

随分見易くなって面白さも倍増!
これならきっと楽しんでいただけるね(^^)

クボちゃんの破壊力は相変わらず健在(笑)
他の役者陣もいい感じに仕上がって来た。

はじけたくても
はじける方向がわからないと
はじけきれないんだよね。

迷いが吹っ切れた役者陣は
どんどんテンションが上昇中ヽ(^o^)丿

明日はいよいよ本番!

まつもと芸術館の板に乗れることが嬉しいね♪

これは、まつもと演劇祭実行委員さんたちの
並々ならぬご尽力のおかげ…

そして、カニバルさんが一緒に参加しようと
声をかけてくれたおかげ…

当日は、団員と夢幻関係者が
お手伝いに駆けつけてくれるよ~

みんな、ありがとーっ!

喜びと感謝で、本番はテンションMAXへ!!

私は裏方スタッフ♪
いつもと違う部署を楽しんでます♪♪
受付準備や衣装直しなど、やることいっぱい(笑)

会場にて、皆さまのご来場をお待ちしています!

 

いよいよ仕込み開始~まつもと芸術館小ホール~

2015年10月26日 23時28分32秒 | 日記
今日は小屋入り。
11:30に長野を出発し、まつもと芸術館小ホールへ向かう。

まつもと芸術館…
いずれ夢幻の自主公演を出来たらいいなぁと
以前から思っていたホールの一つ。

空想≠カニバルさんのお声掛けで
まつもと演劇祭に2劇団の合同公演として
参加することが決定し、公演会場として
小ホールを使わせていただけることになった。

有難いことだ(^^)

このホール、客席の傾斜率が大きく
どこから観劇してもステージが良く見える。
ソデが狭いのと吊るしモノが飛びきらないのと
楽屋が遠いのが難点か…
照明の灯数が非常に多い。
残響音が若干あるが、滑舌さえ良ければ
そんなに声を張り上げなくても
役者の声は十分届く広さだ。

スタッフさんもとても親切で
色々と相談に乗ってくださりそう(^^)

思い起こせば、この合同公演が決まったのが
オープンエアの稽古開始前だったっけ。

自主公演の場合、作品創作以外で一番大変なのが制作面。
その制作面を演劇祭実行委員会さんが担ってくださり
夢幻がオープンエアで多忙な期間
実行委員会への参加は、カニバルの運上さんが
一手に引き受けてくれて、とても助かった。

オープンエアが終了し、いよいよ演劇祭の稽古開始…
のはすだったが、カニバルさん側で執筆する台本が遅れて
稽古開始も遅れてしまった。

台本執筆の大変さは私が一番知っている。
が、タイムリミットがあることも知っている。

当初出演する予定だった準劇団員・マリが体調不良で降板
代わって、夢幻の特別出演でお馴染のクボちゃんが
出演してくれることになった。

クボちゃん、本当にありがとうm(__)m

本番約一か月前に台本が上がって稽古が始動。

稽古をしつつ、カニバルさんと夢幻若手で協力しながら
台本を修正し、芝居を作っていったようだ。

今回の公演は、劇団員ケンジ・もっちゃん
サリアが夢幻側の出演者として参加。

私は出来るだけ携わらず、若手の成長を見守ろうと決めていた。

とは言え、客演ではなく夢幻とカニバルさんの合同公演だ。
無責任に知らんぷりも出来ない。

どこまで黙して見守るか…

それをずっと考えて来た。

で、出した結論は―

◎仕込み日からスタッフの一員として参加する

そして、最後の仕上げ部分だけ可能な範囲で
芝居もサポートをすることに決めた。

今回の仕込みは会館スタッフさんが
サポートをしてくださるものの
夢幻の自主公演の時のように
舞台監督さんがいるわけではない。

舞台監督的な役割はケンジが担っているらしい。
危険予測とトラブル回避に注意して
仕込みに臨んだ。

仕込み参加者は下記のメンバー。

 ケンジ・もっちゃん・サリア・クボちゃん
 さとけんさん(カニバル)

