蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

2014年を振り返って

2014年12月31日 23時41分36秒 | 日記
大晦日!
2014年も終わりを告げようとしている―

今年も舞台本数が多く、それに伴い
執筆本数が多い年だった。

また、コミュニケーション講師や
MC講座講師などのご依頼や
「スイッチオン桜」始め
映像関係のお仕事依頼も多く
大変充実した一年だった。

今一度、一年を振り返ってみよう。

3月 O.M.C"小布施まち創りクラスタ"様主催
  『小布施パフォーマンス・ワークショップ発表会』
3月 第11回 劇団本公演
  『川中島、カケル! ~戦国の国人物語~』
3月下旬~1年間 INC長野ケーブルテレビ・チャンネルINC様で放映中!
  『スイッチ・オン 桜!』
4月 準劇・研修生による座内発表会
  『もも』&ワークショップ&交流会(構成・演出/青木賢治)
7月 スカパーTV時代劇専門チャンネル「池波散歩」出演
8月 某着ぐるみダンスの振り付け
8月 オープンエアシアター2014
  『0 zero』
9月 O.M.C"小布施まち創りクラスタ"様主催
  “小布施パフォーマンス・フェスタ”にて
  『おぶせうた☆ミックス・パフォーマンス』
  『センセイとダンナさま』
10月 小布施町六斉市にて小布施☆キッズ・シアターの発表
  『おぶせうた☆ミックス・パフォーマンス』
  『センセイとダンナさま』
11月 サンクス・ギビング・デー
  『むしばのむし』『紙風船』(短編劇2本)
11月 長野市こども未来部様主催の夢先案内人研修会
  『熱くなれないアラサーたち』
12月 小布施町芸能祭 小布施☆キッズ・シアター
  『センセイとダンナさま』
12月 夢先案内人第2回研修会
  『熱くなれないアラサーたち』
12月 茅野市まちづくり戦略室様主催
   土偶仮面の女神国宝指定記念演劇公演
  『5000年目の夕陽~女神たちの伝言~』

この他、団員も複数のTVCMや映像出演、声の出演
着ぐるみ関係など多岐に亘りお声掛けをいただいた。

ご依頼をいただきました皆様に
改めまして御礼申し上げます。

振り返ってみると、今年は児童劇が一本も上演できなかった。
全く宣伝が出来ておらず、良い作品があるのに
もったいなぁと思う。

とはいえ、更なる創作の効率化を図らねば
良い作品に仕上げることも難しいし
キャストに登用する団員を増やすことも急務。

先日の昇格試験で、研修生のマリちゃんが
準劇団員に晴れて昇格。
これを機会に依頼公演のキャストとして
戦力になる実力を身につけてくれることを祈る。

夢幻は団員募集を随時行っているが
公募をかけたことがなく、これも一考の余地がある。

2015年の課題は―

①広報・宣伝の強化
②団員の増加
③団員の役者としてのスキルアップ
④より良い作品を提出するための様々な創意工夫
 (特に台本執筆と舞台美術部門)
⑤事務所の設立を視野に入れた活動

⑤に関しては、かねてからの念願である。
本気で事にあたらねば、いつまでたっても実現不能―

夢幻の団員の成長を待つか
器を広げるか―

吟味しながらの一年にしたいと思います(^^)

『5000年目の夕陽』 終演☆

2014年12月22日 23時14分32秒 | 日記
2014年も残すところ10日か…
今年も舞台本数が多い年でした。
有難いことですね(^^)

本年最後の舞台となったのは
『5000年目の夕陽~女神たちの伝言!?~』

昨日、茅野市民館マルチホールにて
無事好評のうちに終演しました。

今回は、茅野市まちづくり戦略室様より
土偶“仮面の女神”国宝指定記念演劇公演として
ご依頼をいただき、製作する運びとなりました。

お声掛けいただきまして、誠にありがとうございました。

この舞台製作にあたり、尖石縄文考古館の館長さんとKさん
そして3人の茅野市職員さんに賛助出演していただき
茅野市民館のスタッフさんと長野三光のHさん
戦略室職員の皆さんに多大なご協力をいただきました。

夢幻工房からは、キャストとして
ケンジ君、サリアさん、ガンちゃん、もっちゃん
それに私が出演し、いつものことながら
全員がスタッフ兼キャストとして舞台に携わった。