仕込み自体は非常に簡素なので
すぐに終わるだろうと思っていたのだが…

実はこのホール、他団体と2団体で
交互に使用することになっている。

転換手順を考え、照明シュートは共通のため
制限がある仕込みであることは理解していた。

ところが…

平台を組み終わって、ほぼ仕込みが終わると言う段階で
若干むむ~っという出来事が発生。

………

事前確認の重要さを痛感した。
が、たっぷり時間があったので滞りなく仕込み終了。

16:00から抜き稽古開始。

観客目線で感想を言って、修正を加えてもらう。

18:00過ぎから休憩。
芸術館前のココスで夕食。

 のんびりした仕込みだな…

夢幻の仕込みはまるで戦場。
いつも時間との勝負だが
今回はやたら時間がある。

本番5日前に小屋入り出来るなんて
JUNK BOXさんをお借りした時以来。

自主公演じゃ、こうはいきません。
まつもと演劇祭さん、マジで太っ腹!
ありがとうございますm(__)m

仕事を終えた出演者が揃ったのが19:50頃。

20:00過ぎから通し稽古開始。

私は通し稽古を観るのが初めて。

感想は…
伸び代がまだまだあるぞぉ~(笑)

感想がいっぱいあって、帰路の車の中では
話しきれなかったので、同行メンバーと一緒に
ファミレスにて芝居談義(^^)

本番まで残り4日か…

役者陣が更に生き生きと
舞台上で輝けるようになるには…

話に花が咲き、気づくと午前4時!

みんなの体調が心配だ(・・;)

だったら、さっさと切りあげろ!だよね(汗)

けど、みんな清々しい表情だった。

夢幻とカニバルさん、客演のメンバーが
一致団結してどんどんテンションを上げていき
本番を迎えれば、お客様に楽しんでいただけるはず.。o○

楽しみにしてくださっているお客様がいるのだ。
若いエネルギーで圧倒する舞台を提出して欲しい。

私はスタッフに徹します(^^)


【空想≠カニバル×夢幻工房 まつもと演劇祭参加作品】
タイトル  君ガ咲ク街
会  場  まつもと芸術館 小ホール
日  時  ①10/31(土) 12:30~13:30
      ②10/31(土) 16:30~17:30
      ③11/ 1 (日) 14:00~15:00
作・演出  空想≠カニバル×夢幻工房
出 演   青木賢治(夢幻工房)
      坂本真由美(夢幻工房)
      村松沙理亜(夢幻工房)
      佐藤健一(空想≠カニバル)
      富井沙里(空想≠カニバル)
      金田 渚(空想≠カニバル)
      窪田あゆみ(HOME〉
      土屋あかり(演劇集団ココロワ〉
      窪田裕子
前売券   全席自由(一般パスポート):2,000円
      全席自由(学生パスポート):1,000円(税込)
当日券   全席自由(一般パスポート):3,000円
      全席自由(学生パスポート):1,500円(税込)

   チラシ表


   チラシ裏


皆さまのご来場をお待ちしておりますm(__)m

ハロウィンストリート in NAGANO 2015

2015年10月25日 23時00分29秒 | 日記
今日は『ハロウィンストリート in NAGANO 2015』♪

昨夜は大雨に見舞われ、お天気が心配だったけど
朝起きたら、青空が広がっている。

実行委員の皆さんの祈りが天に通じたのかもね(^^)

明け方までかかって、サンクスのチラシを作成し
HPやFBページに情報をアップ!

 よし!
 これで心おきなくハロウィンが楽しめるぞ~

だってお祭りだもの。
楽しまなくちゃ損♪

審査員のお声掛けいただかなかったら
今のこの状況では、恐らく足を運ぶことすら
できなかっただろうな。

これもご縁♪
やるからには、皆さんに楽しんでいただき
自分も目いっぱい楽しむ~
それが私流(笑)

一般参加のひろぴんがこのイベントの実行委員さん
その関係で私に仮装コンテストの審査員のご依頼を
いただいたのが、オープンエアの本番直前だったかな?

で、なんだかんだで忘れかけそうになった時
ひろぴんから連絡があり、実行委員会の
副委員長さんとひろぴんに会って詳細を伺った。

審査員だけお請けするつもりだったが

 パフォーマンスもお願いできませんか?

と、打診を受け、一瞬悩んだけど
審査員で参加するわけだし
僅か10分くらいのパフォーマンスなら
何とかなるかな?と思い、軽い気持ちでお請けした。

お二人の熱意をヒシヒシと感じたし
3年間に小布施町でオープンエアを開催するにあたり
ご尽力をいただいたY氏が関わっている
イベントだったこともあって

 皆さんに楽しんでいただける10分間にしよう♪

と。

どうせなら大勢の夢幻関係者に
関わってもらいたいと思ったけど
劇団員たちは「まつもと演劇祭」の稽古で
最後の追い込みの時期―

彼らにもし参加してもらうとしたら…

 まつもと演劇祭の宣伝を兼ねてということなら
 可能かもしれない―

と思い、劇団員に相談。

カニバルさんや他の出演者の皆さんも
これに快く応じて下さって感謝!

先週のMA時に、構成だけ決めて練習してみたんだけど

 うーむ…
 みんな自信なさげだな…
 はっきりした叩き台がないせいかも…

向かう方向がふんわりしていると
迷いが生じてはじけきれないんだろうね。

ならば…というわけで
台本を起こすことに決めた。

何とかイベント2日前に台本を書き上げ
協力してくれそうなメンバーに
台本データとステージ周辺図を送信。

おかげで本番は、大きな失敗もなく
それなりに盛り上がってもらえたようだ。

現場に到着したのは12:05!
ひろぴんの歌とダンスステージが
12:00から始まる予定だったので
その前に到着しようと思ったのに
仮装衣装を着用するのに手間取って遅刻。
けど、全体が遅れていたため
しっかりひろぴんのステージを見ることが出来た。
曲目は下記の2曲…だったと思う。

①このハロウィンストリートのオリジナル公式ソング
 Halloween Street―ハロウィンストリート―
②ゾンビゾンビジェネレーション

研修生のあんちゃんと一般参加のなっちゃん
りんごちゃん・あきちゃんがダンサーとして参加。

なっちゃんとりんごちゃんのゾンビメイクが凄かった~



ね?
気合い入ってるよね~

公式ソングは、ハロウィンの怪しい感じと
愉快でおどけた感じが入り混じるナイスな曲♪

ひろぴんの歌声はとっても可愛らしく
ダンスはカッコ良かった~(^^)

あんちゃんのアリスの仮装
似合いすぎてて驚いたし
あきちゃんはボーイッシュな衣装が似合ってた(^^)

ダンスには参加しなかったけど
仮装して来ていたのが一般参加のレイアちゃんと妹さん
それから、女装姿のつっきー!
似合ってたわ~

みんな仮装が好きなんだね♪

仮装コンテストに出ればいいのに~
来年は是非コンテストに出て
自己アピールをバッチリして
入賞を狙ったらいいんじゃないかな~

と、マジ思った\(◎o◎)/!

その後、一般の部の仮装コンテストが始まり
私は審査員席に座って、出場者をチェック♪

ハロウィンというよりコスプレだね。
手の込んだ手作りの衣装や小道具に身をまとった
小学生~ご高齢の男性の方の仮装を審査。

ナントいうか…時間が遅れていたのが理由かもしれないが
審査時間が短すぎて、判断するのが第一印象に
偏ってしまったのが若干残念。

一つ思ったのは、出場者の皆さんに
自己アピールの手解きが出来たらいいなぁということ。

せっかく素敵な衣装を身にまとっているのに
その役に飛んじゃっていないのが勿体ない。

日常の自分と異なる自分を発見出来る
千載一遇のチャンスかもしれないのに…
それが仮装する面白さの一つなんだよね。

そんな体験が出来るといいなぁと
審査しながら漠然と思ってた.。o○

コンテスト終了後、まつもと演劇祭メンバーが到着し
すぐにパフォーマンスを開始。

このパフォーマンス、会場にいる方にご参加いただき
みんなでフォークダンスを踊っちゃおうという企画。

夢幻関係者が盛り上げてくれたおかげもあって
会場から参加してくださった人も20人以上はいたかな?
他のお客様は遠巻きに、不思議なものを見る感じで
ご覧頂いていたような??