皆さんのご協力で比較的スムーズに
仕込みからバラシまで行うことができて、ホッ。

芝居の出来の良し悪しは当然のこと。
舞台仕込みとバラシをスムーズに終えることが重要なのだ。

仕込みは一昨日の土曜日。

朝、暗幕が不足するかもしれないと思い
ケンジ君に倉庫まで取りにいってもらい
10:30から、市内で最後の稽古。

他の舞台と重なり稽古日数が少なく
再演とはいっても、後半部分は新たに創作。
つなぎ部分に身体表現を中心にした
イメージシーンを挿入したため
稽古もそれなりに必要となった。

私も出演することになっていたが
なかなか自分の稽古に手が回らず…
ただ今回は、一人の長台詞が多かったので
自宅で稽古を出来たのが良かった。

そんなこんなで、仕込み日の茅野へ向かう直前まで
稽古を入れることに(汗)

13:15、照明スタッフのHさんが稽古場に到着。
資材の積み込みをお手伝いいただき
13:35頃、茅野市に向けて出発。

15:30頃、茅野市民館に到着。
暫し休憩の後、16:00~17:30まで仕込み準備開始。
ホールで準備が出来れば良かったのだが
諸事情により、戦略室の方にお願いして
別の場所をお借りしていただき、作業を行った。
お手数をおかけしました(汗)

今回は、横幅2.5m×長さ7mのドロップを6本吊る演出プラン。
予算の都合上、大きなトラックは借りられない。
乗用車に積載できる資材と大道具だけで何が出来るか…
と、考えて決めたプランだった。

17:40、若干時間をオーバーしたが準備完了。
18:00から舞台仕込み開始。

今回は、芝居の後、シンポジウムが行われるため
そのための照明&音響&映像仕込みが必要。

しかしながら仕込み時間は、僅か4時間。
その中で、照明合わせ、サウンドチェック
役者陣の場当たりも行わねばならない。

次の日の開演は11:00のため
ゲネプロを行うのがせいぜいだ。

タイムスケジュールを作成し、色々検討したが

事前準備をしてから小屋入りしても
この時間内に終わらせることは不可能に近いな…
けど、やるしかない!

と思っていたが、スタッフさんの多大なご協力のおかげで
不可能に近かった仕込みと場当たりを
ほぼ予定時間内に終えることが出来た。

Hさんは勿論のこと、市民館スタッフさんも
皆さん舞台好きで、仕事をテキパキこなす素敵な方ばかり。
本当に助かりました。
ありがとうございました!

賛助出演の皆さんも20:00頃到着し、場当たりと
粗通し稽古を行うことが出来た。

22:15頃、市民館さんを出て、ファミレスで食事。

当初宿泊する予定ではなかったが
天候と体力が心配になり、最終的に宿泊を選択。
Hさんと私ともっちゃんはホテル。
他の3人は、ナント!マンガ喫茶に宿泊(^_^;)

 私も漫喫にしようかな…

と言ったら、みんなに反対された。
ま、年ですからね(笑)
しかも、キャストですし。。

そして、昨日の本番日は、8:30に小屋入り。
気になったシーンの場当たりと照明合わせを行い
9:30からゲネプロ開始。

私は、演出席に座らず、役者のスイッチ・オン。

…本来は、演出がチェックすべきだよね…

と思いつつも、大道具・照明・音響スタッフさんを信頼し委ねる。

演出兼役者をする場合、スタッフさんへの
絶大な信頼が必要だ。

Hさんには、オープンエアで毎回照明をお願いしているし
それ以外にも、商業公演時に仕込みとオペレーターを
お願いしているため、信頼度は高い。
音響のKさんは、今回初めてご一緒したが
最初からとてもセンスが良く、びっくり♪
元々芝居畑の方だったらしく、ラッキーだった。
何しろ音楽Q数がハンパなく多い芝居なので
K氏も最初は少し戸惑った様子だったが
ゲネプロは、ほぼ完璧にこなしてくださった。

もっちゃんが職員の皆さんをリードしてくれていたし
私は何も心配することなく舞台に立てて有難かった。

11:00、開演。
戦略室の方のお話だと、お客様も大勢入ってくださったようだ。
11:40、無事終演!
緞帳が下り、すぐにバラシ開始。
バラシ終了目標は12:30だが
同時進行でシンポジウムの準備開始。
13:00から、シンポジウムが始まるのだ。

職員の皆さんがお手伝いをしてくださり
時間内に無事バラシ終了!

慌ただしく、あっと言う間に終わった舞台だったが
概ね好評だったようです。

今日、戦略室のご担当者からご丁寧な
御礼のメールと地元紙の写真が届きました。

 

写真入りで掲載してくださり
有難いことだと思います。

昨年、県庁ピロティシアターで上演させていただき
それをご覧になった茅野市在住のI県議会議員さんが
茅野市の会議で、夢幻をご推薦くださり
今回上演させていただくことに…

大勢の方のお陰で、マルチホールという素敵なステージで
再び『5000年目の夕陽』を上演させていただくことが出来ました。

本当にありがとうございました!

ただただ感謝ですm(__)m

さて、次は劇団本公演(^^ゞ

感謝の心でガンバリマス!!

第2回 夢先案内人研修会♪

2014年12月17日 23時39分04秒 | 日記
昨夜から雪が降り続いている。
全国的に大荒れのお天気だ。

今週末に予定している茅野市での公演は
土曜日仕込み、日曜日本番だが
予算的な都合で宿泊せず、日帰り予定のため
道路状況がとても気になる。

万が一、凍結路で事故を起こしたら大変なことだ。

前日まで様子を見て、宿泊するか否か判断しよう。

今日は、長野市子ども未来部様主催の
夢先案内人研修会の2回目。

市民アンケートを題材にして書き下ろしたショート・コメディ
「熱くなれないアラサーたち」を再演させていただいた。

第一回研修会のアンケート結果を見せていただいたところ
この寸劇、かなりの高評価だった。
有難いことですね。

で、今回は2回目、前回より更に良い舞台に…と思って臨んだ。

役者の演技は、前回より良かったと私は思うが
芝居と言うのは、お客様との空気感によるところも大きい。
またアンケート結果を見て、次回に備えようと思う。

悪天候にもかかわらず、ご来場いただきました皆様
誠にありがとうございましたm(__)m

第3回夢先案内人研修会は、下記です。

◆日時 1月24日(土)10:00~12:00
◆会場 東部文化ホール

  

20歳以上の長野市民であれば、どなたでも登録できます。
独身の方でも構わないとのこと。
大勢の市民に結婚や子育てについて考えるきっかけになって欲しいということかな?

次回は「熱くなれないアラサーたち」の千秋楽でもあります。
ご予定がつきそうな方は、ぜひご登録・ご観劇くださいm(__)m


夜は、長野市芸術館サポーターズ倶楽部の忘年会。
サンクス・ギビング・デーにご出席くださった財団の方もいらしていた。
メンバーと再来年春に完成する芸術館で行う事業について話したが
方向性が明確でないので、この状況だと
言いたいことを言って終わるだけ。。
まあ、忘年会だからね。

どのような形でかかわらせていただくか…
真剣に考えるべき時が来ているのかもしれない…

本当の幸せって・・・

2014年12月14日 23時48分45秒 | 日記
今日は、朝7:00に衆議院選挙の投票を済ませ
7:30に家を出て、松本市立美術館へ向かった。

信州大学主催の地域戦略プロフェッショナル・ゼミ
『芸術文化の未来学Ⅰ』の受講が目的。
毎回1~2講座ずつを受講するのだが
今回は第6回と第7回、2つの講座を受けた。

このゼミは、会場が上田・松本方面が中心のため
受講者も東信・中信の方が多く
長野市内から通っているのは僅か数名。
そのうちのお一人、M・Iさんは
中央通り商店会の方で、とても気さくなお人柄。
前回から、Mさんの車に同乗させていただいている。
長距離運転が苦手な私にとって、神様のような方(^^)
本当にありがとうございますm(__)m

このゼミ、宿題の量がハンパない!
と言っても、普通の大学生と比較すれば
どうってことない量だけど
多忙な人間にとっては相当な負担。
が、ただ受講するだけよりも
明らかに身につき始めている…と実感している。

つまり、受動的では身に付かない、ということ。
能動的に自らの脳で考え、行動してこそ
自身の血となり肉となる、ということだね。

特に今回の宿題は、一見数学的に見えるもので
久しぶりに連立方程式を復習させてもらった。
蓋を開ければ、方程式は不必要だったのだが
図形の問題を解く面白さを、久しぶりに味わった。