だよね。。
司会の方が、演出家の青木由里さんですと
ご紹介くださったにもかかわらず
飛び出して来たのは、猫の仮装をした
元気のいいおばちゃん(笑)

実は、2010年の10周年記念公演の舞台
「百々眼」二部作のネコ役の衣装とかつらを
劇団から借りたのでした。

実に5年ぶり。
懐かしい~~

台本は書いたものの、練習時間がなくて
ぶっつけ本番のようなもの。

若干ドキドキしつつも、飛び出してしまえば
いつもワークショップを行う私になって…

面白がってステージに上がってくれたのは
圧倒的に若い女の子が多かった。

本当は小さい子からご年配の方まで
みんなで「マイムマイム」を踊りたかったな.。o○

フォークダンスって簡単だし
然程運動量も多くないので
老若男女が入り混じって盛り上がるには
最適なアイテムの一つだと思っている。

見ているより踊っちゃった方が断然楽しいのにな~

洋風盆踊りって感じ。

ここで「マイムマイム」のマメ知識を少々(^^)

 この曲はイスラエル民謡で、Mayimはヘブライ語で水のこと。
 この歌は、砂漠で水をみつけた嬉しさを歌った曲とのこと。
 どこまでも続く砂漠の中でようやく巡り会った
 命の水と緑のオアシス・・・
 その喜びは計りしれないことでしょう。

こんな説明、小学校の時、してくれたっけ?
私の時代はフォークダンス全盛期
(だと勝手に思っているだけかも…)
小学校から中学校まで毎年運動会のたびに
踊らされたことを覚えている。

そうなんだよね。
踊らされた!と言う感覚に近いのが
残念だなぁと思ってね。

で、今回のような虚構空間で踊ったら
楽しいイメージが残るんじゃないかな?と。

そうなったかどうかは定かではないけど
途中からまつもと演劇祭メンバーが
来週上演する芝居の雰囲気(やくざ系)で乱入して
ちょっとした演技で場を盛り上げてくれた。

みんな黒のスーツでバシッと決めていたせいか
ご覧になられた方から

 かっこ良かった

というご感想も届いた。

夢幻団員のシンヤ、あんちゃん、ミユちゃん
一般参加のなっちゃん、あきちゃん、りんごちゃん
ひろぴん、レイアちゃんと妹さん
それからキッズのアズちゃんが
ゾンビ役や乱入者に怯える演技をしてくれて
全体の空気を作ってくれた。

みんなの協力に心から感謝です。
ありがとうm(__)m



みんな楽しそうだった♪
お祭りだもん、楽しいのが一番♪♪

今日も夢幻関係者の成長を見れて嬉しかった。

MAとオープンエアに参加しているだけでも
パフォーマンス力は上昇するんだよね。

まだまだ広がりは小さいけれど
地道に活動を継続していることが
少しずつ実り始めているんだよね。

もっともっと広がっていくといいな―

実行委員のY氏とも久しぶりに話せたし
素敵な実行委員長のOさんとのご縁も出来た。
一般参加のMちゃんと知り合いだという方と
審査員として同席したり
昨年お世話になった音響さんと再会したり
色々な出会いがあって、楽しかった(^^)

お声掛けいただいたひろぴん、ありがとうm(__)m

ご観覧いただいた皆さん、ありがとうございました!

そして、何よりもこのイベントの成功に向けて
尽力された実行委員会の皆さん、本当にお疲れ様でした!

楽しかった!

楽しかったんだけどね―

急に14:30頃から風が冷たくなって
薄着だったせいか、体が冷え切ってしまい
帰宅したら腹痛と頭痛が勃発(汗)

恐らく寝不足が一番の原因だと思う(^_^;)

まずいよ~風邪をひいたら困るよ~

劇団員の協力で、夜のMAを休ませてもらって
体を温め、睡眠を取ったら、ひとまず腹痛は解消。

MAに参加してくれた皆さん、ごめんなさいm(__)m

劇団員に感謝です―

伝えるということ―

2015年10月24日 23時54分30秒 | 日記
サンクス用キッズ台本脱稿!

タイトルは『教室はまちがうところだ』

蒔田晋治(まきたしんじ)さんのこの詩は有名らしい。

最初読んだ時、何となくお説教臭い気もしたんだけどね…

自分の言いたいことや発言すべきときに
発言できない人が増えているなぁと
実感することが多々あって

そういうことが何度も重なった後に
この詩を読んだ時、素直に

 そうだよね
 本当にそうだよね

と思ったんだよね。

で、是非とも小学生のうちに、この詩を暗唱できるように
なってもらいたいと思うようになった。

発表の場があると、詩の意味も掘り下げられるし
寸劇仕立てにして、作品を作っていくと
意味自体を自分の中に落とし込むことも出来る。

教育的だと思う人もいるかもしれない。

が、そういうことじゃないんだよね。

まちがってもいいんだ!

まちがった意見だと思うのは
判断基準が異なるから。

人それぞれ価値観が異なると考えれば
異なる感想も異なる意見も
存在するのが当たり前。

お互いに思ったことをしっかり発言して
相手の意見に耳を傾け
理解したい相手であれば
理解して欲しい相手であれば
諦めずに一生懸命伝えることが
大切な人を失わない唯一の方法なんだよね。

けど、大切だと思いながら、相手の意見が違うと
早々に諦めて貝のように心を閉じてしまうケースがある。

自分が良ければいいんだよ、それでも。

けど、大抵の人が相手のせいにして
グチグチ引きずってたりする。

自分がどこまで相手に伝える努力をしたかを顧みずに…

相手は、もしかしたらわかってほしくて
意見を言っていたのかもしれないのに…ね。

それって、なんだか悲しいよね。

もし、小学生のうちに、この詩を暗唱するくらい読みこんで
何が大切か理解していたならば、その後の人生が
変わるんじゃないかって思うわけ。

小学生~中学生時代に覚えた詩って忘れないんだよね。

年をとって非常に忘れっぽい私だけど
未だに小学校~中学校で覚えた詩や歌は覚えている。

10代前半までに、脳内に何をインプットするかって重要かもね。

そんなことを考えて、今回のサンクスのキッズ発表は
この作品に決めたのでした。


因みに、青年の短編劇は当初「崖っぷちシリーズ」のうち
未だに再演したことがない作品を
上演してみようと思っていたのだが
改めて読み返して見るとね…
この作品一本だけの上演を考えた時に
サンクスという場は相応しくないと思うようになり…

楽しみにしていて下さった皆さん
大変申し訳ありませんm(__)m

いずれこの崖っぷちシリーズの
全編上演をしたいと思っています。

それまでどうぞお待ちくださいm(__)m

で、上演を決定したのが下記

 『ここに弟あり』

岸田國士シリーズ第2弾です!

昨年のサンクスに引き続き
今回も岸田國士氏の戯曲に挑戦することに。

時代背景は相当昔だけど
内容は普遍的、現代でも十分通用する内容。
ここが岸田國士氏作品の凄いところだ。

時代を経ても舞台化可能な戯曲の上演は
役者のみならず、演出家としても勉強になる。

そして勉強の域を超えて
お客様に楽しんでいただきながら心に残る作品として
提出できるように精一杯取り組んでいく!

もしかしたらニュートラルな自分に戻るための
最適な方法かもしれないな~と思ったり.。o○


今日の稽古-

キッズは早速台本の本読み。

いやはや驚いたわ~

何がって?

キッズたちのテンションの高さと
理解力の早さに驚いたのだ。

初見にもかかわらず
スラスラ読めるというだけなら
他の子でもあることだろうけど
それだけじゃなかった!

読みながら状況を瞬時に判断して
それぞれが面白がって感情を乗せて
台詞にしていたんだよね。

事前に台本の内容・構成を
知らせてあったということもあるだろうけど
それにしても、マジびっくりだったわ。

これは逆に…本当の…本質を掘り下げることに
重点を置いた方がいいかもしれないな…

サンクスまで後一カ月―

キッズクラスの稽古時間は週1回僅か一時間なので
抜き稽古を日曜日入れることにした。

みんなの理解が深まるように
楽しく演じることが出来るように
指導していきたい(^^)

青年クラスは、サンクスの企画の検証。
企画の実験を行い、どうすればスムーズに進行できるかを
話し合って、詳細を決めて行く。

みんな意見が言えるようになって来た。
いい傾向だね(^^)

役者もね―
伝えたいことがあるから台詞を吐くんだよね。
伝えたい相手が存在する場合もあれば
今ここには存在しない相手
あるいは自分自身に語りかける場合もある。

言葉を発するときは、大抵理由がある。
自分じゃ理解していない場合もあるし
無口設定だったら、表出しないかもしれないけど
きっと心中では、何かを誰かに(何かに)
語りかけているのではないかな?