何を隠そう、私は学生時代、数学が大好きだった。
回答は一つだけど、そこに辿り着く過程は幾通りかあって
そこが面白いんだよね。
ただ公式を覚えて、そこにあてはめるだけでは、つまらない。
なぜその公式になるのかを掘り下げるのも、面白かった。

宿題は、頭の体操のようなもので
ゼミのテーマ「閃き力を鍛える」に沿った内容だった。

前日、徹夜で宿題をやる羽目になったが
非常に楽しく充実した時間だった。

そんなわけで、またもや徹夜明けでゼミを受講することに。
ここ3回、前夜宿題をやって徹夜で受講、が続いている。
それでも、やらないで臨むよりは、
学ぶ脳に変換してゼミに臨んだほうが
講師の言葉が入ってきやすい。

復習も大事だけど、予習の効果は復習以上かも。

前回の第5回は「コーディネート力を事例から学ぶ」と題し
山田崇氏(塩尻市役所職員・塩尻商工会議所 出向中/nanoda代表)の講義だった。

空家を活用した活動と町づくりに関する体験を元にしたお話は
大変説得力のあるものだった。
私も、空家をお借りして事務所を設けようか…と
以前より本気で考えるようになった。

今日は下記の二つ。
第6回「ワークショップを設計する」
  特定非営利活動法人SCOP 北村大治 主席研究員
第7回「閃き力を鍛える」
  信州大学全学教育機構 有路憲一 准教授

ワークショップの設計に関しては
夢幻工房がプロデュースしている野外劇で
試行錯誤しながら体験していることであったが
改めて、重要なポイントを整理することが出来た。

閃き力に関しても、ポイントは体験からある程度
確立していたが、脳の構造を含め、再認識できたので
私にとっては、非常に有効だった。

ゼミ終了後、交流会に参加。
興味深い方々が大勢いる。
ここでのご縁が何かに繋がっていく可能性もあるよね。
そう考えるとワクワクする(^^)

Mさんとのご縁のおかげで「町づくり」に関して
以前より興味が湧いて来ている。
これまで、舞台芸術の地域振興という視点で活動を進めてきたが
「この町」の活性化に役立つ舞台芸術振興という考え方のほうが
町の皆さんに受け入れていただけるかもしれない…と。

より高度な舞台芸術を目指すと考えると
難しいところではあるが
そうかけ離れたものではないようにも思うし
もう少し掘り下げて考えつつ、模索していこう。

16:30に帰宅。
MAに行く予定だったが、連日の寝不足がたたり
ついに風邪の症状が出始めたようで、ガンガン頭痛が(^_^;)
申し訳ないと思いつつ、MAをお休みさせてもらった。
フォローしてくれた劇団員の皆さん、ありがとう。

夜、衆議院選挙の開票速報を見た。

ナント与党圧勝。。。

あいた口が塞がらなかった。

投票率は、過去最低の52.66% 前回より6.66ポイント減だって…

年齢別の投票率を確認したところ
20~25歳が最低で約35%

いかに選挙が大切か、なぜ投票に行く必要があるか
もっともっと対話していかねば、日本の未来が危う過ぎる。

まあ…なるようになる、という考え方もある。
落ちるところまで落ちれば、自らの愚かさを思い知ることになり
そこから再び這い上がればいい。

ただ見て見ぬ振りだけはしたくない。
ダメだとわかっていても、可能性が0%でない限り
明るい未来を信じて努力していきたい…
私は、そういう人間でありたいと思っている。

例え、悪足掻きだと言われても…ね(^_^;)

今回の選挙は、争点がはっきりしない選挙だった。
各政党のマニフェストを見ても
黒に近いグレーとか、白に近いグレーが多く
この点は良くても、こっちが…と
私自身も決めきれない部分が確かにあった。

政党にも迷いがあるのかもしれないと思ったりも。

これで本当に良いのか…

国の重要な選択の時である。

だからこそ、国民の未来、国民の幸せを本気で考え
行動出来る人に国会議員になっていただきたい、と…

問題は、何が幸せなのか…なんだけどね。

長期的に考えられる庶民は少ない。

一時は庶民の反発をかっても
長期的視野で国の未来を考え選択していくのが
議員さんの役割なはず。

本当の幸せとは何だろう…

与野党均衡状態になって、充分に対話を尽くし
選択して欲しいと願っていたが
与党圧勝と知り、その願いも空しく散った。

与党のキャスティング・ボートである公明党は
庶民の側の政党だったはず。
与党自民党が独断に走らぬよう、そして
国民の幸せは経済と物質的豊かさだけではないということを忘れずに
危うい時には忠告し、制止してくれることを、切に願う…