伝えたいことがあって、伝えようと頑張った経験があると
お客様への伝わり方が違うんじゃないか、という結論に
私は今のところ至っている。

年齢を重ねると存在感が出て来るのは
年齢を重ねることで、発言をする必要に迫られたり
判断しなければならない状況になったりと
自分で考え決断する機会が増え
そのおかげで、少しだけ面の皮が厚くなって
風格が出て来るのかも??

若い役者が重厚な役を演じるのが難しいのは
上記の理由が大半を占めるように思う。

ここで問題が一つ。
伝わりやすいのが言葉ではなく
感情であるということ。

感情をぶつけてしまうと相手は言葉を聞けなくなる。

これは私もいっぱい体験済み(笑)

そして、他者にいっぱい体験させて来た(汗)

いいんだよね、感情が乗ってしまっても。
言えなくなるより、よっぽどいい…
と、誰もが思えるようになるといいんだけど
なかなかそうは問屋が卸さない。

相手が傷つけるような言葉を吐くときは
きっとこちらも傷つけるような言葉を吐いている。
理由もなく攻撃に転じる人は
そんなに多くはないはず。

ああ…
利害関係が生じると、難しいかもな…

けど、友人関係や公的に対等な関係においては
誰も嫌われたい人はいないと考えれば
成立するんじゃないかな。

なんてことを考えつつ、団員の変化を楽しんでおりまする(笑)

カニバル×夢幻合同公演~in まつもと~

2015年10月23日 23時50分15秒 | 日記
ああ~~ようやく終わりました!!
3日間に亘るDVD編集作業が本日完了!!!

DVDを心待ちしてくださっている方々がいる。
大変有難いことだ。

後は来月中旬の完成を目指し
レーベルとジャケット製作。

サンクス・ギビング・デーまでには
発売開始できるよう準備を進めて行く。


まつもと演劇祭メンバーは
来週末の本番に向けて、最後の追い込み中。

【まつもと演劇祭参加作品】
空想≠カニバル×夢幻工房合同公演
■タイトル  君ガ咲ク街
■脚本・演出 空想≠カニバル×夢幻工房
■会 場   まつもと芸術館 小ホール
■上演日程
 ①10/31(土)12:30~13:30
 ②10/31(日)16:30~17:30
 ③11/ 1(日)14:00~15:00
■出 演
 青木賢治・坂本真由美・村松沙理亜(以上、夢幻工房)
 佐藤健一・富井沙里・金田渚(以上、空想≠カニバル)
 窪田あゆみ(HOME)・土屋あかり(演劇集団ココロワ)
 窪田裕子

どんなふうに仕上がりつつあるのかな.。o○

本当はね…
小屋入り前に一度通し稽古を見学したかったんだけど
今週は予定がぎっちりで、タイミング合わず
来週の仕込み日まで観れないことが確定。。

かわいい子には旅をさせよ…というコトワザがある。

夢幻の団員たちが、他劇団のメンバーと協力し合い
舞台製作を進行する中で、様々な気づきがあることを祈る―

そして、お客様に楽しんでいただける舞台を
何としても提出してもらいたい。

私は私の出来る範囲で、協力していこう(^^)

ようやくフォークダンスの台本を脱稿―
ちゃっちゃと書けるようになれるといいのに。

あーっ!
サンクスのキッズ台本もまだ完成していなかった…
構成は決めて、ダンスや基本の詩は渡してあるけど
作品として提出するには、きっちり台本で稽古しないとね。
土曜日の稽古まで仕上げねば…

しかしながらサンクスのチラシも上げねばならぬ―

じゃないと、せっかくのハロウィンが楽しめない!

そこかい!

と、一人ボケツッコミをしてみた〈笑〉

今週が勝負だ!