73年の時が過ぎ・・・

2014年12月08日 23時49分25秒 | 日記
日米開戦のきっかけとなった真珠湾攻撃・・・
今日で、73年目を迎えた。

1941年12月8日 真珠湾攻撃の日

原爆投下、終戦、真珠湾攻撃・・・

私が意識的に戦争を振り返る日。
歴史を振り返り、問題点を考える日。

人間の記憶は曖昧である。

取り分け私は忘れっぽいので
忘れたくないこと、忘れてはならないことは
日にちを決めて思い出すようにしている。

73年目の真珠湾攻撃の日を迎えた今日
新聞各紙には、これに関わる記事が掲載された。

◆NHKのニュース

北海道稚内市にある旧日本海軍の「幕別送信所」は
太平洋戦争の発端になった真珠湾攻撃を命じる暗号電文
「ニイタカヤマノボレ」を部隊に送ったとされている。
73年目の今日、送信所跡の建物には
戦争犠牲者を追悼するために
地元の市民グループメンバーが訪れ
 
 ここが太平洋戦争の始まりの場所
 悲惨な戦争を忘れてはいけない

と言う思いで戦争犠牲者を追悼し平和を願った。

◆東京新聞「戦争はゲームじゃない」
 真珠湾攻撃に参加した元零戦搭乗員の記事

真珠湾奇襲作戦時の零戦搭乗員だった
元海軍中尉の原田要さん(98歳)は
長野市在住で、二度と戦争を繰り返してはならないと
二十数年前から戦争体験を語り続けている。
「話すと当時のことを思い出す」と
半世紀近く体験を積極的に語らなかったが
1991年の湾岸戦争を見た若者が
「テレビゲームみたい」と話したと知り危機感を覚え
講演などを引き受けるようになったそうだ。
現政権は今年、集団的自衛権を認める閣議決定をした。
98歳の目には、平和国家の歩みが逆行し始めたように映る。
「戦前と同じ、割り切れない不安を感じて心配しています」と。

◆毎日新聞 元防衛大学校長・歴史家の五百旗頭真氏の記事より

国際政治とは「力の体系」であり、「利益の体系」であり
「価値の体系」です。甘いものではない。
自身の行動が招いた結果責任を引き受ける
「覚悟」が政治指導者には必要です。

唯我独尊の軍人を作り出してしまった旧軍の反省に立って
自衛隊幹部が「広い視野・科学的思考・豊かな人間性」を培うよう防大教育を展開。
また「シビリアンコントロール」(文民統制)を徹底してきた。
防衛大学校資料館内に設置した槙智雄初代学校長の記念室には
「服従の誇り」という言葉が掲げられている。
それは国民と政府に対する服従を意味している。
戦争を始めるのも、戦争を終わらせるのも、政治である。

1940年9月 三国軍事同盟締結(日本・ドイツ・イタリア)
1941年11月26日 ハル・ノート(米国からの対日文書)
   ↓
  日本軍の中国からの撤兵・ドイツ&イタリアとの同盟破棄
  中国を満州事変以前の状態に戻すことなどを要求
   ↓
  日本は米国からの最後通牒と判断

1941年12月8日 真珠湾攻撃 日米開戦
  日本は米国の出鼻をくじいて早期講和を目指したが
  宣戦布告文書が遅れ、米国民から卑怯とみなされ
  「リメンバー・パールハーバー」と戦意を煽る結果となった。

折しも12月14日は、衆議院選挙の投票日。

フジテレビ系FNNの世論調査では
衆院選に「関心がある」62.2%で
前回を大きく下回っているとのこと。


有権者は、選挙へ行きましょう。
争点の中に、原発や集団的自衛権の問題があり
日本の政治の岐路だと思います。

人ごとじゃ済まされない・・・
今後の自分たちの生活だけではなく
生き方、命にかかわる問題なのだ。

青年諸君、わからなければ自ら調べ
知識のありそうな人と対話をして
自分が住む日本にどうあって欲しいか
しっかりと考えて、一票を投じましょう。